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2018年12月22日 18:00 更新

冬至に運を呼び込む! かぼちゃ白玉ぜんざい【二十四節気の時短レシピ】

12月22日より、暦の上では「冬至」になりました。1年のうちでも、昼間の時間が長く、夜の時間が短い時期ですね。今回は、冬至の頃に食べるといい時短料理ということで、かぼちゃ白玉ぜんざいのレシピをお届けします。

皆さま、こんにちは。⼆⼗四節気ホリスティッククッキングスタジオを運営する細谷ゆかりです。

今回は、連載「二十四節気の時短レシピ」にて、かぼちゃ白玉ぜんざいのレシピをお届けします。

「冬至」とは?(12月22日~1月5日まで)

Lazy dummy

さて、いよいよ2018年の一年を締めくくる時期。今回のテーマは「冬至(とうじ)」です。2018年の冬至の日は12月22日、冬至の期間は12月22日~2019年1月5日までとなります。

冬至とは、一年で最も日照時間が短く(昼間の時間が短く)、夜の時間が長い日となります。このため、太陽の力が一番弱まり、この日を境に再び太陽の力が蘇って生まれ変わる日とされ、一陽来復(いちようらいふく)と言われます。

一陽来復は福が来るの?

一陽来復とは、中国の紀元前に書かれたという易経からの言葉で、“陰極まれば陽と転ず”という中国の陰陽の考えからきています。

一陽来復のもともとの意味は、「冬が続いた後、春の兆しが現れてくる」とあります。昔の人々にとって冬の季節は、寒くて食料が不足しがちで太陽の光が少ないことから、生死にも関わる時期。長く厳しい冬の期間が終わることは嬉しく、春が来ることを大いに喜んだことでしょう。

このことから、長く辛い日々が終わり福がやって来る、物事が良い方向に進む、めでたいことが再びくることを一陽来復というようになりました。ですので、一陽来復は、福が来る日と考えても良いのかもしれませんね。

「冬至」の頃に食べたい食材のポイント

冬至に食べたい運のつく食べ物を紹介します。

七草には、春の七草と秋の七草とがありますが、冬至の時には冬至の七種(ななくさ)というものがあるんですよ。この七種は、“ん”が2つ付く食べ物を良しとしています。

・南瓜(なんきん)=かぼちゃ
・人参(にんじん)
・蓮根(れんこん)
・銀杏(ぎんなん)
・金柑(きんかん)
・寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)=うどん

これら7つを食べるのが良いともされているんです。

これらは“ん”が倍つくことから、運盛り(うんもり)の食べ物とされ、“ん”は、いろはにほへと、が“ん”で終わることもあり、ここにも一陽来復の願いが込められてもいるのです。

注目の食材「かぼちゃ」と「小豆」

Lazy dummy

今回のおすすめ食材は、やはり運のつくかぼちゃと小豆の冬至コンビです。

運盛りの食べ物は、縁起担ぎだけではなく、栄養価としてもちゃんと意味があります。

かぼちゃは、まず豊富なβカロチンがあり、このβカロチンは体内でビタミンAに変換されて、免疫力を高める力で粘膜を強化して、風邪などのウイルスと戦かってくれると言われています。また、ポリフェノールの量も多く、抗酸化作用、殺菌作用、抗アレルギー作用に、動脈硬化や脳卒中の予防なども期待されます。

赤い色の小豆は邪気を払うとされ、解毒作用があり、胃腸を強くする働きがあるとされます。

「かぼちゃ白玉ぜんざい」の作り方

今回は、このかぼちゃと小豆という2つの食材で、温かい和スイーツを作りましょう! 冬至に運を呼び込む「かぼちゃ白玉ぜんざい」のレシピをご紹介いたします。

■かぼちゃ白玉ぜんざい

【材料】
<かぼちゃ白玉の材料>
かぼちゃ 100g
白玉粉 100g
水 約50cc

<ぜんざいの材料>
小豆缶 小1缶(210g)
水 50cc
メープルシロップ 小さじ1
塩 ひとつまみ

【作り方】
1.鍋に3mmほどに切ったかぼちゃを入れ、水を入れて茹でる。
2.かぼちゃが茹で上がったら取り出し、かぼちゃを潰しておく。
3.白玉粉の中に、かぼちゃと水を少しずつ入れながら手でこねる
4.耳たぶくらいの柔らかさになったら、かぼちゃ白玉を食べやすい大きさに丸める。
5.鍋で沸騰したお湯の中に、かぼちゃ白玉を入れて茹でる。

6.かぼちゃ白玉が浮き上がったらでき上がりなので、お玉などですくい上げ、氷を張ったボウルに入れて、一度粗熱を取る。<ここまでが、かぼちゃ白玉の作り方>

7.別鍋に小豆缶と水、メープルシロップを入れて火にかける。
8.煮立ったら塩で味を整えて、かぼちゃ白玉をもう一度入れて温める。

9.お椀などに盛って、でき上がり。

まとめ

一年の終わりの冬至、この時期は体を温めて休める時期です。冬は植物も葉を落とし、動物は冬眠をし、来る春に備えエネルギーを貯める時です。自然の摂理として、私たち人間もこの時期には外に向けてエネルギーを出し切るのではなく、寒さから体を守り冬養生するに相応しい時なのです。

春、夏、秋、冬以外の24の節気は、昔から私たち人間の暮らしに寄り添い、自然と共に過ごす知恵を教えてくれていました。忙しい現代の私たちの暮らしの中でも、この二十四節気が役立つのはDNAの中で知っていることなのかもしれませんね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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