【タイプ別】ハンガー選びのコツ! 収納しやすいクローゼットに変身
「服はたくさんあるのに毎日着るものに迷う」「取り出した衣類を元に戻せない」「取り出しにくいから着なくなってしまった」……そんなクローゼットの悩みを解決する方法の1つが、ハンガーの選び方です。毎日使うクローゼットをお気に入りのスペースにしてみませんか? 今回はハンガー選びのコツについてご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
朝の外出前や帰宅後は少しでも時間を有効に使いたいもの。クローゼットに掛かっている服が取り出しやすく、戻しやすいように整っていると着替えや片づけの時短になりますし、毎日使うクローゼットだからこそ、お気に入りの空間になっていると嬉しいですよね。
クローゼットを使いやすくするためには、衣類の整理は欠かせません。本当に着たい服だけが残ったら、次に整えたいのが楽に取り出せて、戻せる仕組みです。
ハンガー選びも、仕組みの1つ。せっかく着たい服だけが詰まったクローゼットにしても、取り出しにくい、戻しにくい、何だかごちゃごちゃして見える……というのでは残念。
今回はクローゼットを使いやすくするための、ハンガー選びのコツをご紹介します。
あなたはどっち? タイプに合わせたハンガー選び
質問です!
あなたはハンガーに掛かった衣類を取り出す時に
・服をスルッと引っ張ってハンガーから外していますか?
・ハンガーごと取り出して、服からハンガーを外していますか?
前者の方、後者の方、または服によって両方を使い分けているという場合もあるかと思います。
もし前者の「服をスルッと引っ張って取り出したい」という方には、木やアルミ、プラスチック製のハンガーがおすすめです。これらのハンガーは手触りがさらさらしているので、引っ張っても引っかからず楽に服を取り外せます。
服を引っ張って取り外したいのに、「すべらないハンガー」を選んでしまうと、見た目は気に入っていたとしても、毎回取り出しにくいというストレスに。それが続くと「ハンガーに戻せない」「床やベッドの上に置きっぱなし」の原因にもつながりますので注意が必要です。
無印良品の「アルミ洗濯用ハンガー」は、クローゼットにも活用できます。服が引っかからず、引っ張っても取り出しやすいですね。
後者の「ハンガーごと一旦手に取って、ハンガーから服を取り外している」という方は、お好みのハンガーを選んでいただけますが、例えば首回りが開いたセーターやカーディガンを多くお持ちの場合は、ハンガーを手に取るたびに、カーディガンがすべって落ちてしまうことも。そんな場合には、すべらないハンガーも適しています。
すべらないハンガーといえば、ベロア素材のスリムハンガーや、セーターなどがかけやすいMAWAハンガーなどがあります。
このように、自分がいつもどんなふうに衣類を取り出しているのか、どんなふうに取り出せるとストレスフリーなのかを考えながらハンガーを選んでいくと失敗しません。
取り出しやすさ・戻しやすさにこだわったハンガー選び
ハンガー選びも何を優先したいのかによって、選ぶアイテムが変わってきます。上のAとBのハンガーはどちらもボトムス用ハンガーです。
横幅が限られたスペースにできるだけ衣類を収納したい場合は、Aのハンガーの方が省スペースになり、その分他の衣類を掛けるスペースが作れます。省スペースハンガーを使うことで横にギュウギュウに掛けるのを防げるので、衣類全体が出し入れしやすくなります。
ですが、Aのタイプのハンガーはピンチで挟む必要があるので、実はややハードルが高いのです。私も以前はAのハンガーを使っていましたが、Bのハンガーに変えたことで出し入れが楽になりました。
Bのハンガーは出し入れの手間を楽にしたい場合や、縦長の空間を上下に分けて衣類を収納したい場合にも向いています。さっと取り出せるし、掛けるだけでOKなので楽ですね!
ボトムスハンガーは向きにも注意!
掛けるだけでOK ! なボトムスハンガーでも、アイテムによっては使い勝手が変わってきますので要注意。
例えば、上のAタイプとBタイプのボトムスハンガーは、一見同じように見えるのですが、実はボトムスを掛ける部分の向きが反対になっています。
ハンガーをどの向きで掛けるのかも、人によって違いますが、Bタイプの方がハンガーをバーに掛けたままボトムスを戻すこともできますね。
購入する際は、実店舗であれば実際にハンガーに掛けた状態にしてみましょう。ネットで購入される場合も、実際に使うとどのようになるのかをシュミレーションされることをおすすめします。
選ぶハンガーによって使い勝手も変わってきます。一度購入してしまうと手放しにくいので、購入する前に使い勝手にこだわって選んでくださいね。
衣類に合わせたハンガー選び
セーターなども畳まずに掛けて収納したい、という場合はすべらないハンガーを選ぶと、セーターの肩部分に跡がつきません。衿部分が開いている服、重さのあるカーディガンなどは、ハンガーからずり落ちてしまいがち。すべらないハンガーならその点もカバーできます。
また、Aのようなハンガーは肩に跡が残りにくいのがメリットですが、ハンガー自体の幅が1センチ程あります。できるだけ多くの衣類を収納したい場合は、Bのスリムタイプのハンガーがおすすめです。お持ちの衣類の特徴に合わせて、2タイプを使い分けるのも1つの方法です。
ハンガーを揃えるメリット
クローゼットが全体的にごちゃごちゃして見えるのがストレス……。ハンガー同士が引っかかって衣類が取り出しにくい……。そんなお悩みはハンガーを揃えることで解決することも。
ハンガーを揃えるためには、それなりのコストがかかります。私もハンガーにお金をかけるのは……と思っていたのですが、思い切って揃えてみると、クローゼットが本当に変わりました!
上の左側の写真のように、同系色の衣類でもハンガーがバラバラだと、どこか雑然と見えますね。反対に、右側の写真のように、カラフルな衣類もハンガーを揃えることでスッキリ取り出しやすそうです。
ハンガーを揃えるのは見た目を整えるだけでなく、衣類を選びやすくしたり、戻しやすくするメリットも。「ハンガーを揃えたことで、以前よりも服を大切にするようになりました」というお声も頂きます。
お気に入りのクローゼットにするための最後の仕上げとして、ハンガーを揃えることは効果がありますよ。
まとめ
たかがハンガー? されどハンガーです。毎日使うクローゼットだからこそ、ハンガー1つで使い勝手が変わってきます。衣類の整理が終わったら、自分に合ったハンガーってどれ? を意識して整えてくださいね。