釘が刺せないコンクリート壁に穴を開ける方法&代替アイデア
棚を設置したいけれど、コンクリート壁だからできないとあきらめていませんか? 今回は、コンクリートの壁に釘で穴を開ける裏技を特集。壁の素材をチェックする方法や、賃貸物件の場合などにおすすめの代替アイデアと合わせてご紹介します。
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コンクリート壁は釘が刺せない?
壁に穴を開けようとする際、まず壁の素材にどんなものが使われているかを知る必要があります。壁の素材を確認する方法にはさまざまなものがありますが、最も手軽でおすすめなのが、虫ピンで刺してみるという方法です。
壁に虫ピンを刺そうとしたとき、ほどんど先に進まない場合はコンクリートの壁の可能性が高いです。
他方、壁に虫ピンを刺そうとしてみると、すんなり刺さり取り出してみたら白い粉が付着していたという場合は、石膏ボードです。虫ピンが刺さり取り出しても何も付着していなければ、ベニヤ板の可能性が高いでしょう。
まずは、どのような壁か確認しましょう。
コンクリートの壁に釘を刺すには
下穴がマスト
コンクリートの壁に穴を開けたい場合は、はじめに下穴を開ける必要があります。穴を開けるには、振動ドリルやハンマードリルといった器具が必要になります。差し込みたいネジよりも深く穴を開けなくてはいけないので、使用するドリルに、目印をつけてどこまで差し込むかを決めてから取り掛かりましょう。
ドリルで穴を開けたあとは、穴のなかにコンクリートの粉が残っています。うまくネジがはまらなくなってしまうので、粉は取り除いておいてくださいね。
振動ドリルやハンマードリルは、よほど日曜大工を頻繁に楽しんでいる方でないと持っていないと思います。思い切って購入してもいいのですが、こうした工具はホームセンターなどで有料でレンタルできる場合も。お近くの店舗で確認してみるといいですね。
コンクリートアンカーを使って
穴が開いたら、次はコンクリートアンカーを設置します。コンクリートアンカーとはコンクリートに差し込んで使用するボルトのことです。ドリルで開けた穴に差し込み、内側を開くとしっかりと固定されます。あとは、設置したいものをアンカーに付いているネジで取りつければOKです。
穴を開けてはいけない賃貸物件はどうする?
持ち家であれば、開けたいところに穴を自由に開けることができますが、原状回復義務がある賃貸物件ではそうもいきません。
画鋲による小さな穴の場合も注意が必要です。例えば、壁にポスターを貼ったり時計をかける場合、開ける穴の直径は1mmぐらいでとても小さいものでしょう。けれども、長く使用していたために穴が広がってしまい、目立つ穴がある場合は、原状回復をしなければならないケースもあります。
では、壁に写真を貼り付けたり、衣類をかけておきたい場合はどうすればいいのでしょうか?
代替アイデアを紹介します。
コンクリート壁に穴を開けない方法も
壁に大きな穴を開けるのがはばかられるという場合は、強力な粘着力のあるフックで代用する方法がおすすめです。3~4kgまでのものなら、かけておくことのできるフックもあります。
ただし粘着力が強すぎて、重いものをかけてしまうと壁紙ごと剥がれてしまう場合があるのでご注意ください。
パンチングボードなどの板材を壁に立てて使うという方法も。こちらの商品は、壁に突っ張ることによって自立するもの。穴にフィットするフックを使って、かけておくスペースを作ることができます。
棚付きのペグボードを使うのもあり! いろいろなものが置けるようになりそうです。
まとめ
壁に穴を開ける際は、事前に壁の素材をチェックしましょう。しかるべき工具を使えば、コンクリートの壁にも穴を開けることができますよ。しかし、賃貸物件の場合は穴を開けることをNGとしている場合が多いので、代替アイデアを活用してものを飾ったりかけたりしてください。
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