セーターのエリや袖口をヨレさせない洗濯術&変形を元に戻す裏技
冬のおしゃれに欠かせないセーター。どんなに気をつけて使っているつもりでも、洗濯するごとに少しずつへたってきてしまうものです。とくにエリや袖口はヨレやすい部分。そこで今回は、セーターのエリや袖口がくたびれるのを防ぐ洗濯術を特集。衣替えでまとめて洗濯するいま、正しいケアをして保管してくださいね。
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セーターのエリがヨレない洗濯方法
洗濯ネットはマスト
ウールなど扱いにくい素材を使ったセーターであっても、ものによっては家でお手入れできる場合があります。繊細な衣類は手洗いが基本ですが、洗濯機を使って洗っていいものはできれば洗濯機で洗ってしまいたいですよね。まずは洗濯表示をチェック! 洗濯機で洗濯できるかを確認してください。
セーターを洗濯機で洗う場合、おしゃれ着用洗剤を使う、水の温度を低めにする、手洗いコースやドライコースなど衣類にやさしい洗い方をするなど、いくつかルールがあります。なかでも絶対に使ってほしいのが洗濯ネットです。
洗濯ネットには、洗濯するときの衣類同士がこすり合うことでおこる摩擦から守るだけでなく、引っ張られるなど衣類に負担がかかるのを防ぐ働きがあります。とくにウール素材などのセーターはとても繊細なため、摩擦が起きたり引っ張られたりすると、大きなダメージを受けてしまいます。エリや袖口がヨレの原因になるので、必ず洗濯ネットを使用してください。
なお、セーターは1つのネットに1枚が原則です。複数のセーターを1つの洗濯ネットに入れると、セーター同士がからんで引っ張られることが起きてしまいます。また、洗濯ネットにいれるときには、汚れやすいエリや袖口を外側にしてたたんで入れることもお忘れなく。
日陰に平干しでヨレ防止
セーターのへたりを防ぐには、洗い方だけでなく、干し方にも注意する必要があります。通常の洗濯物と同じようにハンガーにかけて干すのはあまりおすすめできません。干したときの自重でセーターが下方向に引っ張られ、セーターが伸びてしまうからです。干し方によっては袖や身頃だけでなく、エリや袖口が伸びてしまうことも……。
セーターは平干しが基本です。平干しとは、平らな場所に衣類を広げておいた状態で干すことをいいます。ハンガーにかける場合と比べて場所をとってしまいますが、重力がかからないため衣類が引っ張られることがなく、型崩れを防げるのです。
平干しするスペースがないという方は、複数のセーターをまとめて平干しできるネットハンガーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
さらに、干すときには日陰の場所にしましょう。セーターに限ったことではありませんが、繊維は直射日光を受けると黄ばんだり色あせしたりすることがあります。できるだけいい状態をキープするためにも、陰干しをするといいですね。
伸びてしまったセーターを戻す裏技
ヘアトリートメントを使って
注意してお手入れしていても、セーターを長く使っているとどうしても伸びたり傷んだりしてきてしまうものです。完全に元に戻すことができませんが、ちょっと一工夫することでセーターの伸びを改善することができます。
なかでも手軽でおすすめなのが、ヘアトリートメントを使う方法です。
・ヘアトリートメント 15g
・お湯 適量
・洗面器
1. 洗面器を用意してなかにぬるま湯を入れ、ヘアトリートメントを加えてよくかき混ぜてください。セーターの洗濯表示を確認して使用可能な温度のお湯を使います。
2. セーターをヘアトリートメントを加えたお湯のなかに浸して全体になじませたあと、やさしく押し洗いします。
3. 水気を切ります。セーターを引っ張らないよう、しぼるというよりは手で包むようなイメージで。
4. 直射日光のあたらないところで陰干してください。
ウールのセーターは水にぬれることによって繊維が開いてしまい、これが縮みや変形の原因となっています。それをヘアトリートメントで膜を張ることによって、防ぐというわけ。
ヘアトリートメントは、アモジメチコンという毛にキューティクルを張ってくれる成分が入っているものだと効果が期待できますよ。
スチームアイロンを使って
スチームアイロンを使って伸びを解消する方法もあります。
スチームアイロンの蒸気をセーターに噴射させて、軽く蒸らします。蒸気によって繊維がやわらかくなっているときは、セーターの編み目が広がっていて比較的自由に形を変えることができます。この状態で、手を使って伸びてしまったエリや袖口を整えていくのです。
水分を含んで繊維が緩んでいるうちに作業をしてくださいね。
まとめ
セーターのエリや袖口のヨレは、洗濯のやり方次第である程度防ぐことができます。伸びてしまっても、ヘアトリートメントやスチームアイロンを使って形を整えて気にならなくすることも! 次シーズンで伸びたものを着用することにならないように、衣替えのいましっかりとケアしておいてくださいね。
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