【シャツの黄ばみ・黒ずみの対処法】汚れの原因は?
白など淡い色のシャツは、きちんと洗濯していても、とくに皮脂汚れが付着しやすい襟裏には黄ばみ・黒ずみ汚れができてしまいます。これがなかなか頑固で、普通に洗っただけでは落とすことができません。そこで今回は、袖や襟裏などの黄ばみ・黒ずみを落とす方法を特集。汚れをつきにくくする裏技とあわせてご紹介したいと思います。
シャツの黄ばみ・黒ずみの原因は?
黄ばみ・黒ずみの汚れは、両方皮脂汚れなのです。
黄ばみ汚れは、付着した皮脂汚れが酸化したもの。そして、黄ばみ汚れを放置しておいたり、汗や皮脂が付着したところに、さらにゴミやホコリなどの汚れが加わったりすると、黒ずみになってしまいます。
きちんと洗濯している場合でも、洗いやすすぎの時間が短いと、皮脂や汗をしっかり落とすことができず、汚れが蓄積してしまいます。
週末にまとめて洗濯をしている場合も要注意。放置したことによって汚れが頑固化してしまったり、大量の洗濯物でしっかりと洗剤が浸透せず汚れ落ちが不十分となっている可能性があります。
シャツの黄ばみを落とす方法
用意するもの
肌に直接触れている時間が長い襟裏や袖は、汗や皮脂汚れをたくさん吸っています。そのため、毎日ちゃんと洗濯したとしても落としきれない場合があります。
とくに白いシャツの場合、黄ばみ汚れは目立ってしまうもの。表側から汚れが見えてしまっては大変です。
通常の洗濯で落とせない袖や襟裏の黄ばみ汚れは、ひと手間かけてみましょう。
以下のものを準備してくださいね。
・粉末タイプの酸素系漂白剤
・重曹
・容器
・スチーム機能つきのアイロン
裏技の手順
1. まず容器に粉末タイプの酸素系漂白剤と重曹を大さじ1ずつ入れ、100ミリリットルのお湯を加えてかき混ぜ、ペースト状にします。
2. できあがったペーストを、シャツの襟裏や袖の黄ばみが気になるところに塗布してください。汚れがしっかり隠れるくらいたっぷり使います。
3. ペーストの上からスチーム機能つきのアイロンをかけます。本体をじかにあてずに、スチームを汚れに噴射してください。すると蒸気の力で黄ばみ汚れがゆるんでいきます。汚れが頑固な場合は、何度か繰り返しましょう。
4. 汚れが目立たなくなったのを確認したら、いつものように洗濯用洗剤を使って洗濯機で洗ってください。
シャツの黒ずみを落とす方法
用意するもの
シャツの襟裏や袖に黒ずみ汚れができてしまうと、通常の洗濯では落としにくいです。そのため、黒ずみを取り除くために洗濯機に入れる前に、以下を行っておきましょう。必要なものは以下の通り。
・キッチン用の洗剤
・歯ブラシ
黒ずみの取り方
襟裏や袖に付着した黒ずみ汚れを落とす手順は、以下の通りです。
1. 襟裏や袖など黒ずみ汚れが気になる箇所を水で湿らせてください。
2. キッチン用の洗剤を塗布した上で全体になじませ、もみ洗いします。
3. 手で洗っても取り除けない汚れには歯ブラシが便利。毛先にキッチン用の洗剤をつけてこすり洗いしてください。あまり力を入れすぎると繊維にダメージを与えてしまうので注意。
4. ある程度黒ずみ汚れを落とすことができたら、洗濯機に入れて通常通りまわしたら完了です。
襟の汚れを防止する裏技
襟の裏にベビーパウダーをはたく
せっかく黄ばみや黒ずみを落としても、シャツを着用しているうちにすぐまた襟裏や袖が汚れてしまいますが、ベビーパウダーをかけることで汚れをつきにくくすることができます。
洗濯したあと、襟裏や袖など、汚れがつきやすいところにベビーパウダーをふりかけるだけでOKです。ベビーパウダーには皮脂を吸い取ってくれる作用があるため、たったこれだけでシャツにそのまま汚れがつきにくくなり、黄ばみや黒ずみが軽減されるのです。
洗濯あとの保管方法に注意
黄ばみ汚れがつきやすいと感じる場合は、洗濯あとの保管方法を工夫してみてもいいかもしれません。乾いたシャツをすぐにクローゼットにかけたり、たたんでタンスにしまったりすると、湿気が原因で黄ばみ汚れを助長することがあります。
乾いたように見えても、実はまだ水分が残っている場合もあるのです。しまうときには、湿気吸収剤を入れておくとよいでしょう。
まとめ
白いシャツにはとくに、黄ばみ・黒ずみは目立ってしまうので、できるだけしっかりと落としたいですよね。漂白剤やキッチン洗剤を使って、対処してみてください。また、できるだけ黄ばみ・黒ずみにならないようにするためには、ベビーパウダーを使って白いシャツにバリアを張るのがポイントです!