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2019年04月25日 22:00 更新

マットレスの凹みは戻せる? 寝心地をキープする応急処置の裏技

マットレスを長く使っているとどうしてもへたりや凹みが目立ってきてしまいます。買ってすぐのころの強い反発力を覚えていると、やりきれない気持ちになってしまいますよね。とはいえ、すぐに新調できない事情もあるはず。そこで今回は、買い替えるまでのあいだ、くたびれ気味のマットレスの寝心地をよくする裏技について解説します。

マットレスには寿命がある?

Lazy dummy

マットレスは十年が買い替え目安

一度ベッドやマットレスを購入すると、そのまま買い替えることなく数十年、あるいはそれ以上にわたって使い続けるという方、少なくないのではないでしょうか。ベッド自体は作りによりけりですが、マットレスに関しては寿命があります。

もちろん、マットレスの素材や作り、使用している人の体重や体型、使い方、使う頻度によって状況は異なりますが、長くても十年程度が買い替えどきだといわれています。

とくにへたりやすいのが真んなかのあたり。人はいつも同じ位置、同じ姿勢で寝る傾向がありますから、体重を支えるところがどうしても凹んでしまうのです。

凹んだマットレスを使い続けると?

Lazy dummy

凹みのあるマットレスで寝ていると、体の歪みに直結してしまうといわれています。そのため、寿命を過ぎたマットレスを長く使っていると、しっかり睡眠時間を確保しているにもかかわらず疲れが取れないということが起きてきます。

腰痛や肩こりなど、体に不調を覚えることもあるでしょう。人は一日のうち多くの時間をベッドの上で過ごします。マットレスから受ける影響の大きさを想像すると、マットレスの凹みは決して軽視できません。

マットレスを買い替えるタイミング

✔ マットレスに凹みがある
→目に見える凹みだけではなく、寝ころんだときに沈んでいる感触があるか

✔ マットレスからきしむ音がする
→音がしたら、金属が古くなっていたり、弾力が失われていたりする合図かも

✔ スプリングが当たるような感覚がある
→クッションが薄くなっていたり、破れている可能性があります

その他にも、違和感があれば"睡眠"、しいては健康に関わることなので買い替えを検討してくださいね。

マットレスの寿命を延ばす裏技

Lazy dummy

マットレスを裏返す

一度凹んでしまったマットレスはもとに戻すことができません。とはいえ、マットレスは決して安いものではありませんし、古いものを処分するのにも手間やお金がかかります。そのためすぐには新調できないという方も多いはずです。

そんなとき、ちょっとした工夫をすることでマットレスの寿命を延ばすことができます。最も手軽な方法としてまず試してみていただきたいのが、マットレスを裏返すというもの。

マットレスの多くは片面だけでなく、両面使用することができます。お使いのマットレスを確認して、裏面も使用可能であれば裏返して裏面を使ってみてください。

表面に凹みがあっても、裏面には影響がない可能性が高いので、新品同様の寝心地が得られるはずです。

凹んだ部分をタオルで埋める

Lazy dummy

凹んでしまったところにタオルを入れ込むという方法もおすすめです。まずは、使っているマットレスをよく確認して、凹んでいる箇所と凹みの深さをチェックしてください。その上で、凹みにちょうど収まるような大きさのタオルを用意し、うまくたたんで凹みを埋めます。

例えば、お尻のあたりにはフェイスタオルを一枚、肩のあたりにはハンドタオルを二枚という具合です。なんとなくマットレスの表面が平面にできたら、その上にトッパーを敷いて完成です。

トッパーとは、いわば厚みのあるベッドパッドのこと。ベッドパッドを併用するとタオルが気にならないはずです。

タオルが少なすぎては意味がありませんが、多すぎるとかえって寝づらくなってしまうことがあります。いろんなタオルを試して、なるべく快適だと感じるものを採用してください。

タオルには反発性がほとんどないため、マットレスの本来の寝心地を取り戻すことはできませんが、体の歪みを防止するという意味では効果的です。

まとめ

ちょっとした工夫でマットレスの寿命を長持ちさせることができますが、あくまでマットレスを新調するまでの応急措置です。ほどほどにして、古くなったらなるべく早く買い替えましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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