大掃除は部屋の壁も忘れずに! 油汚れ・シミをキレイに落とす裏技
日頃、フローリングやカーペットなど「床」はしっかり掃除するものの、壁はあまり掃除していないというご家庭も少なくないのでは? お恥ずかしながら筆者も普段は全くしていません。しかし、大掃除こそ、普段はしない場所のお掃除をするのに適したタイミング! ということで、部屋の壁汚れを落とす裏技を紹介していきます。
壁の油汚れを落とす裏技
ふとしたときに壁を見ると、汚れがこびりついていることが多いのがキッチンの壁。調理中に飛んだ油が付着してしまい、壁が黄色っぽく汚れてしまっていることも……。思わず「カバーを前もってつけておけばよかった!」と後悔するも、時、既に遅し。頑固な壁の油汚れは、水拭きだとなかなか落ちないことも多いので、重曹を使って落としましょう。
重曹水スプレーを使用
用意するものは、重曹水スプレーと雑巾、キッチンペーパー、そしてラップ。重曹水スプレーは100円ショップで手に入りますが、粉末状のものを溶かしてもOKです。その際は、水100mlに小さじ1の重曹を溶かしましょう。重曹は油汚れを溶解する働きがあるので、キッチン周りの他のお掃除にも大活躍! 1本ストックしておくと何かと便利ですよ。
キッチンペーパーでラップをすると効果的
重曹水スプレーが準備できたら、油汚れが気になる部分に重曹水をスプレーしましょう! 軽い汚れならそのまま雑巾で拭いても取れますが、時間が経って汚れが頑固になっている場合は、キッチンペーパーを当て、その上からスプレーし、ラップして10分ほどパックしましょう。あとは同じように雑巾で拭き取れば、油汚れが柔らかくなっているので、するっとオフできます。
頑固なヤニ汚れを漂白する
ヤニ汚れは一度ついてしまったら、水拭き程度では落ちません。普段のお掃除は、重曹水スプレーを吹きかけ、スポンジやブラシで優しくこすり、仕上げに水拭きを行う程度で十分! ですが、時間が経過し白い壁にべっとりと黄色い目立つヤニ汚れができてしまった場合は、それではなかなか落ちないでしょう。そんなときは「漂白剤」を使ってお掃除を!! しかし、柄や色が付いている壁は、漂白剤を使ってしまうと色が薄くなったりしてしまう可能性があるので、まずは隅の方で問題ないか試してから行ってくださいね。
壁のシミを落とす裏技
壁に付いてしまったシミは、どんなものでも原則ついたらすぐ拭き取るのがポイントです。しかし、時と場合によっては、気づかずに時間が経ってしまっていることも。そんなシミの落とし方をジャンル別にまとめてみました! いざというときに、参考にしてみてくださいね。
事前準備として、シミ周りの余分な埃を取っておくことと、換気をするのは忘れずに!
油性シミの落とし方
家事をしている間、子供どもがこそっと目を盗んで書いたクレヨンの落書きや、ついうっかりファンデーションがついた手で触ってしまった壁の汚れ。そんな油性の汚れは、時間が経つとなかなか落ちず、とっても厄介。
そんな油性のシミを落とすのに使えるのが、マニキュアの除光液。軽く埃を取ってから、カットした脱脂綿に除光液を含ませ、シミ部分を軽く叩くようにして汚れを落としていきましょう。シミが落ちたら、固く絞った雑巾で水拭きをし、除光液を取り去って。
水性シミの落とし方
血液のシミや果汁のシミなど、水溶性のものは、住居用の洗剤を使って落としましょう。シミ部分に洗剤をスプレーし、ラップを上から素早くかぶせます。そのまま15分ほど放置し、ブラシや歯ブラシなどで優しくこすってシミを落としましょう。洗剤が垂れないよう、要注意! 垂れそうな場合は雑巾を当てながらお掃除を。
その他のシミの落とし方
チョコレートやドレッシングなど油性水性、両方の性質を持つシミや、どちらの性質かわからないものは、まず油性のシミを落とすのと同じ要領でシミを落としましょう。一度水拭きして除光液の成分をきれいに拭き取り、それでもシミが落ちていない場合は、水性のシミを落とすのと同じ方法でお掃除を!
なかなか落ちないシミはどうする?
上記の対応策でもシミが落ちない場合。そんな頑固なシミの場合は、クリームクレンザーなどを使って物理的に削り取るしかありません。
砂入り消しゴム
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メラミンスポンジでこする
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雑巾やジーンズの布などにクリームクレンザーでこする
を順に試し、汚れ落ちを試していきましょう。
汚れを落としたあとは、その部分だけ目立ってしまう可能性があるため、その周りを水を含ませ、絞ったメラミンスポンジで、周辺をぼかすようになじませましょう。
まとめ
シミを落とす際、壁材によっては色が薄くなったり変色したり、表面が剥がれてしまう可能性があります。その場合は一番端など、目立たない場所でテストをしてみるのをおすすめします。「もう無理かも……」とあきらめないで、ぜひ試してみてくださいね!