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2018年12月20日 19:30 更新

【捨てられない人へ】難易度別、無理なく手放す方法と片付けのコツ

片付けが苦手な人の中に多いのが【捨てられない】タイプの人。ものを捨てるのって心が痛むし、まだ使えるかも? もったいない! なんて気持ちが邪魔をして、片付けがうまく進まないですよね。今回は捨てられないタイプの人必見! 難易度別に手放す方法をお伝えします。

Lazy dummy

こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。

今回は捨てられないタイプの人必見の、モノの手放し方についてご紹介します。

片付けが苦手な人の中には、捨てることに罪悪感を持つ方が多くいらっしゃいます。
「わたし、捨てられないタイプなんです」
「もったいないから捨てられない」
「いつか使うかもしれないから残しておきたい」
など、たくさんの声をこれまで聞いてきました。

でも、「もっと身軽に暮らしたい」「モノに囲まれた暮らしから抜け出したい」という声も多くなってきています。「ミニマリスト」という言葉もあるくらいですから、モノに執着しない暮らし方を理想とする人は増えているようですね。

捨てられないタイプの人に、無理に「すぐに捨てなさい!」というのはなかなか酷なもの……。手放し方には捨てる以外の方法もたくさんありますし、まずは小さなものから手放すことに慣れていきませんか?

今回は難易度別に手放せるものを分けてみました。少しずつ、ステップを踏んで気持ちよく手放せるようにしていきましょう!

【初級編】まずはゴミを手放そう!

モノが捨てられない人でも、ゴミは感情なしに捨てられますよね。

小さなものからで大丈夫! まずは、ここでご紹介するものから捨てていってみましょう!!

財布の中のレシートやカード

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まずはお財布の中を見てみましょう。

「え、部屋の片付けからじゃないの?」と思うかもしれませんが、普段必ず持ち歩いているお財布はゴミがたまりやすい場所。

レシートなら抵抗なく捨てられますよね。ポイントカードなども、有効期限の切れたものや、この先行くことのないお店のショップカードはこの機会に処分しましょう。

知らず知らずのうちにパンパンに膨れているお財布も、レシートやカードが減るだけでスッキリとして軽くなりますし、お金やよく使うカードも出しやすくなるのでおすすめです。

毎日使うものだからこそ、無駄なものを捨てたことによる効果をすぐに実感できます!

期限の切れた食品や薬

画像は、我が家で出てきた賞味期限の切れた調味料とレトルト食品。捨てることに比較的慣れている筆者の自宅にも、期限切れのものはいくつかありました。

捨てられないタイプの人の家ではもっと多いかと思います。モノを溜めこんでしまう特徴のある捨てられない人は、そのモノの多さから、一つ一つのモノの管理ができず、気づいたら期限切れのもので溢れていることがよくあります。期限の切れたものは残しておいても絶対に口にはしないので、こちらも手放しやすいですね。

チェックする箇所は、冷蔵庫、食品のストック場所、薬ケースなど。滅多に使わない調味料は、特に期限が切れている確率が高いので、要チェックです!

文房具

文房具ってついつい増えてしまいますよね。買ったもの、もらってきたボールペンや付箋など。

「全部使えるもの」と思ってしまいがちですが、一つ一つを手に取ってきちんと見てみてください。インクの切れているペン、カピカピに固まってもう出てこない糊、錆びている画鋲……きっともう残しておいても使い道のない文房具が出てくると思います。一つ一つ手に取って、使えるかどうか試してみてくださいね。

また、使えるけど書き味が悪いボールペンや、好みではない文具もこの際手放してみませんか?

普段使う文房具って、だいたい同じものをいつも選んでいると思うのです。使うことはできるけど、実際には使用シーンがない文具はないものと同じ。「使えるのにもったいない」と思うかもしれませんが、使わないのにいつまでも家に置いておく方がスペースがもったいないですよ!

ストックがたくさんあるもの

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よく片付けの現場で新品のタオルが収納庫からたくさん出てくるのですが、実際に今使っているタオルは使いすぎてゴワゴワ……というご家庭があります。せっかく新しいものがたくさんあるなら、この機会に古いものは手放してアップデートしましょう。

ここで「雑巾にする」と言う方もいらっしゃいますが、雑巾はそんなに必要ですか? 雑巾も枚数をしぼって残しましょう。

タオル以外に、下着、洋服、食器なども同じ。古いものにとらわれず、どんどん新しいものを使ってくださいね。

また「新品だけどうちでは使わない」というものは、人に譲る、寄付する、売る、という方法もあります。誰かに使ってもらうなら新品の箱付きのほうがいいので、その場合は無理に使わず、新しいうちに誰かに使ってもらいましょう。

【中級編】使えるけど使っていないものを手放そう!

初級編では、明らかに使えないものを手放してきました。

中級編では、「使えるけど使っていないもの」を手放していきます。少し抵抗があるかもしれませんが、自分と向き合ってモノとの付き合いを考えてみましょう!

タダでもらったもの

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試供品やノベルティ、イベントでもらった景品など、無料でもらったものって、使わずに結構溜まっていませんか?

ほしくて買ったものは使うけど、くれるからもらった、というものは、なかなか使わないもの。出番がなく、ずっと奥の方にしまわれたまま……なんてことは、よくある話だと思います。

たいてい無料でもらえるものにそんなに「イイもの」はないはずなので、使い道のないものは処分してしまいましょう。

合わないもの

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サイズが合わない服、古いデザインでもう着ない服などをいつまでもクローゼットにしまったままにしていませんか? また、一度使ったけど肌質に合わなかった化粧品、スキンケア用品なども同じです。

昔使っていた、いつか使おうと思って……とよく聞きますが、過去や未来への執着を取り払って「今の自分」を大事にしてくださいね。

まだ使えるものを手放すのはもったいないという気持ちは、誰しもあるので自然なこと。でも、使わないのはもっともったいないのです。使わないものをいつまでも置いておくと、使っていないことへの罪悪感は膨らむばかり。ぜひ手放すことにチャレンジしてみてくださいね。

読み終わった本

わたしは読書が大好きです。本屋さんに行くとつい気になる本を買ってしまい、時には10冊くらいまとめて買ってしまうことも。でも、本は本棚に入るだけ持つと決めています。

心に響いた言葉や、好きな文は何度でも読みたくなってしまいますが、ずっと置いておくわけにはいかないので、読書ノートに抜粋して書き写したり、本自体を手放しやすくするために工夫しています。

本が増える=存在を忘れられる本も増えるということなので、一度読んで満足したら早いうちに家から出すことをおすすめします。

特に、話題の本や新刊はフリマアプリなどでは、元の価格に近い値段でも売れるので、早めに売った方が絶対にお得!

本が多すぎて古本屋さんに持っていくのが大変な場合は、出張・宅配買取サービスもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。

人からいただいたもの

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人からもらったものって手放しにくいですよね。自分が欲しくてプレゼントしてもらったものならうれしいですが、お土産でもらった旅先の置き物や、好みではない服、人形、食器など家にありませんか?

使ってはいないけど、捨てるのは相手に悪いからとりあえず残しておく……という方は結構いらっしゃるようです。でも、モノにとっては使わないことが一番もったいない。

収納スペースもとるし、見るたびに「いらないけど捨てられない」と罪悪感を感じなければいけないなんて、ストレスも溜まってしまいそうですよね。

あげた側は案外なにをあげたか覚えていないもの。随分前にもらって、一度も使っていないものはこの機会に処分しませんか? 新品で使えるものなら寄付をしたり、バザーに出すのも一つの方法です。

【上級編】判断に時間のかかるものを手放そう!

上級編は、多くの人が悩むものです。判断に時間がかかるものは、なかなか重い腰が上がらないもの。日を決めて、家族で取りかかるのもおすすめです!

書類

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ダイレクトメールにお子さんのプリント、家電の取扱説明書、保険の書類など、家の中にはさまざまな種類の紙モノがあふれています。

紙モノの収納に悩む方はとても多く、どれを残すべきか、どれは処分しても大丈夫なのかがわからず、とりあえず全部残しておく……となってしまうようです。

基本的には、保管期間内のものだけ残すという考え方でOK。定期的に書類を見直す癖をつけて、期限切れのものを処分していきましょう。

ジャンル別にファイルなどで管理すると、ラクですよ!

思い出のモノ

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写真や子どもの作品はどんどん増えていきますよね。思い出のモノはつい「この時はああだったな」「あの時に作ったものだ」と、当時のことを思い出して感傷に浸ってしまい、手放すのにどうしても時間がかかってしまいます。モノ自体に記憶、思いが込められているからです。

無理に手放す必要はありませんが、収納スペースを圧迫するほどあるなら、数を減らしてみてはいかがですか? お子さんの作品などは、一緒に残すもの、手放すものを決めるといいですよ。

まとめ

今回は捨てられないタイプの人向けに難易度別でモノの減らし方をご紹介しました。ぜひ、年末の大掃除の際に、簡単なところから始めていってみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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