時短が叶う、キッチン収納アイデア【忙しいママの時短家事テクvol.5】

こんにちは。ライフオーガナイザー®/リユースマスター®の佐藤美香です。

小さな子がいると、抱っこをしながら調理、おんぶをしながら洗い物なんていうのは、よくあることですよね。こんな時、必要なものが片手でサッと取れると便利です。

手軽に手に入る100均グッズで、片手で取れる収納にしてみるのはいかがですか？

子どものイタズラ防止のために、子どもの手が届く場所にストッパーをつけているご家庭も多いですよね。ですが、イタズラは防止したいけど、出し入れを楽にしたい……というのが本音ではないですか？　特によく使うものは、サッと出せるようにしておきたいもの。

わが家では、よく使うビニール袋を、子どもの手が届かない吊戸棚の扉裏に収納しています。

写真は、キャンドゥのキッチン消耗品収納ケースを逆向きにして、両面テープで貼りつけたもの。片手で扉を開けて、片手でビニールを引き出せるので、とても便利に使っています。

食洗機を使用しているご家庭では、詰め替えの面倒を省くために、食洗器用洗剤を購入した時のケースや袋のまま使用している方も多いですよね。ですが、ケースは見た目的にも存在感がありすぎるものが多く、袋の場合は毎回のジップ部分の開け閉めが面倒です。小さなことですが、意外とストレスになっているのではないでしょうか？

フタが立つ保存容器でしたら、詰め替えもしやすく、片手で洗剤を出して、そのまま食洗機に入れることができるので便利です。透明か白いものにすれば、ケースの存在感も抑えられますね。

最近では、スッキリした形のファイルボックスが増えていますが、デコボコした形を活かした使い方もあります。わが家では、元々のファイルボックスの穴を活かして、吊戸棚に置き、手前から排水口ネットを取り出せるようにしています。

また、ファイルボックスには、保存袋やラッピング用のビニール袋、ワックスペーパーなどの細々したものをまとめて入れています。ファイルボックスの下部が細くなっているので、ファイルボックスごと取り出す際も、持ちやすいです。ラッピング用のビニール袋などは、横にある穴から抜き出しています。どの作業も片手でできるので、便利です。

最大の時短は、家族を巻き込むことではないかと思っています。お子様やご主人が手伝ってくれれば、その分ママは他の家事ができますものね。そのためには、家族に分かりやすくしておくことが大切です。

いつも使う食器は、子どもも手が届く高さに、一目で見えるようにして収納してみてください。お子様の年齢や食器の種類にもよりますが、ぱっと見て分かるようにしておくことで、取ってきてもらいやすくなります。

子どものお友達が遊びに来た時に使う食器など、カゴにひとまとめにして入れておくと便利です。カゴを渡せば、後は個々に使うものを取ってもらうだけ。小さなお子様でもできますね。

お休みの日の食事など、ご主人に作ってもらいたいなんて場合は、簡単に調理できるものを一緒に収納しておくと便利です。例えば、パスタをソース、うどんとつゆの素など。せっかく手伝おうと思った時に、材料が見つからないなんてことは避けたいですよね。

キッチンでは、できればあまり動かずに、調理や後片づけができるといいですよね。よく使うものにすぐ手が届き、すぐ戻せるようにしたいですね。とはいえ、あまりゴチャゴチャして見えるのも避けたいところです。少しのコツでスッキリ見せることや、便利なグッズを活用することができますよ。

キッチンツールの収納の仕方も、フックに引っかける、引き出しに入れるなど、いろいろありますよね。ですが、決まった場所に、毎回戻すのが苦手な方には、見える場所に一括管理がおすすめ。わが家では、口が広く、雑に投げ入れても倒れないものを探した結果、IKEAの花瓶で落ち着きました。中身が見えるので、探す手間も省けます。

また、よく使うすりおろし器や計量スプーンも一緒に並べています。素材の色を限定していることで、ゴチャゴチャして見えるのを防いでいます。

何かと使うキッチンペーパーや布巾ですが、よく使うだけにあちこちに置いてしまいがちです。その結果、お鍋や洗い物にあたり濡らしてしまうことも……。わが家では、吊戸棚に吊るすためのアイテムを使っています。便利なアイテムはどんどん利用してみるのもいいですよ。

忙しい毎日を過ごす中で、ほんの少し取りづらいことや、ちょっとした手間は、小さなことと後回しにしてしまいがちです。ですが、その小さなことの積み重ねが、大切な時間を奪っているかもしれません。小さなことと見過ごさずに、小さなうちに解消してみてくださいね。今回のアイデアが、お役に立てば嬉しいです。