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2019年05月23日 23:30 更新

銀食器の黒ずみを防ぐ保管方法は? ピカピカに戻す裏技も必見

ステンレスなどほかの金属と違って上品な輝きが持ち味の銀食器ですが、保管しているうちに銀特有の黒ずみが付着してしまうことがあります。ところが、扱い方を間違えると、変色したりツヤが失われたりしてしまいます。そこで今回は、銀食器の黒ずみが付着するのを防ぐ保管方法を紹介。本来の輝きを取り戻す裏技とあわせてご紹介します。

銀食器の黒ずみを防ぐ保管方法は?

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空気に触れないようにする

上品な輝きや触れたときの優しい印象など、ほかの素材にはない魅力がある銀食器ですが、取り扱いにちょっと手間がかかるのが難点。使おうと思って取り出してみたら、保管しているあいだに銀食器が黒ずんでしまった、という経験はありませんか?

銀食器が黒ずむ理由は、硫黄分によって硫化銀の被膜が張ってしまっているから。硫黄分は、手に付着しているほか、空気中に含まれています。毎日使って毎日洗っているなら、付きにくいのですが、しばらく放置してしまうと、気がつかないうちに反応してしまい、黒ずみが発生してしまいます。

黒ずみが発生しないようにするには、なるべく空気と直接触れないようにすることがポイント。

しばらく使う予定のない銀食器の場合は、袋や専用のシートに包んでおくとよいでしょう。または、クッキングペーパーや布で包んで、フリーザーバッグなど密閉性の高い袋に入れておくと◎。一緒に、乾燥剤を同封しておくと、さらに高い効果が期待できますよ。

直射日光を避ける

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日光も黒ずみの原因になる一つです。

銀食器は、直射日光が当たらないところに保管してください。ガラス戸のなかに保管している場合など、時間帯によって太陽が当たっていないか確認しましょう。

水分を取り除く

使用したあとに銀食器を洗うとき、きちんと汚れを落とすのはもちろんですが、仕上げに必ず乾拭きするように心がけましょう。しっかり水気を取り除いておくことで、黒ずみを付着しにくくすることができます。

銀食器の黒ずみを防ぐお手入れのポイント

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漂白剤は使わない

銀食器がどんなに汚れていたとしても、漂白剤を使用するのは避けましょう。漂白剤のように強い薬剤に触れると、銀食器が変色してしまったり、銀本来の美しいツヤが損なわれたりしてしまいます。

万が一、漂白剤に触れて銀食器にダメージを与えてしまった場合は、自分でなんとかしようとせず、専門家に依頼するのがいいでしょう。

漂白剤でじかに洗わなくても、桶やスポンジなどに付着したわずかな漂白剤が原因で銀食器のコンディションを悪化させてしまうことがあります。そのため、漂白剤をよく使用する場所で、銀食器を取り扱うのは控えるのがいいかもしれません。

洗いは丁寧に

最近は食器を食洗機で使っている方も多いと思いますが、銀食器を食洗機で洗うのはあまりおすすめできません。食洗機で使用される専用の洗剤が原因で、銀食器にシミが付着してしまうことがあるからです。

洗っている際に銀食器が別の食器などと当たって、傷ができることもあることでしょう。925シルバー(純度が92.5%の銀製品)や銀メッキが施されたのものなら問題ないといわれることもありますが、大切なものですから、やはり手で洗って拭くのが安心です。

黒ずんでしまった銀食器はどうする?

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黒ずみを一気に除去する裏技

銀食器に付着した黒ずみを一つ一つお手入れするのはなかなか手がかかるものが、とっても手軽に落とす方法があるんです。必要なものと手順は以下の通りです。

・アルミホイル
・水
・塩
・鍋

1. 水を入れた鍋を火にかけてください。
2. 沸騰したら大さじ1~2の塩、適当な大きさにカットしたアルミホイルを鍋に入れます。
3. そして、黒ずみが付着した銀食器が完全に浸るように鍋のなかに入れてください。
4. そのまま5分ほど煮立たせます。
5. 銀食器を鍋からあげると、すっかり黒ずみが取れているはずです。

アルミホイルを取り出してみると、やや黒くなっている箇所があると思います。お湯のなかで電気分解が起きたことで、銀に付着していた黒ずみがアルミホイルに移ったというわけです。

なお、銀食器を鍋からあげるときに、火傷しないよう気を付けてくださいね。

電気分解の注意点

ただし、製品のどこかに接着剤を使用している銀食器の場合は注意が必要です。電気分解を起こすと、接着力が失われてしまうことがあるからです。意図的にツヤ消しされた銀製品の場合も、本来の良さが失われてしまう場合があるのでご注意を。

まとめ

銀食器を長期間保存する場合は、なるべく空気や直射日光に触れないようにするのがポイントです。また、いつも使用している銀食器の場合は、洗うときに漂白剤を使用しないようにしてくださいね。万が一黒ずみが付いてしまった場合は、アルミホイルなどを使用した電気分解を試してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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