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2019年01月05日 18:00 更新

歯科助手とは? 歯科衛生士との違いや資格の取得しやすさを解説

歯科助手の資格取得をお考えの方に向けて、資格の種類や資格を取得するメリット、働き方などについてご紹介したいと思います。混同しがちな、歯科衛生士との違いについても着目。歯科助手の特徴をまとめているので、ご自身のキャリアを考える上での参考にしてください。

歯科助手の資格について

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歯科医師をサポートするための民間資格

歯科助手は、歯科医師をさまざまな面で補助するのが仕事です。治療を行うための準備をしたり、かたわらで業務をアシストしたりして歯科医師を助けます。歯科助手が従事する仕事の例として、以下のようなものが挙げられます。

・治療器具の準備や洗浄
・治療中に患者の唾液吸引や照明調節をして歯科医師をサポート
・歯型をとる用意や詰め物として使うセメントの準備
・受付や電話の応対、会計などの業務
・室内の清掃

クリニックによっては、受付や電話の応対、会計などを行う事務員を雇用していることがあります。その場合は、治療補助のみ対応します。

歯科助手資格の種類は?

歯科助手には国家資格はありません。ただし、民間団体による認定資格を持っていれば、歯科助手としてのスキルを保有していることを客観的に示すことが可能です。即戦力があると判断される傾向があり、就職しやすいだけでなく有利な条件が設定されていることがあるので見逃せません。代表的なものとして、以下の資格が挙げられます。

・歯科助手資格:公益社団法人日本歯科医師会
・医療事務管理士(歯科):技能認定振興協会
・歯科助手専門員:全国医療福祉教育協会
・歯科助手検定試験:日本歯科助手検定協会
・歯科医療事務検定:全国医療技能検定協議会

歯科衛生士と歯科助手はどう違う?

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歯科助手と混同されがちな職業に歯科衛生士があります。両者の最も大きな違いは、歯科助手が国家資格ではないのに対して、歯科衛生士が国家資格であるという点です。

歯科衛生士として働くには、大学や短期大学、専門学校などを卒業したうえで歯科衛生士の資格試験にパスしなくてはなりません。

歯科衛生士は、歯石を除去したりフッ化物などを塗ったり、歯科助手が行わない仕事に従事できます。小学校での歯磨き指導を実施することも可能です。

歯科助手資格取得のメリット

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求人が多い

歯科助手の求人はたいへん多いため、就職しやすい傾向があります。民間団体が認定している歯科助手資格を取得しておくことで、より条件のよい仕事が見つかるはずです。

歯科助手は、受付や会計業務で患者さんとじかに対応するだけでなく、診療報酬明細書を作成したり、治療補助を担当したりもします。幅広い職務をこなすことができる歯科助手は、たいへんニーズが高い存在です。

歯科クリニックは全国に6.8万以上ありますから、仕事を見つけやすいといえるでしょう。

在宅受験も可能

民間団体が認定している歯科助手資格のなかには、在宅で受験できるものもあります。例えば、技能認定振興協会が認定する医療事務管理士(歯科)の資格試験では、会場受験ではなく在宅受験(インターネット試験)を選ぶことが可能です。

自宅で資格試験が受けられるとなれば、リラックスした状態で挑めるだけでなく、忙しくて会場に出向けない方でも気軽に受験することができますね。

歯科助手の働き方

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歯科助手の年収は?

気になる歯科助手の年収ですが、正規社員の場合、200万円~300万円台といわれています。派遣やアルバイトなど非正規で従事する場合は、時給制となるのが普通です。1時間あたり900円~1,100円台が一般的。

なお、未経験でもOKなケースが多い反面、正規・非正規に関係なく、未経験者は経験者よりも給料が下がる場合がほとんどです。

キャリアアップできる?

はじめは歯科助手として仕事を始めながら、将来的に歯科衛生士の資格を取得するという流れも十分に考えられます。歯科衛生士としてキャリアアップをお考えの場合は、資格取得支援制度を用意しているクリニックを選ぶのがおすすめ。歯科助手として働きながら、よりスムーズに歯科衛生士の資格が取得できるでしょう。

無理なく働ける?

歯科クリニックでは、パートやアルバイトなどの形態で、自分の都合がいい時間に勤務できる場合が多いようです。育児中やダブルワークの方などは、予約制をとっている歯科クリニックを選ぶとよいでしょう。残業が少なくなる傾向があり、働きやすいはずです。

歯科クリニックの数はコンビニよりも多いといわれています。家から近いところなど、アクセスが便利な場所で仕事を探したい場合にもよいですね。

まとめ

歯科助手は、無理なく働くことができて、キャリアアップするチャンスもあります。ぜひ民間団体による認定資格も取得するなどして、自分にあった職場を見つけてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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