住まい 住まい
2019年03月05日 22:00 更新

ベビーシッターはどんな人に向いてる? 資格の種類と取得するメリット

仕事や病気などの事情で子どもの世話ができない親に代わって、子どもの保育を行うベビーシッター。「ベビーシッターになりたいけれど、自分にできるだろうか?」「特別な資格はいらないの?」など、疑問に思っている人もいるでしょう。今回は、ベビーシッターに必要な資質や資格について解説します。

ベビーシッターになるには資格が必要?

Lazy dummy

ベビーシッターになるためのルート

ベビーシッターになるために、国家資格のように必ず取得しておくべきものはありません。

子どもと関係する職業・保育士や幼稚園教諭は資格を必要としますが、ベビーシッターは、やる気さえあればなることができます。

ベビーシッターとして働くには、ベビーシッターを派遣している会社に応募し、登録するのが一般的です。

有益なベビーシッター資格は?

ベビーシッターになるのに、必ず取っておくべき資格はありません。しかし、資格を有しているほうがベビーシッターとして働く上でメリットが多くなる場合もあります。

例えば、ベビーシッター派遣会社によっては採用条件に「資格を持っていること」を掲げていることもありますし、資格を持っている方がお客様から信頼されやすいというメリットもあります。ベビーシッターとして活躍することを目指すのであれば、資格取得を検討してみてください。

ベビーシッターの資格には、公益社団法人全国保育サービス協会が主催している民間資格「認定ベビーシッター」や、日本能力開発推進協会(JADP)が主催している「ベビーシッター資格」があります。

また、ベビーシッター専用の資格ではありませんが、保育士免許や幼稚園教諭免許、助産師、看護師などの資格も、ベビーシッターとして働く際に役立ちます。

ベビーシッターの資格を取得するには?

Lazy dummy

それではここで、ベビーシッターの資格を取得する方法について見ていきましょう。

認定ベビーシッター

認定ベビーシッターは、ベビーシッターとして一定水準を満たしていることを証明する資格のこと。取得には2つのルートがあります。

1つ目のルートは、全国保育サービス協会が行っている認定試験を受験することです。受験には、次の3つの条件を全て満たす必要があります。

・満18歳以上であること。
・必要な研修を受講し、修了証を持っていること。
・ベビーシッターの実務経験があり、実務経験証明書を提出していること。

上記の条件を満たせば、認定試験を受験することができ、この認定試験に合格すれば、認定ベビーシッターの資格が与えられます。

2つ目のルートは、全国保育サービス協会が指定している保育士の養成学校で、養成講座を修了することです。各学校で、必要な科目を履修して単位を取得することで、認定ベビーシッターの資格取得をすることができます。

ベビーシッター資格

ベビーシッター資格は、子育てや子ども教育に関する基礎知識や実践力を証明する資格です。取得のためには、日本能力開発推進協会(JADP)指定の教育機関において必要なカリキュラムを全て修了し、認定試験を受ける必要があります。なお、認定試験は自宅で受験することができます。

ベビーシッターはどんな仕事?

Lazy dummy

ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターの仕事は、仕事や病気といった理由で子どもについているのが難しい親に代わって子どもを保育することです。多くの場合、ベビーシッターは依頼したお客様の自宅に伺って子どもの世話を行います。その内容は、依頼主によっても大きく異なりますが、子どもの食事や入浴、排泄の世話や、習い事への送迎、寝かしつけなど、多岐にわたります。場合によっては、子どもの世話をするだけでなく、家事や雑用を任されることもあります。

どんな人が向いているの?

Lazy dummy

「ベビーシッターになりたい」と思う人は、子どもが好きな人でしょう。もちろん、子どもが好きであることはベビーシッターとして大切な資質です。ですが、ただ子ども好きなだけではベビーシッターは務まりません。では、どんな人がベビーシッターに向いているのでしょうか。

責任感のある人

ベビーシッターは、子どもの命をあずかる仕事。子どもの安全を考えて行動できる、責任感のある人が向いています。

体力のある人

子どもの相手をするのは、とても体力がいるもの。ベビーシッターに体力は欠かせません。

コミュニケーション能力のある人

ベビーシッターとして働くには、子どもとはもちろん、保護者との信頼関係が大切です。しっかりとコミュニケーションをとって信頼関係を築ける能力のある人は、ベビーシッターに向いています。

ベビーシッターの働き方は?

ベビーシッターの多くは、正社員でなく、派遣社員やパート、アルバイトといった雇用形態で働いています。週に1日、1回3時間くらいから働くことのできる会社もあるため、「まずは短時間から始めてみたい」「空いた時間を有効に活用したい」という人でもOKです。

勤務時間は依頼主の都合によって決まるため、給料は固定給でなく、時給制を採用しているベビーシッター派遣会社がほとんどです。

まとめ

ベビーシッターになるために、資格は必要ではありません。しかし、想像してみてください。大切な子どもをあずけるときに資格がある・なしでは、どちらの方が安心できるでしょうか。資格を持っていることが信頼や安心材料となったり、知識を有していることの証明にもなります。ベビーシッターとして働く場合は、ぜひ資格の取得を検討してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-