アロマテラピー検定はどんな資格? 試験内容や取得後の活かし方
アロマテラピー検定をはじめて受けようと考えている方に、資格に関する概要や試験の特徴、資格を取得するメリットについて紹介。そもそも、アロマテラピー検定は独学でも合格できるものなのかについても掘り下げていきます。
アロマテラピー検定の資格について
リラックスなど癒す方法として使われるアロマテラピーですが、植物から抽出した濃度の高い精油を使用するため、取扱いには注意が必要です。そのため、アロマテラピー検定で正しい知識の習得、仕事への活用として資格を取得しようとする人も増えています。
ここでは、検定の概要について説明していきます。
アロマテラピー検定とは?
公益社団法人日本アロマ環境協会が実施している民間資格がアロマテラピー検定です。1999年にスタートしたこの資格は、2018年6月時点で受験者数が累計45万人を突破。アロマテラピーを安全に楽しむうえで必要な基本知識を身につけることができます。
資格取得に応じ、アロマアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピストなどとして活躍することが可能です。
アロマ関係の資格はほかにもある?
アロマテラピーの認定試験は日本アロマ環境協会が実施しているものだけではありません。日本アロマコーディネーター協会が実施するアロマコーディネーターライセンスに合格すると、アロマインストラクターとして活躍することが可能です。
ナード・アロマテラピー協会が実施する認定試験に合格すると、アロマ・アドバイザー、アロマ・セラピスト、アロマ・インストラクター、アロマ・トレーナー、アロマセラピスト・トレーナーとして活躍することができます。
これらは日本国内の資格ですが、国際アロマセラピスト連盟や国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟などのように国外の資格もあります。
アロマテラピー検定試験について
アロマテラピー検定試験は、日本でポピュラーな認定試験のひとつです。アロマテラピー検定試験について詳しくみていきましょう。
アロマテラピー検定試験のスケジュール
アロマテラピー検定試験は、毎年5月と11月の2回行なわれています。アロマテラピー検定は1級と2級があり、同日に2つの階級を受験することも可能です。
受験資格は必要?
アロマテラピー検定の試験を受けるために必要な資格はありません。年齢や実務経験を問わず受験することができ、札幌や青森、東京、横浜のほか、釧路や鹿児島でも実施されています。受験料は2級が6,480円(税込)、1級が6,480円(税込)です。いきなり1級を受験することも可能です。
試験内容は?
試験では筆記テストと香りテストが実施されます。筆記テストはすべてマークシート方式です。香りテストでは精油の香りを実際に嗅ぎ、精油名を答えるというものです。
2級ではアロマテラピーの基礎知識が問われ、出題範囲の精油数は10種類。香りテストの範囲は10種類になります。1級は2級の出題範囲に加え、トリートメント方法などより実践的な内容が含まれます。精油数も30種類となり、香りテストの範囲は17種類になります。
アロマテラピー検定は独学でも合格できる?
アロマテラピー検定の合格率は約90%と非常に高く、公式テキストが販売されているので独学でも十分に合格が狙える資格です。開催元の日本アロマ環境協会が発表したデータによると、勉強期間について受験者の37%が3カ月以内、31%が2カ月以内、25%が1カ月以内と回答しています。テキストを購入ししっかり読み解けば、短期間での合格も十分に狙えそうです。
アロマテラピー検定資格を取得するメリット
合格率の高いアロマテラピー検定資格。合格するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
アロマセラピストとして働ける
アロマテラピー検定試験に合格すると、アロマテラピーの幅広い知識が身につきます。そのため、アロマセラピストとして働くことが可能です。
キャリアアップできる
アロマテラピー検定試験に合格した後、指定の講習会を受講したり、さらに資格を取得することで、アロマアドバイザーやアロマテラピーインストラクターとして活躍することができます。
自己の生活に役立つ
アロマテラピー検定試験は、仕事だけではなく実生活に活かすために資格を取ろうとする方も多いようです。アロマテラピーの幅広い知識を身につけることで、「友人に褒められた!」「家族のケアができた!」という声も多くみられました。
まとめ
アロマテラピー検定試験は、約90%という高い合格率を誇っているだけではなく、1カ月間の勉強でも合格できる比較的やさしい資格として注目されています。資格を取得すれば、仕事にはもちろん、実生活に活かすこともできますよ。年に2回開催されているので、気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。