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2019年01月09日 07:00 更新

旅行業務取扱管理者資格って? 受験するために必要なこととは

旅行業界で唯一、国家資格として認定されているのが「旅行業務取扱管理者」です。旅行業務取扱管理者は、旅行のプロとして旅行の企画立案や実施に関するさまざまな業務を行います。今回は、旅行業務取扱管理者について詳しい仕事内容や、受験の内容についてご紹介。

旅行業務取扱管理者ってどんな資格?

Photo by Capturing the human heart. on Unsplash

家族旅行を計画したとき、人数が多ければ多いほど、面倒なことは避けたいもの。そんなとき強い味方になってくれるのが旅行会社の窓口でしょう。実は、いつも見かける旅行代理店、営業所ごとに1人必ず国家資格取得者が在籍しています。それが旅行業務取扱管理者です。

旅行業務取扱管理者が活かせる仕事って?

旅行会社に憧れを持つ人は多いでしょう。カウンターできれいな制服をまとい、笑顔で旅行のプランを提案する仕事は、とても華やかです。旅行業務取扱管理者の資格を持っていると、窓口業務だけではなく、ツアーコンダクターやツアープランナーとしても活躍することができます。

資格の種類

旅行業務取扱管理者の資格は、国内旅行業務に関する取扱いが可能な「国内旅行業務取扱管理者」と国内旅行と海外旅行、両方の取扱いが可能な「総合旅行業務取扱管理者」の2種類があります。

資格取得のメリットは?

毎年数々のサイトや雑誌で発表される希望先就職ランキングでも、常に人気を誇る大手旅行会社。競争率の高い業界だからこそ、資格を持っていると大きな武器になるでしょう。

旅行業務取扱管理者は、旅行業界で活かせる資格のうち、唯一の国家資格として知られています。旅行会社では営業所1つにつき1名以上の旅行業務取扱管理者が必要になるため、中途入社の応募資格として、この資格の保有者を挙げる企業も少なくありません。そのため、履歴書に明記することができると、大きなアピールポイントになるでしょう。

旅行業務取扱管理者の資格取得の方法

Photo by Nils Nedel on Unsplash

旅行業務取扱管理者は旅行業界で活躍したいなら、取得しておきたい国家資格です。では、受験資格を含めた試験情報をチェックしていきましょう。

受験資格必要なし

国家資格というと、受験資格が厳しく定められているようなイメージを持つ人も少なくありません。しかし、国家資格の旅行業務取扱管理者には受験資格が設けられていません。年齢はもちろん、学歴や実務経験などの受験資格が定められていないので、勉強さえすれば誰にでも資格を取得できるチャンスがあります。

試験の難易度は?

Photo by Enrico Mantegazza on Unsplash

旅行業務取扱管理者の試験は、すべてマークシート方式。各科目が、6割以上正解すれば合格になります。

気になる合格率は、平成30年の結果は27.1%(※)。結果から、難易度は高めといえるでしょう。

(※)平成30年度 総合旅行業務取扱管理者試験 実施結果
https://www.jata-net.or.jp/seminar/exam/guide/result/pdf/h30_ajissirepo.pdf

総合と国内どちらを選ぶ?

旅行業務取扱管理者を受験してみよう! と決意した方でも、気になるのは国内と総合、どちらを受験するべきかということでしょう。国内旅行のみならず、海外旅行に関する業務についても対応できる総合旅行業務取扱管理者のほうが、業界内での評価は高そうです。

しかし、担当業務が広いということは、試験の範囲も広がるということ。確実に資格を取りたい! という場合は国内旅行業務取扱管理者からチャレンジすると良いでしょう。また、国内旅行に関する試験範囲は重複している点も多い上、2つの資格は同時受験が可能です。2つ同時にチャレンジしてみるのも◎。

まとめ

旅行業務取扱管理者は、旅行業界で唯一認められた国家資格です。旅行会社では、営業所ごとに1名以上、旅行業務取扱管理者が必要とされる背景もあり、資格があれば再就職の際に大きな武器になるでしょう。国家資格でありながら受験資格の縛りがないのもポイント。気になる方は、ぜひ試験情報をチェックしてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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