炊飯器の嫌な臭い、どうしてる? 意外な方法で臭い取りする裏技
「ごはんを食べようとして炊飯器を開いたら、嫌な臭いがする」「保温しておいた炊飯器の臭いが気になる……」など、炊飯器の臭いで不快な思いをしたことはありませんか? 臭いが気になるときは、炊飯器の中で菌が繁殖しているのかも。今回は、簡単な方法で炊飯器の臭いを取って清潔にする裏技をご紹介します。
【裏技①】炊飯器に「クエン酸」と水を入れて炊くだけ!
炊飯器の臭いを取るには、キッチンや洗面所の水垢掃除に活躍するクエン酸を使うのがおすすめです。なぜクエン酸を使うといいのでしょうか? まずは、その理由から見ていきましょう。
どうしてクエン酸で臭いがなくなるの?
炊飯器に水とクエン酸を入れて炊くだけで臭いがなくなるなんて楽チンですね。でも、どうしてクエン酸を使うことで臭いがなくなるのでしょうか。
その秘密は、クエン酸がもつ菌の繁殖を抑える効果にあります。実は、嫌な臭いがする原因は、炊飯器の中で細菌が繁殖しているからだと考えられます。炊飯器を使ってごはんを炊くと、お米のデンプンが内蓋などのパーツに付着し、これをエサとして細菌が増殖するのです。ここに、クエン酸と水を入れて炊くと、クエン酸が炊飯器内の細菌の繁殖を抑制してくれるため、気になる臭いを消すことができます。
炊飯器の臭い取りの手順
クエン酸を使えば、炊飯器の嫌な臭いを簡単に取ることができます。クエン酸は100円ショップでも買うことができますし、家の中のいろいろな部分の掃除に使えるので、ぜひ家庭に常備しておきたいですね。
クエン酸を使った炊飯器の臭い取りの手順は、以下の通りです。
①炊飯器の内釜を取り出して、水またはぬるま湯を7~8分目まで入れ、そこにクエン酸を20g加えて溶かす。
②内釜を炊飯器にセットし、白米を炊くときと同様に炊飯ボタンを押してクエン酸水を炊く。
③炊飯が終わったら、保温をOFFにする。
臭いを取ったついでに掃除も
クエン酸と水で炊飯器の臭いを取ったら、そのままついでに炊飯器の掃除を行いましょう。なお、火傷を防ぐため、掃除は炊飯器が冷めてから行うようにしてくださいね。
掃除の手順は以下の通りです。
①内釜や内蓋、蒸気キャップなどのパーツを取り外し、中性洗剤をつけたスポンジで洗う。このとき、スポンジが届かない細かい部分は、使い古した歯ブラシなどでこすると汚れがよく落ちる。
②水で洗剤をきれいに洗い流す。
③洗い終えた炊飯器のパーツを、風通しの良い場所に置いてしっかりと乾かす。
④炊飯器の外釜は、水に濡れると故障することもあるので、乾いた布巾で乾拭きする。
【番外編】普段のお手入れもクエン酸スプレーが活躍
クエン酸は、炊飯器の臭い取りだけでなく、普段のお手入れの際も使えます。クエン酸なら、天然由来の成分なので、ごはんを炊く炊飯器の掃除にも安心して使うことができますね。ここでは、クエン酸を使った炊飯器のお手入れ方法について見ていきましょう。
クエン酸スプレーの作り方
クエン酸を掃除に使うときは、クエン酸を水に溶かしてスプレーを作っておくと便利です。500mlの水に、小さじ2杯のクエン酸を溶かしたものをスプレーボトルに入れ、クエン酸スプレーを作りましょう。
炊飯器のお手入れ方法
炊飯器の内釜や内蓋などのパーツは水洗いすることができますが、炊飯器本体は水洗いできません。ですが、洗えないからといって放っておくのは不衛生ですよね。
そんな、水洗いできない部分の掃除に、クエン酸スプレーを活用しましょう。炊飯器本体の汚れが気になる部分にクエン酸スプレーをシュッと吹きかけ、固く絞った布巾で拭き取ってください。
【裏技②】炊飯器に「重曹」と水を入れて炊くだけ!
炊飯器の消臭は、重曹でも行うことができます。ここでは、重曹を使った臭い取りの方法について見ていきます。
重曹の効果って?
重曹は、クエン酸とは違って菌の繁殖を抑える効果はありません。ですが、防臭したり、クエン酸では落とせない酸性の汚れを落としたりする効果があります。そのため、重曹も炊飯器の消臭に活用します。
重曹水の使い方
重曹を使った炊飯器の消臭方法は次の通りです。
①炊飯器の内釜の半分くらいまで水を入れ、そこに小さじ1/2杯程度の重曹を加える。
②早炊きモードかお手入れモードで炊く。
③炊飯が終わったらそのまま1時間ほど放置し、余熱で汚れを浮かせる。
④炊飯器のパーツを取り外し、きれいに洗って乾燥させる。
まとめ
炊飯器の嫌な臭いは、水とクエン酸や重曹を使って炊くだけで取り去ることができます。とっても簡単に実践できる裏技なので、「炊飯器の掃除が面倒」という人でも無理なく続けられそうですね。いや~な臭いを感じたら、ぜひ試してみてください。