共働き家事 共働き家事
2018年12月25日 16:30 更新

もう後悔しない! 気持ちいい新年を迎えるための大掃除のやり方

年末が迫ってきましたね。「綺麗なおうちで新年を」というメッセージを謳うテレビ番組も多くなり、気になってくるのが大掃除。「この状態のおうちを掃除しなくちゃいけないの?」と憂鬱になっている方も多いはず。今日はそんなあなたのために、大掃除のやり方・手順をご案内します。

こんにちは、ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

この季節、クリスマスと並行して多いのが「大掃除特集」ですよね。綺麗に落ちる洗剤や、便利アイテムなど目移りしそうなくらいです。

でも、掃除グッズだけを買い込んでも結局最後まで大掃除が終わらなかったり、洗剤の数だけ増えて掃除できずに終わってしまったり……。そんな経験はありませんか?

なぜかというと、やることが【明確】になっていないから。

そんな頭の中に思い描いている大掃除をきちんと成功させるため、大掃除の手順を一緒に考えていきましょう!

頭の中の掃除項目を出して、並べていこう!

Lazy dummy

まずは、やりたい大掃除をどんどん書き出していきましょう。とにかく頭の中で考えていることを出してみなければ何も進みません。

私もやってみます。えーと、えーと……。

・窓拭き
・キッチンの換気扇の掃除
・お風呂掃除
・お風呂の換気扇掃除
・窓のサッシレール掃除
・車の掃除(2台)
・おうちの壁の拭き掃除
・照明の中のゴミ撤去(虫とかホコリ)

わが家では、コンロ掃除と不用品の買取は終えたので、今のところこんな感じです。

出してみて初めて、「こんなにいっぱい考えていたんだ!」「自分はこれを気にしていたんだ!」ということに気づくことができます。

まずそれが第一歩。あなただけのオーダーメイドの大掃除の始まりです。

何から始めればいいの? 「行動」を見つけよう

Lazy dummy

千里の道も一歩から、大掃除完了もまずは初めの一歩から、ということで、出してみた大掃除の項目をどんどん小さな行動に落としていきます。

よく、お片づけのお客様とのお話にも出てくる「綺麗にする」というのは、実は行動ではありません。綺麗にするために、雑巾で拭くのか? インテリアを整えるのか? はたまた掃除機を買うのか? 「綺麗」の質によって行うことは全く違うはずです。

例えば、わが家では「窓のサッシレール掃除」をするためには

・義実家でブラシを借りる
・重曹スプレーを作る
・古布を用意する

と言った『行動』が必要です。それも大掃除の中に組み込んでいくのです。

とにかくどの大掃除を始めるにしても、準備の部分や始まってからの行動が想像できていないと、ただ専用の洗剤を買っただけの自己満足に終わってしまいます。

「何をすればいいの?」を具体的な行動に落としていくこと。それが後半の項目にも関わっていきます。

時間の兼ね合いを考える

Lazy dummy

多くの方が挫折するのがここのパート。年末の忙しい時期に大掃除、という予定を組み込んでいくことって本当はとっても難しいことです。なので、私は自分のクライアント様には年末ではなく、春先をオススメしています(笑)。

だけど、「綺麗なおうちで新年を♪」と心が思うのも事実。そうなると、時間に限りある忙しい年末の中で、その大掃除にどれくらい時間がかかるのか? と見積もっておくことはとても大事です。

みんなに与えられた時間は平等に、1日24時間だけ。だからこそ少しでも有意義に使うために考えます。

その『行動』をスタートし、終了するまでどれくらいかかるのか? もちろん移動する間も『行動』にかかる時間になりますよ!

先ほど出てきた、わが家における大掃除項目の「窓のサッシレール掃除」で出てきた『行動』。

・義実家でブラシを借りる(行き帰りで30分)
・重曹スプレーを作る(重曹はもうあるので、5分)
・古布を用意する(子どもの古いパジャマを切るので、10分くらい)

つまり、「窓のサッシレール掃除」の準備をするまでで45分ほどかかることが分かります。

そして肝心の窓のサッシレール掃除ですが、うちの窓は大小合わせて全部で14枚。ここでも『行動』を細分化します。

・サッシをブラシで掃く(1枚当たり3分くらい)
・雑巾で拭く(1枚当たり3分くらい)

1枚当たり6分×14枚で84分かかります。

この時間をどこで取れるか? むしろ、この前後にしなければいけない掃除はないのか? と考えるんですね。

私の場合、「窓のサッシレール掃除」の前に、「窓拭き」という項目が入ることになるでしょう。「窓拭き」で出たゴミも、サッシレールに溜まりますもんね。

こうやって考えていくと、どの順番でどういう行動を取っていき、どれくらいの時間がかかるの? ということを客観的に考えることができるので、スムーズに進めていくことができます。

担当は誰? 本当にできる? やらないことまで決める!

Lazy dummy

やりたいことと、それにかかる時間を具体的に出してみたところで、そのリストたちを見てどう思うでしょうか?

「げげ、こんなにあるの?」「思っていたより多いし、時間かかっちゃうんだわ……」と思いませんか?

それもとっても大切です。どれをやりたいのか? 本当にできるのか? ということを考えるきっかけになるからです。そして、行動とそれにかかる時間を出してみると、薄々気付き始めます。

「こりゃあ、自分一人じゃ無理だな……」と。

そうなれば、誰か他の人にお願いしたり、やらないと決めることも考えられます。

わが家の場合だと、先に出てきた
・窓拭き
・キッチンの換気扇の掃除
・お風呂掃除
・お風呂の換気扇掃除
・窓のサッシレール掃除
・車の掃除(2台)
・おうちの壁の拭き掃除
・照明の中のゴミ撤去(虫とかホコリ)

のうち、

・お風呂掃除
・お風呂の換気扇掃除
・照明の中のゴミ撤去(虫とかホコリ)

は夫に頼もうと思っています。そんなに汚れていないので作業自体は簡単だし、場所が高いところにあるので背が高い方が適任だと思うからです。

あと、
・車の掃除(2台)

のうちの1台は、年末までに済ませるのではなく、年始に実家に帰ったりして車が汚れる可能性が大いにあるため(ライトに虫が飛んできたり、子どものお菓子が車内に落ちたり)、年始に実家で行うことにするので、大掃除ではやりません。

そして、車は手洗いをすると時間がものすごくかかるので、ガソリンスタンドの洗車機にお任せ! ガーーーっと機械で洗って、軽く拭く&車内を掃除機かける、で終わり! 自分で一から手洗いすることはやめます(笑)。

これでわが家の大掃除は……

私の担当
・窓拭き(表裏拭くとして84分)→・窓のサッシレール掃除(84分)
・キッチンの換気扇の掃除(セスキ炭酸ソーダを吹き付けて洗うだけ)(つけおき15分、洗うのは10分:計25分)
・車の掃除(1台)(洗車機に任せて、拭くのは子どもと一緒に:計45分)(1台はやらない)
・おうちの壁の拭き掃除(クイックルワイパーで拭くだけ)(15分)

主人の担当
・お風呂掃除
・お風呂の換気扇掃除
・照明の中のゴミ撤去(虫とかホコリ)

と単純に行動ができるようになりました。かかる時間も一目瞭然♪

ここまでできれば、二つくらいの項目は同時進行できますね。どれとどれを組み合わせようかな、どれを始めに手をつけようかな、と考えてから行動するのがオススメです。

まとめ

Lazy dummy

ここまで読んでいただいてどうですか? なんだかできそうな気がしませんか?

いつも追われてバタバタするのは、詳細な行動まで把握できていない、ということと、正確に時間が見積もれていないことが大きな要因です。

ご紹介した方法ならその日に一気にできなくても、空いた時間でできる大掃除になったり、予定していたことをサクサクこなせたりするんですよ。

大掃除はまずは頭の整理から♪ あなたの、そしてあなたのご家族の素敵な新年をお祈りしています!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-