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2019年01月17日 21:00 更新

再利用できる? 開封済みの使い捨てカイロを長持ちさせる裏技

冬に欠かせない使い捨てカイロ。懐に入れておくとありがたさが身に沁みますよね。実は、一度封を開けてしまったらおしまいだと思いがちですが、繰り返し使うことができるんです。今回は、開封済みの使い捨てカイロを長持ちさせる裏技をお届け。使いたい時に再利用する方法をご紹介します。

使い捨てカイロを長持ちさせるには?

Photo by Filip Bunkens on Unsplash

使い捨てカイロには、鉄粉や活性炭が配合されています。封を開け、何回か振ると鉄粉が空気などと触れあい、化学反応を起こして酸化。その際に発熱する熱で、温かさが感じられるというわけ。

使い捨てカイロのパッケージに小さなミシン穴が入っていることが多く、そこから空気を取り込んでいます。つまり、空気をシャットアウトすることができれば、使い捨てカイロのなかの鉄粉は化学反応を起こすことができなくなり、発熱を止めてしまうのです。

さらに、空気の流れを遮断した時点で鉄粉が酸化しきっていなければ、再び空気を送り込むことで酸化を再開し、発熱させることができると考えられます。

裏技のやり方

使い捨てカイロは、以下の方法が再利用することができます。カイロをちょっとしか使わなかった……と、もったいないなと思ったときにお試しください。

1. まず使い捨てカイロの封を開けて数回振り、発熱させて使用してください。
2. まだ温かい状態の使い捨てカイロをファスナー付きの保存袋に入れます。
3. できるだけ空気を抜いてから密封してください。自宅であれば掃除機のサッシ用ノズルを使って空気を抜くのがおすすめです。
4. 密封するとすぐに発熱を止め、20分ぐらいすると使い捨てカイロは冷たくなります。
5. ファスナー付きの保存袋に空気が入らないよう注意して保存しておきます。
6. 必要な時に使い捨てカイロをファスナー付きの保存袋から取り出すと、またすぐに発熱し始めます。

カイロの持続時間は、約12時間。そのためこの時間、酸化し続けるため、12時間を超えなければ保管しても、再度発熱すると考えられます。

使い捨てカイロは、何度も再利用できる?

Photo by Mira Kemppainen on Unsplash

ファスナー付きの保存袋に入れて、使い捨てカイロを復活させられるのは一度だけではりません。

カイロの温かさの持続時間は約12時間のため、その時間内で酸化を止めたり、再度酸化(発熱)させたりを繰り返すことができます。例えば2時間ほど使ったあと、再び使い捨てカイロをファスナー付きの保存袋に入れて密閉すれば、酸化が止まって発熱しなくなります。

そのまま空気をシャットアウトすることができれば、別日にファスナー付きの保存袋から取り出しても、同じように問題なく使用することが可能です。

なので、一日のうちに数時間だけ使い捨てカイロを使うという方は、すぐに捨ててしまうのではなく、保存袋に入れて密封させることで、再度使えるようになりますよ。

使い捨てカイロは、持続時間で選ぼう

Photo by Mikhail Vasilyev on Unsplash

使い捨てカイロを購入する際、気にするのはポケットなどに入れて使うタイプか貼って使うタイプかぐらいではないでしょうか。タイプを選ぶことも大切ですが、効率的に使うには持続時間にも注目してみてください。

使い捨てカイロの外袋には、持続時間が記されていることも。これは、カイロが発熱し始め40度を越えてから40度を下回るまでの時間を表しています。使用するシーンや想定される時間にあわせて選ぶことで、より無駄なく効率的に使うことができるでしょう。

持続時間が長ければ、温かさが長くキープできるだけではなく、繰り返し使う回数も増やすことができますね。

使い捨てカイロの正しい捨て方

Photo by Enza Brunero on Unsplash

使い捨てカイロを十分に活用できたら、処分方法についても覚えておきたいところですね。けれども、自治体によっては捨て方が異なるようです。

例えば、東京都千代田区の場合は、燃やさないゴミで処分することが指定されています。新宿区の場合は、金属・陶器ガラスごみとして、分類されます。そのため、自分が住んでいる地域の処分方法を確認してみてください。

まとめ

使い捨てカイロは、市販されているファスナー付きの保存袋を使って密閉し空気をシャットアウトすることで発熱を止めることができます。必要な時に取り出せばすぐにまた再利用できるので、思いのほか長持ちさせることが可能ですよ。

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