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2018年11月28日 16:30 更新

子どもの「お片づけ教育」に必要な3つのポイント

「子どもが散らかしっぱなし」「子どもにどう片づけを教えたらいいのかわからない」そうお悩みのお母様も多いのではないでしょうか? お片づけができるようになる、というのは実は子どもの人生にとって、とても大切なことです。今日は「子どものお片づけ教育」について、メリットとやり方を学んでいきましょう。

子どもにお片づけを教えるのは大変なこと!

Lazy dummy

こんにちは。小学生と幼稚園児のワンパク兄弟の母で、整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。

「片づけなさい!」
「散らかさないの!」
「もう、捨てちゃうよ!」

お片づけに悩む多くのお母様達。一度はこんなセリフを言ったことがあるのではないでしょうか?

お片づけというのは実は「習慣」です。朝、起きたら「おはよう」という習慣をつけるために、お子様に何度も何度も「朝起きたらおはようというんだよ」と根気強く教えてあげて、大人も挨拶をするお手本を見せますよね。

同じように「使ったら片づける」というお片づけの習慣も、何度も何度も教えてあげることが大切なのです。

子どもにお片づけを教えるメリット

子どもにお片づけを教えることは、ちょっぴり根気がいることです。でも、お片づけを子どもに教えることは、本当にたくさんのメリットがあるんです。

・お片づけを通して、自分が本当に必要としているモノが何なのか判断する判断力がつきます。
・今後何が必要で何が不要になるのか考えることになるので、先を見通す能力がつきます。
・モノの整理を通して、頭の中の整理ややるべきことの優先順位の整理がつくようになります。
・自分が管理できる量を体感することにより「足るを知る」ということが学べます。
・片づいた状態を維持する習慣により「思いついた時にすぐに行動できる環境」が手に入ります。
・お片づけの習慣化により母親の負担が軽くなります。

ここにあげたのはほんの一例です。お片づけというのは、お子様の人生のさまざまな部分に良い効果を波及させてくれます。

ポイント①:「今」という時間軸で持ち物を見直そう

Lazy dummy

子どもの成長は早いもの。成長と共に能力も変わってきますので、おもちゃを始めとする必要な道具はどんどん変わってきますね。

例えば、ハサミを覚えたての子どもならば、プラスチックのハサミが必要かもしれませんが、ある程度上手に扱えるようになってくると、今度はプラスチックのハサミでは切りづらいですよね。こんなふうに、成長と共に必要な道具はどんどん変わっていきます。

例え壊れていなくても今はもう使わない「プラスチックのハサミ」や「ミニカー」「おもちゃのラッパ」などが、中学生の子どもの引き出しに入っていたらどうでしょう。使わないモノに邪魔されて、本当に必要なモノがサッと取り出せませんね。

大切なのは「今」子どもが必要としている道具だけに絞ってあげることです。

道具の数が絞られていれば、使うのも戻すのも簡単。子どもの「今」に軸を合わせることで、子どものお片づけはとてもスムーズになります。

また、子どもの成長に合わせて、いつも持ち物の見直しをすることも大切なことですね。

ポイント②:お片づけの習慣をつけるにはタイミングが大切

Lazy dummy

いくら子どもにお片づけの習慣を身につけて欲しいからといって、子どもがお絵かきに集中している時に「片づけて!」と言っても、子どもは気持ちよく片づけてくれませんね。お片づけのタイミングも大切なことの一つです。

私がオススメしているのは「おでかけ前」と「寝る前」のリセット。おでかけ前にお部屋をリセットする習慣がつけば、帰ってきた時に気持ちよく過ごすことができますし、寝る前のリセットは「おもちゃを片づけて今日はもうおしまい。寝る時間ね」という気持ちの切り替えにもなります。

1日に何度か「お部屋のリセットタイム」を作ることで、お部屋が大きく乱れることもなく一度のお片づけが簡単に済みます。そして、お片づけが簡単なので無理なく続けることができます。

ポイント③:「散らかってる状態」が目立つように家全体を片づける

Lazy dummy

子どもにお片づけを教える時に大切なことの一つが「家全体が片づいていること」です。

子ども部屋だけでなく、リビングも他の部屋も、きちんと片づいた状態になっていないとモノがごちゃごちゃある状態に見慣れてしまいます。

「割れ窓理論」という言葉をご存知ですか? 街の中にある一軒の廃屋。その家の窓ガラスが割られたのをきっかけに近辺にゴミが捨てられるようになり、落書きが増え、やがてその街自体の治安が悪くなってしまう、という説です。このように1箇所の乱れは他にも伝染しやすいもの。

家の空間は全体が繋がっています。なので、一部分だけや一部屋だけを片づけても、他が乱れていると、結局リバウンドしやすくなってしまいます。お母様にはちょっと大変な部分かもしれませんが、ぜひ「家全体」を一度片づけきって「散らかっている状態が目立つ家」にしてくださいね。

まとめ

お子様にお片づけを教えるメリットとその方法をまとめてご紹介させていただきました。

冒頭にお話したように子どもにお片づけを教えるのは根気のいることです。子どもは一度教えただけではすぐにできるようにならない生き物。冷蔵庫からミルクを出してコップに注いだ後、「腐らないように冷蔵庫に戻そうね」と何度でも伝えるように、「使ったら定位置に戻す」ことの大切さを何度も何度も教えてあげてくださいね。

参考になれば幸いです。整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。

転勤族のシンプルライフ Fujinao【千葉・関東 片づけアドバイス】
整理収納アドバイザーでミニマリスト。Fujinao(フジナオ)のブログはこちら。
https://fujinao.com

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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