飲み残しビールでガスレンジの掃除ができる? 効果と手順を解説
“プシュッ”と缶ビールを開けたものの、最後まで飲みきれなかったビール。ぬるくなって炭酸は抜けてしまったし、そのまま捨てるしかないな……とキッチンシンクに持って行く前に、ちょっと待って! 実はその飲み残しのビール、お掃除に使えるかもしれません。ビールでレンジ掃除ができる!? その理由や掃除方法を紹介していきます。
飲み残しのビールでガスレンジ掃除ができる?
意外とやってしまう「ビールの飲み残し」
育児中のいま、毎日飲むことはなくなりましたが、つい数月前に卒乳をしたので、お酒を解禁してからはちょくちょくと飲むようになりました。しかし、飲んでいる途中で息子に呼ばれたり、途中で家事を挟んだりと、ビールを最後まで飲みきるのが難しいこともちょくちょくあり、テーブルには炭酸の抜け切ったビールが残されていることがしばしば……。しかし、その頃には飲む気も失せているので「勿体ないな」と思いつつも流しに捨てていました。
ですが、実は先日、家事テクが豊富なママ友に教えてもらったんです。「ビールが掃除に使える」ということを!
ビールがレンジ掃除に使える理由
最初は「ビールが掃除に使える!?」と半信半疑でしたが、以前炭酸水が掃除に使える、と聞いたことがありました。なんでも炭酸の泡が汚れを落としやすくするんだとか。炭酸が抜けてしまったものでも、炭酸水は弱酸性の性質を持つため、軽い油汚れであれば落とすことが可能です。
ビールには、油汚れを分解する働きを持つアルコールとビタミンEが含まれています。そのため、キッチンのガスコンロやレンジ庫内、換気扇など、油汚れが付着しやすい部分の掃除に効果が期待できます。飲み残しのビールで気になったところをお掃除できるのであれば、洗剤を使わなくて済みますし、有効活用できますね。
飲み残しビールを使ったガスレンジ掃除のやり方
そこで早速、飲み残しビールを使って、ガスコンロを掃除してみました! 今回はガスコンロを掃除しましたが、換気扇やレンジの中、魚焼きグリルなど、油汚れが気になる場所のお掃除にも使えます。
ガスレンジ掃除に用意するもの
・飲み残しのビール(100mlほどあるとベターです)
・キッチンペーパー
これだけです! 家にあるものだけでできそうですね。
ガスレンジ掃除の手順
1)飲み残しのビールをキッチンペーパーに含ませます
2)油汚れが気になるところを、ビールを含ませたキッチンペーパーでぬぐうように拭いていきます
3)軽い油汚れなら拭き取るだけで落ちますが、こびりついてなかなか取れない汚れには、乾いたキッンペーパーを敷き、その上からひたひたになるまでビールをかけ、ラップをかぶせてパックします。10〜15分ほど置いてから拭き取りましょう。
4)このままではビールのベタつきが残ったままなので、重曹水を含ませたふきん(ない場合は水拭きでもOKです!)で拭いて仕上げます。
※アルカリ性の重曹を使うことによって、酸性のビールを中和させます。
実際にやってみて思ったのは、頑固な油汚れを掃除する、というよりは、日常の軽い汚れを拭き取って行くイメージ。頑固な汚れもそれなりに落ちますが、結構な量を必要としてしまうため、飲み残しのビールだけでは足りなくなるかもしれません。ちょっとした汚れをオフするときに使うアイテムとして覚えておくのがオススメです。
ガスレンジ掃除にビールを使うメリット
飲み残しが無駄にならない
正直、ビール以外にも、コーヒーやお茶、ジュースと何を飲んでも私は結構飲み残しが多いのですが(苦笑)、このアイディアは、そんな無駄になってしまいがちな飲み残しを有効活用できるのが一番のメリット! 他に使う道具も基本的には家の中にあるものなので、わざわざグッズを用意する必要もありません。
洗剤ではないので安全
キッチンは食品を取り扱う場所。そのため、掃除をしても洗剤の落とし残しがないか気になってしまうんですよね。
ビールであれば、その心配はありません。掃除するときにビールのにおいが充満するため、換気扇をかけて行うのがオススメです。
まとめ
結構発生してしまっていたビールの飲み残し、今までは勿体ないなあと思っていましたが、今回この家事テクを知って、飲みきれず残してしまっても「お掃除に使えばいいか」と軽く思えるようになりました! ビールの飲み残しがあったら、お掃除のチャンスですよ。