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2019年03月21日 23:59 更新

ラメ入り衣類やフォーマルウェアに使える防虫剤は? 衣類保存の裏技

大切な衣類を害虫から守るために欠かせない防虫剤。ですが、防虫剤って種類が多くて、どれを選んだら良いのかわからないという人も意外と多いもの。防虫剤は、防虫したい衣類の素材や性質に合わせて選ぶ必要があります。今回は、ラメ入り衣類やフォーマルウェアにおすすめの防虫剤と、衣類を上手に保管する裏技をご紹介します。

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防虫剤の種類

Photo by Kai Pilger on Unsplash

防虫剤の主な成分には、ナフタリン、パラジクロルベンゼン、ピレスロイド化合物系などがあります。まずは、それぞれの防虫剤の特徴を見ていきましょう。

ナフタリン

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ナフタリンは、即効性はないものの、効果がおだやかに長く持続するという性質をもち、防虫剤の代表的な成分として知られている物質。強い臭いを持つのが特徴です。金箔や金属など、デリケートな素材のものに対しても使用できるため、ひな人形などの防虫剤としても使用されています。

ナフタリンは直接触れてしまうと肌が腫れて赤くなったり、ただれたりすることもあるので注意が必要です。

また、ナフタリンの防虫剤は、パラジクロルベンゼンやしょうのうの防虫剤と併用することはできません。

パラジクロルベンゼン

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パラジクロルベンゼンの特徴は、即効性があること。ただし、すばやく防虫効果を発揮する一方で、気化しやすい成分であるため、効き目があまり長く続かないという短所ももっています。防虫剤の成分の中で最も強い臭いをもっているのもパラジクロルベンゼンですが、臭いも速くなくなりやすいという特徴があります。

パラジクロルベンゼンの防虫剤を使用するときは、きちんとパッケージに書かれた用量を守ることが大切。使用量を守らずにパラジクロルベンゼンが高濃度になると、めまいや頭痛などを引き起こす可能性もあるので注意してください。

パラジクロルベンゼンの防虫剤は、プラスチックを変性させてしまうことがあるため、プラスチック製の衣装ケースなどに入れるには不向きです。また、ナフタリンやしょうのうの防虫剤との併用はできません。

ピレスロイド化合物系

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ピレストロイド化合物とは、殺虫効果をもつ除虫菊の成分からつくられた化合物のこと。蚊取り線香などにも多く使用されている成分です。昆虫類に対して神経毒としてはたらき、非常に強い殺虫効果があります。ピレスロイド化合物系の防虫剤は、衣類に潜む害虫には高い効果を発揮する一方で、人体に対しては毒性が低く、他の防虫成分に比べて安全性が高いのがメリットです。また、この成分は無臭であり、衣類に嫌な臭いをつけることもありません。

防虫剤の選び方ポイント①:ラメ入り衣類

Lazy dummy

防虫剤は、収納したい衣類の素材や特徴に合わせて選ぶ必要があります。では、ラメの入った衣類を害虫から守るためには、どのような防虫剤を選ぶと良いのでしょうか。

パラジクロルベンゼンとナフタリンはNG

ラメ入りの衣類を収納するときに使用すべき防虫剤は、ピレストロイド化合物系のもの。もしくは、着物の防虫に使われるしょうのうも使用可能です。ただし、しょうのうの防虫剤を使用する場合は、ラメに直接触れないようにしてください。

これ以外の防虫剤を使用すると、大切な衣類を傷めてしまうことも。例えば、パラジクロルベンゼンの防虫剤をラメ入りの衣類に使用すると、ラメの光沢が失われたり、変質して黒くなってしまったりすることもあります。

防虫剤の選び方ポイント②:フォーマルウェア

Lazy dummy

着る機会は少ないものの、正式な場で着るフォーマルウェアは、なんとしても害虫から守りたいもの。ここでは、フォーマルウェアに適した防虫剤について見ていきましょう。

効き目がおだやか&長持ちするナフタリンがおすすめ

フォーマルウェアは、それほど頻繁に使用するわけではないので、長期間収納しておくという人も多いでしょう。そのため、フォーマルウェアを収納するときには、効果が長く持続するナフタリンの防虫剤を選ぶのがおすすめ。効き目がおだやかなナフタリンは、デリケートな素材にも安心して使用することができます。

防虫剤の効果をアップさせるコツ

Lazy dummy

せっかく防虫剤を使うなら、効果を存分に発揮させたいもの。ここでは、防虫剤の効果をアップさせるコツをご紹介します。

衣類の上に置く

防虫剤は、置く場所によって効果が変わります。正しい防虫剤の置き場所は、衣類の上。これは、防虫成分は空気より重く、下の方に向かって流れていくためです。害虫から衣類をしっかりと守るために、防虫剤は衣類の上に置くようにしましょう。

まとめ

防虫剤は、収納する衣類の種類に合わせて選ぶのが◎。ラメ入り衣類にはピレストロイド化合物系、フォーマルウェアにはナフタリンの防虫剤を選ぶのが正解です。衣類に合った防虫剤と、収納時の裏技を活用して、大切な衣類を上手に収納してください。

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