洋服についたクレヨンやボールペンの汚れを落とす裏技
子どもにとってよい遊び道具だったり、便利な日用品だったりするクレヨンやボールペンなどの筆記用具。ところが、それらが洋服に付着した途端、簡単には落とすことができない、手強い汚れになってしまいます。そこで今回は、洋服についたクレヨンやボールペンの汚れを落とす方法を特集。頑固なシミに効く裏技とあわせてご紹介します。
洋服についたクレヨン汚れを落とす裏技
用意するもの
洋服についたクレヨンの汚れは、洗濯機を使って洗うだけでは、まだ跡が残っているでしょう。ところが、基礎化粧品をはじめ家庭にあるアイテムを使って落とせる方法があります。
【用意するもの】
・消しゴム
・クレンジングオイル
・台所用中性洗剤
・桶
・容器(使い捨てのコップなど)
・水もしくはぬるま湯
クレンジングオイルを使用するのは、クレヨンに多く含まれている油分を分解するためです。同じく、油汚れに対して高い効果を発揮する台所用中性洗剤も使用します。
容器は、クレンジングオイルと台所用中性洗剤を混ぜるときに使うので、使い捨てのコップなどを用意しておきましょう。クレンジングオイルと台所用中性洗剤は、それぞれ1:1の割合で混ぜておいてください。
シミ落としの手順
洋服に付着したクレヨンによるシミ落としの手順は以下の通りです。
1.消しゴムを使って、汚れを軽くこすります。このとき、汚れが広がるのを防ぐため、汚れの外側から内側に向かってこするようにしてください。強くこすってしまうと、生地が伸びてしまうのでやさしく。
2.桶にぬるま湯(水でもOKです)と、先ほど作った液体(クレンジングオイル&台所用中性洗剤)を入れ、よくかき混ぜます。そのなかに、クレヨン汚れが付着した洋服をイン。やさしくもみ洗いしてください。
3.通常通り、洗濯機を使って洗えば完了です。
汚れがひどい場合は、クレヨン汚れにじかに液体を塗布してください。しばらく放置して、浸透させた後、もみ洗いをすると汚れが落ちやすくなりますよ。
注意点
洋服の素材によっては、クレンジングオイルや台所用洗剤を使うことで色落ちしてしまうことがあります。本格的にシミ落としをする前に、目立たないところに塗布して問題ないことを確認してから試すようにしましょう。
ウールやカシミア、アンゴラ、シルクなどのデリケートな生地を使用した洋服の場合も注意が必要。クレンジングオイルが、繊維にダメージを与えてしまう可能性があります。繊細な生地の場合には、クリーニングへ出すことも検討してくださいね。
洋服についたボールペンの汚れを落とす裏技
用意するもの
クレヨンと並んで困ってしまうのが、ボールペンのインクが洋服に付着してしまったとき。繊維の奥のほうまで浸透してしまうと、ふつうに洗濯するだけでは落とすのが難しいですよね。
【用意するもの】
・消毒用エタノール
・台所用洗剤
・酸素系漂白剤
・重曹
・洗面器
台所用洗剤は、オレンジオイルが配合されたものだと、油性ボールペンを落としやすくなります。
シミ落としの手順
1.ボールペンのシミを水で湿らせます。この上から、消毒用エタノールを塗布して、生地同士をやさしくこすりあわせてみましょう。水性のボールペンなら、これだけでほとんどシミが落ちます。
2.シミに台所用洗剤を塗布します。
3.さらに重曹をふりかけ、指を使ってなじませてからつまみ洗い。
4.インクが溶けるのが確認できたら、洗面器に入れた水ですすぎます。
5.しっかりとボールペンインクを落とすために、酸素系漂白剤をシミに塗布して、指を使ってもみ洗いしてください。
6.ボールペンのインク汚れがなくなるまで、以上の工程を繰り返し、洗濯機で通常通り洗えば完了です。
それでもなかなか落ちてくれない頑固なシミには「熱」が有効! 最初にお湯を使って、汚れを緩ませるのもいいですね。
まとめ
Yシャツにいれておいたボールペンの先が出てしまって、インクがにじんでしまったり。お子さんのお絵かき中に、クレヨン汚れがついてしまったり。意外と汚れがつくシーンはたくさん。そんなときに、汚れの落とし方を覚えておくと、慌てずに対処することができますよ。汚れが取れずに、捨ててしまう前に試してみてくださいね。