住まい 住まい
2018年12月03日 21:00 更新

冬の洗車は下回りを念入りに! 凍結防止剤の恐怖とは?

お気に入りの車を綺麗に保つために、欠かせないのが洗車。しかし、実は季節ごとに適した洗車方法を行わないと、車を傷つけてしまう可能性があること、ご存知でしたか? 特に冬は気をつけるべきポイントがいっぱい! 今回は、冬の洗車の注意点についてご紹介します。

冬に洗車が必要な理由

Lazy dummy

春は花粉、夏は梅雨の雨と、車にダメージを与える季節の外的要因は意外にたくさん。中でも冬は、空気が乾燥しているせいで舞った土埃が車体を汚してしまったり、土埃が付着し汚れた雪が車体に付着してしまったりと、ダメージを与えやすい季節。汚れがついたときに、その都度キレイにできればいいのですが、「面倒くさいし、いつかすればいいや」と放置してしまうと……大事な車のボディを傷つけてしまうことになりかねません。

特に積雪の多い地域の場合、冬は一年で一番汚れが付着しやすいタイミング。「寒いし面倒だな」と思う気持ちはグッと抑えて、汚れが付着したらなるべく洗車をするのがベターです。

凍結防止剤で車が錆びる!?

Lazy dummy

北海道や東北など、積雪の多い地域は、冬の時期になると道路に凍結防止剤が撒かれます。これは道路が凍結し、スリップや衝突事故などが起きてしまうことを防ぐためのもの。真冬の時期には大変助かるものなのですが、実はこの凍結防止剤は、塩が主成分となっていることが多いんです。

つまり、塩が主成分ということは、金属に錆を作ったり、錆を促進させてしまう性質を持っているということ……! そのため、この凍結防止剤をそのまま放置しておくと、足回りが錆びてしまうことに。ボディ全体を洗う時間がなくとも、足回りだけは水でこまめに洗い流すのがおすすめです。

錆びを放置するとどうなる?

Lazy dummy

タイヤなどを介して内側に凍結防止剤の成分が入り込み、エンジンの周辺部分に蓄積されてしまうと故障を引き起こしてしまう可能性も……。錆がひどくなってしまった車は走行感の低下はもとより、ブレーキが効きにくくなったり、マフラーが故障してしまうなど、多数のトラブルを発生させる原因になってしまいます。そうすると修理・修繕にもお金がかかってきてしまうので、日頃から凍結防止剤は放置せず洗い流すようにすることが大切です。

冬におすすめの洗車方法

Lazy dummy

下回りを念入りに

車全体の洗浄は時間がなくて難しくても、凍結防止剤が触れるタイヤなど下回りは、こまめに洗い流すなどの対策をしておきましょう。水圧を高めにして行うのがポイントです。よりしっかり洗うなら、ガソリンスタンドにある洗車機を利用しての洗浄がおすすめ。

洗車後の凍結に注意

真冬に行う車の洗浄で注意したいのが、洗車後の凍結。特に寒さの厳しい季節の場合、洗車後、きちんと水分を拭き取っていないと、凍ってしまう恐れがあります。特にドアやトランクの隙間などは水分が残りやすいため、車の開口部は全て開けて、しっかりと水分を拭き取りましょう。屋外で保管している場合は、凍結防止のカバーをフロントガラスなどにかけておくと安心です。フックで止めるもの、ドアに挟んで締めるものなどいくつか種類があるので、使いやすいものを選んでくださいね。

洗車機は下部洗浄のオプションをプラス

Lazy dummy

ガソリンスタンドにある洗車機を使って車体を洗う場合は、追加でお金がかかってしまいますが、下部洗浄のオプションを設定しておくようにしましょう。普段あまり雪道を走行しない方でも、スキーやスノボ、温泉旅行などで数日積雪の多い場所に車で出かけた場合は、洗浄しておくのがベターです。

まとめ

愛用している車、可能であれば長く、大切に、そして綺麗に使いたいですよね。冬の洗車は寒くて億劫ですが、面倒くさがらずしっかりお手入れしてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-