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2019年02月07日 22:00 更新

衣類のシミを落とす裏技! 汚れの種類を見極めるのがコツ

うっかりしていて衣類にシミを付けてしまうことってあるものです。キレイに落とすには、汚れの種類にあった応急処置が欠かせません。あわてて間違った方法で対処してしまうと、かえって汚れを広げてしまうことにつながるので注意。そこで今回は衣類のシミを落とす裏技を特集。水溶性のシミ、油溶性のシミなど、汚れの種類別にご紹介します。

水溶性のシミを落とす裏技

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水溶性のシミって?

汚れには水溶性、油溶性のほか、泥汚れ、血液汚れなどがあります。キレイに除去するためには、それぞれ汚れの種類に応じた方法で対処することが大切です。

このうち水溶性のシミの例としては、ワインやビール、日本酒といったお酒が挙げられます。コーヒーや紅茶、ジュース、果物、しょう油やお味噌汁なども水溶性のシミとして分類できます。

水溶性のシミを落とす方法

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例えば食事中に食べ物をこぼして衣類に付いてしまった場合、グラスの水で濡らしたり、石けんでこすり洗いしたりしてしまいがち。できるだけ早く処置するのはよいのですが、こすることによって、かえって汚れの範囲を広くしてしまうことも。

おすすめはティッシュペーパーを使う方法です。次のような手順で対応してみてください。

1.ティッシュペーパーに水を含ませて汚れをつまむようにしてとります。汚れをティッシュに移すような感覚で。
2.今度は、別の濡らしていないティッシュペーパーを使って、汚れと水分を吸い取ってください。
3.帰宅したらすぐに、液状の酸素系漂白剤を汚れにじかに塗ってください。
4.そのあと、洗濯機でいつも通り洗ってください。

水溶性のシミならほとんどの場合、これで落とすことができるはずです。

油溶性のシミを落とす裏技

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油溶性のシミって?

水溶性の汚れに比べ、油溶性の汚れは落としにくいもの。油溶性の汚れの代表的なものとしては、口紅やファンデーション、下地クリームなどの化粧品が挙げられます。朝の支度中、急いでいて襟付近に付けてしまった経験はありませんか?

チョコレートやバター、生クリーム、オリーブオイルなどの食用油といった食品も油溶性です。

油溶性の汚れのなかでも、とくに手強いものとして知られるのが、ボールペンやサインペン、といった油性インクを使用した筆記具による汚れです。

小さなお子様がいるご家庭では、クレヨンの汚れにもお困りのはず。これも油溶性です。

油溶性のシミを落とす方法

メイク中にファンデーションをブラウスに付けてしまったり、食事中にソースをシャツに飛ばしてしまったりすると、すぐに水で洗いたくなってしまいます。実はこれがNG。かえって汚れを広げてしまうことになりかねません。

適切な応急処置としては、ティッシュペーパーを使い、水ではなく洗剤をじかに衣類に塗ること。

1.ティッシュペーパーに汚れ吸わせます。
2.液状の洗濯洗剤を汚れにじかに塗ってください。
3.歯ブラシなどを使って、汚れを軽くたたきます。このとき、汚れが移らないよう、衣類の生地下にタオルなどをはさんでおくとよいでしょう。
4.汚れが浮いてきたところで、液状の酸素系漂白剤を汚れにじかに塗ります。
5.洗濯機で通常通りに洗濯すれば完了です。

もしも外出中に汚れを付けてしまったのなら、できるのは1まで。慌てて水につけてしまうと、汚れを広げてしまうので注意しましょう。

油溶性の汚れには、衣類に染み込む前に対処できるよう、コンパクトなスティックタイプのシミ取り剤を持ち歩くと、すぐに対処できますね。

黄ばみを落とす裏技

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黄ばみって?

衣類を長く使用していると、少しずつ黄ばみ汚れが付着してしまいます。この黄ばみとは、皮脂汚れが酸素と結合し、酸化することで生じます。例えば、りんごをカットして置いておくと断面が変色してきますが、これも同じく酸化による作用です。

セーターやコートなどの上着は、あまり体に直接触れないため、汚れていないと思いがちですが、実はちゃんと皮脂汚れが付いています。放っておくと黄ばみの原因となり、次のシーズンで出したときにすぐに着られない! という状況になっているかもしれません。見た目にはキレイでも、きちんとお手入れするようにしましょう。

皮脂汚れだけでなく、食べ物が付着したり、紫外線を受けたりしても黄ばみを生じることがあります。

黄ばみを落とす方法

黄ばみ汚れには、液状タイプの酸素系漂白剤が有効です。

1.汚れに台所用洗剤を直接塗って、歯ブラシでこすり洗いします。
2.桶に40度ぐらいのお湯と適量の酸素系漂白剤を入れてよくかき混ぜます。
3.衣類を30分ほどつけ置きしてください。
4.桶からとりだし洗濯機ですすいだら完了です。

まとめ

衣類に付いたシミは汚れの種類に応じて対処することで、汚れが落ちます。まずは、ついている汚れがどんな汚れなのか、種類を見極めてください。それができたら、後は汚れを落とすだけです!

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