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2019年01月05日 21:00 更新

トレンチコートの正しいお手入れ方法と襟・袖汚れを落とす裏技

秋から春先まで活用できるトレンチコートは、頻繁に着ることが多い分、汚れが気になる頻度も多いでしょう。今回はトレンチコートの正しいお手入れ方法をご紹介。ガンコな汚れを落とす裏技をご紹介するので、ぜひ、試してみてくださいね。

トレンチコートの襟・袖汚れを落とす裏技

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トレンチコートの襟や袖周りは肌が直接触れるため、皮脂汚れや汗ジミがつきやすい部分です。少しずつ黒ずんでいくコートは、どのようにお手入れすれば良いのでしょうか。

用意するもの

まずは、トレンチコートのお手入れに必要なものをチェックしていきましょう。用意するのは、ドライ洗い等に使うおしゃれ着用の洗剤と水、タオル2枚の4点です。コートの汚れをタオルにうつすため、汚れても良いものを用意してくださいね。

汚れ落としの手順

お手入れに必要な4つのアイテムを用意できたら、さっそく汚れを落としていきましょう。はじめに水4Lに対し、洗剤10ml程の割合で洗剤液を作ります。次に、タオルの端に洗剤液をつけてしっかり絞ります。洗剤液をしみこませたタオルでコートの目立たない部分をたたいて、色落ちしないかどうかチェックしてください。

次に、きれいなタオルの上にコートの襟を置き、洗剤液をつけたタオルで襟の汚れをたたいていきます。しっかりと洗剤液がいきわたったら、コートを裏返し襟を裏側から乾いたタオルでたたきます。これで、襟の汚れがタオルにうつるでしょう。洗剤液をコートにたっぷりしみこませてしまうと、よれたり、しわができたりしてしまうので気をつけてくださいね。

タオルに水をつけてかたく絞り、襟部分をたたいてください。洗剤液をつけたときと同様に、乾いたタオルの上にトレンチコートを置き、水分をタオルにうつしていきます。これを2回繰り返したら、ハンガーにかけて自然乾燥を。

輪ジミができてしまったら?

汚れを落とした後、早く乾かしたいからといってドライヤーやアイロンを使ってしまうと、輪ジミになってしまうことがあります。万が一、輪ジミができてしまった場合は、霧吹きに水を入れてスプレーし、シミをぼかしましょう。次に、水をつけたタオルで輪ジミになった部分をたたきます。

最後に乾いたタオルを輪ジミができた部分にあて、水分を飛ばします。水分が多いとよれたりしわができてしまうので、手ではさんでしっかり伸ばした後、自然乾燥させてください。

トレンチコートを手洗いする裏技

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トレンチコートは、手洗いできるものもあります。綿のほか、ポリエステルやナイロンでできたものは、自宅で洗うことができるものが多いといわれています。

手洗いの手順

トレンチコートは洗濯用洗剤の中でも、おしゃれ着用の洗剤で洗うと良いでしょう。このほか、洗濯ネットを用意してください。

まず、洗面器やシンクにぬるま湯を張って、中性洗剤を溶かし水溶液を作ります。トレンチコートを裏返し軽く畳んだら、水溶液につけます。5分程度手のひらで優しく押して、汚れを落としていきましょう。次はすすぎです。泡が発生しなくなるまで2、3回程度水を入れ替えます。

しっかりとすすいだら、軽く畳んで洗濯ネットに入れます。洗濯機に入れて30秒ほど脱水して水気を飛ばしてください。シワにならないように形を整えたら、ハンガーにかけ風通しの良い場所で乾かします。

アイロンのかけ方

トレンチコートはどんなに伸ばして干しても、しわひとつ残さず仕上げることが難しいです。そのため、しっかり乾いたらアイロンをかけて伸ばしていきましょう。

トレンチコートは、ボタンやベルトのバックルなど装飾が多いです。そのため、アイロンをかけていくときは、あて布をすること! 生地の裏側から、低温であてていくことが上手に仕上げるポイントです。

トレンチコートを洗う際の注意点

持っているトレンチコートが水洗いできるものかどうかは、洗濯表示を見れば分かります。水洗い不可のマークがあるものは、自宅で手入れすることはできません。特にレーヨンやキュプラなどといった素材は水に弱いです。そのため、これらの素材が含まれているコートは、むやみに洗濯しようとするのは避けたほうが良いでしょう。

水洗いできないものは、クリーニングに出してください。のり加工や撥水加工などのオプションを追加すると、仕上がりがきれいになります。

トレンチコートの正しい取り扱いは?

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トレンチコートはしっかり汚れを落とすだけではなく、毎日正しく手入れすることで、長持ちさせることができます。さっそく正しい取り扱い方法についてみていきましょう。

ハンガーのかけ方に注意

トレンチコートの型崩れを防ぐには、まずは、前ボタンをしっかり閉じましょう。襟元にフックがついている場合は、それもつけたほうが良いでしょう。ポケットの中身は空にして、ウエストのベルトは外します。

保管で気をつけること

トレンチコートは、通気性の良い場所で保管することが大切です。クリーニングに出した場合は、ポリ袋を外して保管しましょう。クローゼットの中は湿気が溜まりやすいので、コートと他の衣類との間を空け、防カビ剤や吸湿剤を近くに置いてください。

まとめ

トレンチコートの襟や袖周りは皮脂汚れや汗ジミがつきやすいです。トレンチコートは水洗いできるものも多いので、クリーニングに出さなくても、自宅で簡単にお手入れすることができますよ。今回ご紹介した方法を参考に、トレンチコートのシミ取りに挑戦してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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