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2018年10月31日 16:30 更新

ガーデニングしやすい季節に! 秋のおすすめ草花10選

夏の暑さが和らぎ、風の涼しさや草花で季節を感じる秋。ガーデニングをするにはぴったりのこの時期に、季節を感じる草花をピックアップしてみました。植えっぱなしでもOKなものもあるのでおすすめですよ!

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こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

春と秋はガーデニングにぴったりの季節ですね! 暑さがひと段落して、爽やかなそよ風に揺れる秋の草花を見るととても風情があり、なんだかほっとします。秋にはこの季節にしか出回らない植物や、秋の代名詞ともいえる植物も多いので、自分で育てて季節を感じてみませんか?

今回は秋を感じる草花を集めて、その特徴や性質などご紹介していきます。

秋に咲く一年草

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食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、と秋はいろいろなものに適している季節です。ガーデニングもその1つ。花が咲き乱れるのは春のイメージの方が強いかもしれませんが、秋には秋のきれいな花がたくさんあります。一年草の花は秋に咲いて終わってしまいますが、うまくいくとこぼれ種で来年も咲いてくれるかもしれません。

コスモス

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秋といえばコスモス畑をイメージしてしまうくらい、馴染みのある花ではないでしょうか。キク科の一年草で、日当たりと水はけさえよければ育つため、広い空き地や河川敷などに一面に咲くコスモスを見かけます。

【開花期】6~11月
【種まき】3~8月
早咲き種……種まきから約3カ月で開花
秋咲き種……秋の開花に合わせて6~8月に種まき

6月ごろから鉢や苗も出回りますが、根が直根性で、一本の太い根が下に伸びるタイプなため、ある程度育ってからだと移植するのは難しいようです。小さい苗の時に移植するか、種をまいて育てるのがおすすめ。鉢植えは、そのまま管理してください。

コスモスは短日植物といって、日照時間が短くなると花をつけます。時期としては9月後半なので、それまでに摘心や切り戻しをしておくと花数が多くなります。伸びた先だけに花をつけるので、摘心や切り戻しを行うことによって枝分かれして花が多くなるというわけです。

摘心・切り戻しのもう一つの目的は、伸びすぎて倒れないようにするためです。放っておくと2mほどまで伸びてしまいますが、意外と茎が弱く倒れてしまうので、必要ならば支柱を立てて支えてあげてください。

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コスモスはピンクや白が一般的ですが、黄色やオレンジがかったニュアンスカラーの花色もあります。

また、少し種類は違いますが、一般的なコスモスよりも小さくて黄色やオレンジ色の花を咲かせるキバナコスモスという花もあります。こちらは、一年草だけではなく多年草も。

写真の花はチョコレートコスモス。やはり一般的なコスモスよりも小ぶりで、特徴的なことはこのチョコレートに似た色と香り。切り花としても人気の品種です。

パンジー・ビオラ

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パンジーやビオラは、春をイメージするかもしれませんが、実は植えるのは秋が適しています。もちろん春にも苗が多く出回るのですが、秋に植え付けることで、よく根が張り、株が大きく育って春にたくさんの花を咲かせてくれるようになります。

パンジーとビオラはスミレ科の一年草。実は、ヨーロッパなどでは多年草扱いになっていて、寒冷地では一年で枯れないのだそうです。日本では暑い夏を越せないため一年草扱いとなっています。ほぼ同種ですが、その違いは花の大きさ。ビオラは、パンジーに比べて花が小ぶりなものをさします。

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【開花期】10~6月
【種まき】8~9月
【植え付け】10~11月、3~4月

開花期がとても長く、秋から春にかけて咲きます。そのためエネルギーをたくさん消費するので、定期的に肥料をあげた方が花が咲きます。日当たりと水はけがよい場所で管理してください。日当たりが悪いと茎がひょろひょろ伸びて色も悪くなってしまいます。しっかりした株にし、花をきれいに咲かせるためには、日当たりがとても大切です。

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華奢で可愛らしい見た目とは違い、寒さには強く、雪が被ってしまっても大丈夫です。葉や茎が凍ってしまったとしても、また新しい芽を出してくれるので、雪が降るような屋外でも育てることができます。

また、花を次々咲かせて種を作ります。そのままにしておくと種を作ることでエネルギーを消耗し、花付きが悪くなってしまうため、花柄摘みをこまめにしてください。もし、種をとりたい場合は開花時期の終わりになってからにすると、長く花を楽しめます。

ケイトウ

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ケイトウとは漢字で「鶏頭」と書きます。その字の通り、鶏の鶏冠に形が似ていることから名前が付けられています。ヒユ科の一年草で、色や形はさまざま。

【開花期】7~11月
【種まき】4~8月
【植え付け】5~8月

暑さに強く、真夏から秋に花を咲かせます。耐寒性はないので、寒くなると枯れてしまいますが、開花時期は長く、日当たりと水はけがよければ土地がやせていても良く育ちます。

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花の色は黄、赤、オレンジ、緑など多彩です。また形も、鶏冠にそっくりなものから、すらりと上に伸びたものまでさまざまで、印象は全然違うほど! 華やかさとボリュームがあるものから、可愛らしいものまであるので、いろいろな使い方ができます。印象的な花壇や寄せ植えができ、切り花としても使うことができますよ。

千日紅

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センニチコウは漢字では「千日紅」と書きます。由来は、色が千日変わらないくらい長持ちすることからつけられています。可愛らしい小ぶりな花は実は花ではなくて苞(ほう)。よく見ると苞の中に小さな花を見つけることができますが、あまり目立ちません。ヒユ科の一年草です。

【開花期】5~11月
【種まき】5月
【植え付け】5~9月

気温が低いと発芽しないので、種まきは温かくなる5月が適しています。日当たりと水はけの良い場所が好きで、乾燥に強いので地植えの場合は水やり不要。苞の色はピンク、紫、白、黄色で、とても可愛らしい色合いです。何色か混ぜて植えても素敵ですね。葉の色も緑だけではなく、赤紫の品種があったりしてカラーリーフとしても使えます。

千日紅は元々とても乾燥に強い植物です。苞はそのままでもドライフラワーのようなので、簡単に乾燥させることができます。短時間にドライフラワーになるため、色がとても鮮やかなままでき、クラフトの材料として人気。

苞は切らないと、どんどん伸びて色も下から褪せてくるので、早めに摘み取ってドライフラワーにするときれいです。

秋に咲く宿根草

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宿根草は一年草とは違い、種を植えてから何年も育って花を咲かせる植物です。苦手な季節は地上部は枯れてしまいますが、それが過ぎるとまた芽が伸びてきます。秋に咲く宿根草はたくさんあり、とても風情があるものばかり。植えっぱなしで毎年出るものも多いので、管理もとても楽です。地植えの場合は水やりも雨水でほぼ大丈夫ですが、鉢植えの場合は、休眠期にも水やりが必要な植物も多いので忘れないで水やりしましょう。

シュウメイギク

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シュウメイギクは、秋の花としてとても人気のある花です。「菊」と付いていますがキク科の植物ではなくキンポウゲ科の宿根草。すっと伸びて風に揺れる姿は、本当に風情があります。実は、この花びらに見える部分は萼片。花弁自体はないようです。

【開花時期】9~11月
【植え付け】3~5月

耐寒性、耐暑性共にあり、植えつけて株がしっかり根をはれば後はほぼ手がかかりません。日当たりの良い場所でも半日陰でも育ちます。ただし、日当たりが悪いと花数は減ってしまうようです。また、株の根元は少し日陰の方が適しています。真夏の直射日光は苦手なので、木の根元などが理想的。割と湿った土壌が好きなので、水やりは早めにたっぷりとあげてください。

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色は淡いピンク、濃いピンク、白が一般的です。一重だけではなく八重咲もあってとてもきれいです。

桔梗

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キキョウ科の桔梗も秋を代表する花です。秋の七草のひとつとして、古くから人々に親しまれてきました。耐寒性も耐暑せいもあり、放っておいても毎年出てくれます。

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【開花時期】6~10月
【植え付け】2~3月

水はけの良い日向が適しています。根はごぼうのように太く、鉢植えではすぐにいっぱいになるため、毎年植え替えが必要です。地植えの場合は、放っておいて大丈夫。株分けや植え替えは、冬の休眠期が終わって芽が出てくる前に行います。

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桔梗は蕾は風船のように花弁がくっついていて、それが離れて星形の花になります。そのためバルーンフラワーという英名が付けられています。白、紫、ピンクがあり、八重咲の品種もあってきれいですね♪

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菊はキク科の植物です。日本では仏花や墓花としてのイメージが強くなってしまいましたが、花言葉は「高貴」で、古くから薬用や儀式に用いられる花として愛されてきました。

代表的なのは菊の御紋。天皇家の紋章です。他にも菊をモチーフにしているものは数多く、それだけ日本では親しまれ、特別な花とされてきました。菊の愛好家も多く、毎年見事な菊を育てて各地で菊花展覧会が開催されています。

【開花時期】10~11月
【植え付け】6~7月

菊は日当たりと水はけの良い場所を好みます。夏の暑さは少し苦手なので、その時期は半日陰になると弱りません。寒さにはとても強いので屋外でも平気です。「肥料食い」と呼ばれるくらい、菊は肥料を必要とします。定期的にあげるようにしましょう。

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世界中にたくさんの品種がある菊ですが、日本だけではなくヨーロッパでも愛され次々と品種改良がされてきました。大輪の菊だけではなく、スプレー裂きやポンポン咲き、色も本当に多く、青以外はすべての色があるのではないかと思うほどです。

ベロニカ

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ベロニカはルリトラノオの一種でオオバコ科の植物です。すっと伸びて高さがあるため、寄せ植えや花壇でも重宝します。小さな花が固まり、穂のようになって咲きます。花色は紫が代表的ですが、ピンクや白もあります。

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【開花時期】4~11月
【植え付け】3~4月、9~11月

品種によって常緑性のもの、宿根性のものがあり、開花時期も異なります。耐暑性はありますが、品種によっては苦手なものも。寒さには強いので植えっぱなしで大丈夫です。地植えの場合、雨水で大丈夫なので水やりも不要ですが、鉢植えの場合はしっかりあげてください。

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ベロニカは、丈があるので切り花としても活用できます。花瓶に入れたりアレンジメントや花束にも。他の花と組み合わせてもいいですが、ベロニカだけ飾っても素敵ですね。

リンドウ

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リンドウ科のリンドウも秋を代表する花です。鮮やかな青色の釣鐘型の花を咲かせます。切り花として出回っているものは丈のある品種ですが、自生しているものの多くは丈が低いものが多いようです。昔から根を薬用に用いられ、「竜胆」の名前も根が竜の肝のように苦い、ということが由来となっています。

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【開花時期】8~10月
【植え付け】3~4月

耐寒性、耐熱性はそこそこありますが、真夏の日差しで葉焼けしてしまうため、夏場は半日陰で管理してあげた方がいいようです。また乾燥が苦手で、水も好きなので水やりはしっかりとしましょう。真夏以外の時期は日当たりの良い場所を好みます。開花時期は日が当たらないと花が開きません。昼間日が当たると開き、日が暮れると閉じます。

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竜胆は青色のイメージが強いですが、ピンクや白もあります。足元で咲いた姿は愛らしいですね♪ 丈が短いので、植えるときは他の草花で隠れない場所に植えてあげてください。

秋に咲く常緑多年草

ヤブラン

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ヤブランはユリ科または、キジカクシ科に分類される常緑性多年草です。葉が美しいため、カラーリーフとして、グランドカバーとして植えられることが多いですが、秋に咲く花もとてもきれいです。花色は紫が一般的ですが白もあり、葉の色も深い緑~明るい緑、斑入りのものがあります。

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【開花時期】9~10月
【植え付け】真夏と真冬以外いつでも

日向~日陰までよく育ち、場所を選びません。長雨や乾燥にも強く、葉も一年中きれいなのでガーデニング初心者向き。植えっぱなしで大丈夫なのでとても管理が楽です。

まとめ

秋を草花で感じることができたら素敵ですね♪ 花が咲く時期だけ出回るものも多いので、どんな花があるのかお店を覗いてみるといいですよ。今が植え付け時期でないものもありますが、鉢植えで管理して時期が来たら植え付けても大丈夫です。一年草は華やかで、宿根草は管理がとても楽、常緑のものは花の時期だけではなく一年中楽しめます。いろいろなタイプを組み合わせて楽しんでください。

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