整理整頓のコツ! 散らかってもすぐに片づく方法とは?
何度も何度も整理整頓しているのに、また散らかってしまうことってありますよね。今回は、ものが散らかりにくくなって、毎日の後片づけが楽になるノウハウをライフオーガナイザー1級の私が紹介します。
こんにちは! ライフオーガナイザー1級で看護師の竹本ひろこです。
何度も何度も整理整頓しても、すぐにまた散らかってしまうことってありませんか?
わが家はまだまだあります……! 子育て中は、どうしても散らかってしまうものです。
そんなとき、すぐに片づけられるように整理整頓しておくと、毎日のストレスが軽減しますよ。
整理整頓と片づけは違うのか
「整理整頓」ってよく使う言葉ですが、「整理」と「整頓」、そして「片づけ」ってそれぞれ違う意味があるのはご存知ですか?
それぞれ意味も違うし、順番もあるんですよ。
整理とは
整理とは、「要不要を分けて、不要なものを処分すること」です。
整頓とは
整頓とは「乱れを整えること」です。「整理整頓」というようにセットであれば、「使いやすく配置し、整えること」の意味で使われます。
片づけとは
片づけとは「出したものをもとに戻すこと」です。毎日行われるべき習慣です。
整理・整頓・片づけの順番は
言葉の意味がわかったところで、次は順番です。効果的な整理・整頓・片づけには、順番があります。
【1:整理】不要なものを処分して
【2:整頓】使いやすい位置に配置して
【3:片づけ】出したものを元に戻す
家が片づかないと悩んでいる人には、整理する前に整頓しようとしていたり、整理整頓できていないのに片づけをひたすら続けているというケースもあります。
整理・整頓・片づけの順番で環境を整えることが重要です。
散らかりにくくなる! 整理のコツ
価値観・基準をハッキリさせる
整理には、効果的なやり方があります。それは、自分の価値観・基準をハッキリさせることです。
これが曖昧だと迷ってしまって、なかなか整理がはかどりません。
分け方
ものを全部出して仕分けしていきます。要・不要を判断するより、4つに分けると迷わず分けられることが多いです。
例えば、「好きで使っているもの」「好きだけど使っていないもの」「好きじゃないけど使っているもの」「好きじゃないし使っていないもの」など。
また、ものが多すぎる状態では、要・不要を判断し続けるのはとても時間がかかるので、「文具」「本」「服」などカテゴリーごとに分けたり、人別に分けるのがおすすめです。
家全体を整理する
ものの整理は、家全体で行います。そうすると、ものを移動するだけで片づいた! という、見かけだけの片づけとは決別できます。
そのためには、計画を立てましょう。家の全体像を捉えて整理をしなければ、片づけもどきになってしまい、またすぐに散らかってしまいます。
計画を立てたら、やるべきことをリストアップし、スケジュールを組みます。
増えた分だけ減らすを習慣にする
一度整理できたら、増えたものの分だけ減らします。一定量ものが増えないようにすることで、散らかりにくい環境をキープできます。
すぐに片づけられる! 整頓のコツ
整頓のコツはただひとつ。「定位置を作ること」です。この定位置が自分に合っていないと、元に戻しにくくなって、散らかってしまいます。
だから、定位置って重要なんです! ここでは、定位置を決めるときのポイントをお伝えしますね。
使用頻度の高いものは手に取りやすいところに
よく使うものは、いちばん取り出しやすい位置に収納しましょう。
・高すぎず低すぎず、目の高さから腰上までの高さに
・奥よりも手前に
出し入れの際の、ムダな動きを減らします。そうすることで、ストレスも減り、片づけやすくなるのです。
グループでまとめる
一緒に使うものは一緒に収納しましょう。
画像は、わが家の「通院セット」です。この棚一段で、帰宅後の診療明細書まで片づくようにしています。
掃除用具入れ、救急箱、おむつ交換セットなど、すでに、グループでまとめて収納しているものってありますよね? いろいろセットにして収納すると、あちこち探す必要もありませんから、気分がいいものです。
また、人別に収納するのもおすすめです。家族に、ものを管理する責任が生まれますよ。
ものを使う場所に収納する
ある人は鏡台に収納し、メイクとアクセサリーの装着をセットにしています。また、ある人はキッチンに収納し、帰宅後の手洗いと料理の流れがスムーズになるようにしています。
収納は使う人の行動に合わせると、散らかりにくく片づけやすいですよ。
まとめ
一度、整理整頓しきると、ストレスが減り、不要なものに費やしていたお金も時間も減ります。毎日の暮らしは、ものを出して、使って、戻すの繰り返しです。整理整頓ができるようになれば、毎日の暮らしが確実に変わってきますよ。