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2019年02月19日 20:00 更新

型崩れを防ぐ裏技は? 帽子の洗濯方法と洗えない帽子のお手入れ術

ワンシーズン着用した帽子は、汗や汚れが気になるもの。しかし、自宅で洗濯すると型崩れが心配ですよね。今回は、型崩れを防ぐ裏技やお手入れ方法についてご紹介します。洗えない帽子のお手入れ術も紹介するので、片づけてしまう前にチェックしてみてください。

帽子の洗濯方法

Photo by Lauren Fleischmann on Unsplash

帽子にはハットやキャップ、キャスケット、ニット帽などさまざまな種類があります。そのうち、綿や麻、ポリエステルなど水洗いできる素材であれば、手洗いまたは洗濯機洗いをしましょう。

基本的には手洗いしたほうが型崩れしにくいですが、ニット帽や芯の入っていないつば広帽子は洗濯機洗いをしても形を整えやすいです。

手洗いの手順

【用意するもの】
・洗面器(洗面台に水を溜めて洗うことも可能)
・衣類用中性洗剤
・タオル(バスタオルがおすすめ)
・洗濯のり(のりづけしたい場合のみ)

【洗い方】
1.洗面器にぬるま湯を入れ、中性洗剤を溶かします。
2.帽子を浸して、型崩れしないよう優しく押し洗いします。
3.帽子の内側についている汗取りテープ(スベリ)は汚れやすいので、指でなで洗いしましょう。
4.すすぎ洗いをして、帽子についた洗剤をしっかり落としましょう。
5.のりづけしたい場合は洗面器の水を変えて洗濯のりを溶かし、帽子を浸してのりを浸透させてください。
6.軽く水を切ったらタオルの上に乗せ、水分を拭き取ります。脱水の際、雑巾のように絞ってしまうと型崩れしてしまうので、押し洗いのように布を押して水気を切ってください。
7.帽子の形を整えて、風通しのいい日陰で干します。

洗濯機洗いの手順

1.帽子を洗濯ネットに入れます。
2.洗濯機の「ドライコース」や「おしゃれ着コース」など弱流で洗えるコースを選びます。
3.洗濯が終了したら、すぐに形を整えて日陰で乾かします。

洗濯ネットは、帽子を折りたたまなくても入れられる大きいサイズがベストです。

帽子を洗濯する前の注意点

Photo by Icons8 team on Unsplash

帽子の内側には、洋服と同じように洗濯表示タグがついているものが多いので、まずは水洗いできるかどうかチェックしてください。

また、泥や皮脂など頑固な汚れがついているときは予洗いをします。泥がついている場合、水洗いする前に乾いた歯ブラシで泥をこすって落としてください。水がついた状態でこすると繊維に泥が染み込んでしまいます。

泥が落ちたら、汚れのある部分に洗剤をつけて、水をつけた歯ブラシでブラッシング。最後に全体を手洗いをして仕上げましょう。

帽子の型崩れを防ぐ裏技

乾かすときに風船やザルを使うと、帽子の型崩れを防ぐことができます。洗濯をして水気を切った後、膨らませた風船またはプラスチック製のザルに帽子をかぶせてください。風船もザルも丸いので、かぶせてから形を少し整えてあげるだけで、きれいな形をキープできます。

乾かすときに洗濯ばさみでとめて吊ってしまうと、つばの形が崩れたり、洗濯ばさみの跡がついたりしてしまいます。そこで、風船またはザルに帽子をかぶせた後、コップなどを下に置いてみてください。つばが床につかなくなり、癖がつくこともありません。風で飛ばされないよう、室内で乾かすといいですね。

洗えない帽子はどうする?

Photo by Alex Blăjan on Unsplash

麦わら帽子やフェルトハットなど、素材によっては水洗いできない場合があります。水洗いできない帽子を洗ってしまうと、生地の傷みや型崩れにつながるので、水を使わないお手入れ方法でケアしましょう。

汚れを拭き取る

帽子に汚れがついている場合は、表面の汚れを布で拭き取ります。水に浸して固く絞った布で、汚れをそっと拭き取りましょう。そのあとは、水分を別の乾いたタオルで拭き取ってください。

内側の汗取りテープ(スベリ)の汚れは、夏場は特に気になりますよね。同じくよく絞った布で、汚れを拭き取ります。汗取りテープはワンタッチで貼りかえられるものもあります。夏に使用する帽子で、汗や皮脂が気になる場合は取り外し可能な汗取りテープを使用してみてください。

汚れを取った後は、風通りのいい日陰で自然乾燥させてください。水拭きした場合、ドライヤーで乾かしたくなるかもしれませんが、素材によっては変形や変色、生地の傷みの原因になります。

ブラッシングもおすすめ

普段のお手入れや軽い汚れ・ほこりを取りたいときは、洋服ブラシでお手入れしましょう。繊維の目に沿ってブラシを軽く動かし、表面の汚れをはらってください。とくにフェルトハットは、ほこりがつきやすいのでこまめなブラッシングがおすすめです。

まとめ

帽子には洗えるものと、そうではないものがあるので、洗濯表示タグの確認は必須です。帽子を自宅で洗う際は、乾かすときに風船やザルを使うと型崩れすることなくきれいな形を維持できます。ほんの少しの工夫で帽子を簡単にお手入れできるので、ぜひ真似してみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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