洗濯物の泥汚れはどうしてる? 洗剤選び&予洗いの裏技
外で元気に遊んだ泥汚れは、普通に洗濯しただけではなかなかきれいになりません。実は、泥汚れには食べ物のシミや汗とは違った対処法が必要なのです。泥汚れをしっかり落とす予洗いや効果的な洗濯方法など、試してほしい裏技をご紹介します。子どもたちが、泥遊びで汚してきてももう大丈夫!!
泥汚れを落とす裏技①:洗濯する前に乾かす
泥汚れを落とすための前処理は、まず乾かすこと。泥を乾燥させて、布の表面から取り除きやすくします。泥が湿った状態ではますます繊維の奥に入り込んでしまうので、日光にあててしっかり乾かしてください。急いでいるときはドライヤーを利用してもいいですね。よく乾いたら、洗濯用ブラシや歯ブラシを使ってブラッシングします。繊維の間に入り込んだ泥をかき出すつもりで行います。繊維にそって、ブラシをかけてください。
泥汚れを落とす裏技②:洗剤を先に塗布しておく
泥を大まかに払って落とした後、液体洗剤を汚れている部分に直接塗ります。塗布した後は、5分程度おいておき、洗剤を汚れにしっかりと馴染ませるようにしましょう。その後は、いつもと同じように洗濯機に入れて洗濯を。
泥汚れを落とす裏技③:洗濯機の使い方を工夫する
洗濯物を詰め込みすぎない
洗濯機は水流の力によって汚れを落としたり、衣類を上下に振ることにによって汚れを落としています。しかし、洗濯物を詰め込みすぎてしまうと、衣類が動きづらくなってしまったり、水流が行き渡らなくなってしまったりして、汚れが落ちにくくなってしまうのです。しっかり泥汚れを落としたければ、洗濯物の量はなるべく少なくするのがベター。
水温をあげて洗濯機をまわす
汚れに対して、洗剤が馴染みやすくなるのでお湯で洗うのも効果的です。お風呂の残り湯を使うと楽ですが、体から出た皮脂汚れが混じっているため、洗剤を少し多めに入れておくとよいでしょう。
泥汚れを落とす裏技④:頑固な汚れは煮洗い
泥を乾かして落とし、洗剤を塗り込みます。その後、粉末洗剤と重曹を混ぜた水をわかし、洗濯物を入れて煮ます。水1Lにつき、粉末洗剤と重曹は各大さじ1杯を目安にしてください。煮る時間は、30~40分でOKです。その後もみ洗いします。やけどに注意しましょう。
ただしこの方法は、生地を傷めてしまう可能性があります。高温に耐えられるものか、確認してから行うようにしてくださいね。
泥汚れを落とす裏技⑤:専用洗剤を使う
直接汚れに塗布しやすく、こすりやすいスティックタイプの洗剤です。使い方は、石鹸部分を汚れている場所にこすりつけるように塗ったら、ひっくり返して反対のブラシ部分でこすっていきます。
泥高分散剤入り石けんなので、奥に入り込んだ泥汚れまでキチンと落としてくれるのがポイント。
泥スッキリ本舗から展開されている洗剤。黒土や赤土などの、土・泥汚れにしっかりアプローチしてくれるものになっています。さらに、洗浄力だけではなく、消臭力も高いのがポイント。つけ置きすることもでき、ゴシゴシこすらずに泥を落とせたという口コミもたくさんあがっています。
【注意】泥汚れをいきなり水洗いしてはいけない
泥が付いてしまい、すぐに水洗いして落とそうとするのは逆効果です。
水につけて効果があるのは、水溶性の汚れだけです。水溶性の汚れは、汗や糖分など。これらの汚れは、洗濯前のつけ置きや、水洗いすることである程度落とすことができます。また、皮脂や油といった油溶性の汚れは、洗剤になじみやすいのでアルカリ性の洗剤で中和させて落とします。
ところが、泥汚れは不溶性。水にも油にも溶けないという性質があります。そのため、水洗いをすると、粒子が細かくなってよけいに繊維の中に入り込んでしまうのです。
まとめ
お気に入りの洋服が泥で汚れてしまったら、あわてて水につけたりせずに、まずはよく乾かして泥を落としましょう。その後、アルカリ性洗剤をつけてこすり洗いをします。靴下や体操服などの洗濯のとき、活用してみてくださいね。