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2018年10月06日 20:00 更新

クエン酸が掃除に大活躍! レモンで代用できるって本当?

自然素材でお掃除するナチュラルクリーニングの代表選手「クエン酸」ですが、どんな汚れを落とすことができるかご存知ですか? これを知っておくと、普段のお掃除でも気軽に取り入れられ、面倒なお掃除がスムーズになるかもしれません。今回はクエン酸のお掃除方法と、なかった時に代用できるものを一緒にご紹介します。

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こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

夏の暑さが過ぎて、涼しくなってくる時期はお掃除にぴったりですね。年末は寒いので、早め早めのお掃除をしよう! と毎年思いますが、実際はなかなか進まないことも多く……。いっぺんにお掃除するのは大変なので、身近なところからちょっとずつキレイにするように心がけることが肝心です!

家の中にはいろいろな汚れが付いていますが、今回はクエン酸でお掃除できる汚れを中心に、その使い方や代用できるものも一緒にご紹介していきます。

クエン酸とは?

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クエン酸は、柑橘類や梅干しなどに含まれる、酸っぱさを感じる成分です。このクエン酸の爽やかな酸味が食品添加物として、多くの食品に用いられています。

【 クエン酸の特徴 】
・水溶液は酸性
・炭酸カルシウムを溶解する
・水蒸気を取り込んでしまう
・殺菌・消臭・除菌・洗浄作用

クエン酸で落とせる汚れ

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クエン酸は酸性のため、アルカリ性のものを中和して落としやすくするのでお掃除に活用できます。

【 アルカリ性の汚れ 】
・水あか
・尿石
・石鹸カス
・ポットのカルキのこびりつき
・アンモニア臭
・魚の腐敗臭
などです。

主に水回りのお掃除に使えます。クエン酸には殺菌・消臭・除菌・洗浄作用があるので、お掃除後も清潔に保つことができます。

このクエン酸は重曹と同じく、ナチュラルクリーニングの代表的な自然素材のお掃除アイテムとして、いろいろな商品が出てきています。

クエン酸を使うときの注意事項

クエン酸は、酸性なのでいくつかの注意事項があります。

■塩素系漂白剤には混ぜない
酸性のものは、塩素系の洗剤と混ぜると有毒塩素ガスが発生する恐れがあります。一緒に洗剤を使う場合は、必ず注意事項を読んでお守りください。

■アルカリ性のものと一緒に使わない
アルカリ性のものと一緒に使うと中和してしまい、洗浄力が落ちてしまいます。一緒に使うなら中性か酸性の洗剤と使ってください。(重曹はアルカリ性ですが、炭酸ガスが発生することでお掃除に活用できます)

■酸に弱いものには注意
大理石は酸に弱いので使わないようにしましょう。また、拭いたり洗い流せたりできない場所には向きません。その他、傷つきやすいものや塗装が剥げてしまうものもあるので、パッケージに記載されている注意事項を読んでからお使いください。

■空気中の水分を吸ってしまうので注意
水蒸気を取り込んでしまう働きがあります。保管は高温多湿の場所を避け、密閉できる容器で!

クエン酸を使ったお掃除の方法

それでは、実際にクエン酸を使ってお掃除してみましょう!

【そのまま使う】
クエン酸を直接汚れにかけたり、スポンジに付けて使います。

【水に薄めて使う】
水500mlに対し、クエン酸5gを溶かしてスプレーに。最初からスプレーになっている商品もあります。

【重曹と一緒に使う】
重曹は酸と反応して炭酸ガスを発生する性質があります。その発砲作用で、汚れを浮かせて取ることができます。重曹を振りかけてから、クエン酸スプレーをかければOK!

軽めの汚れはスプレーで、頑固な汚れはそのまま使うといいですよ♪ それでも取れないときはクッキングシートなどで汚れを覆ってスプレーし、しばらく浸透させてから落としてください。

電気ポットのカルキ落としには、満水にしてクエン酸50gを入れてお湯を沸かし、一時間程度保温。お湯を捨ててよくすすいでください。もう一度お湯を沸かして捨てて、残っている汚れはスポンジ等で落としてください。

食器洗い機の洗浄は、クエン酸50gを入れて、食器は入れずに一回運転してください。

お風呂掃除にクエン酸を使ってみました!

気になる場所は家の中にたくさんありますが、今回はお風呂で活用してみました。

こちらは浴槽の栓。ボタン式になっていますが、凹んでいるため掃除しにくく、黒ずんできてしまいました。固くこびりついた汚れで、スポンジで普通の掃除をしても取れません。

クエン酸スプレーをかけて磨いたら、ガリガリの汚れが落ちました! ピカピカです。

こちらは浴槽の縁。やはり凹凸部分が掃除しにくく、水垢が付いてしまいました。

かなり頑固な汚れなので、クッキングシートで覆ってクエン酸スプレーをたっぷりと。このまま数時間放置。

ちょっとこすらないと取れませんでしたが、ここまできれいになりました♪ 通常のお風呂用洗剤では、全く歯が立たなかったのに!

それでも取れない汚れは、クエン酸では難しいので、もっと強力な洗剤を使わざるを得ません。できればそうなるまでに落としておきたいですね。

クエン酸がないときに代用できるもの

クエン酸はとても役立つお掃除アイテムですが、いつでもどのご家庭にあるものではないかもしれません。もしなかったときに、同じような働きをしてくれるものがあったら代用してみてください。実は、意外と代用できるものがあるんです。

レモン

レモンにはクエン酸が豊富に含まれています。そのため、同じようにお掃除に使うことができます。

お酢

お酢も同じ酸性で、クエン酸も含まれるのでお掃除に使うことができます。

エッセンシャルオイル(精油)

アルカリ性の汚れを落とすわけではありませんが(酸性汚れを落とす方が得意)、クエン酸がアルカリ性のニオイを消臭するように、エッセンシャルオイル(精油)を使うこともできます。殺菌効果も同じくあるので、お掃除後もキレイを保ってくれます。

消しゴム

こちらもアルカリ性の汚れを落とすのが得意、というわけではありませんが、消しゴムの特性を生かして、水垢などを落とすことができます。

炭酸水

同じ酸性の炭酸水も、クエン酸と同じようにお掃除に活用できます。

まとめ

クエン酸は、酸性なので水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れを落とす力があります。そのままでも水に薄めても使えますが、頑固な汚れには浸透させてから落としてみてください。また、クエン酸がないときには同じように使えるものがたくさんあります。家にあるものを使って、軽めのうちに汚れを落とすと後が楽ちんです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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