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2018年10月09日 18:00 更新

整理が長続きしないのはなぜ? 三日坊主を克服する、片付けのコツ

「整理に目的なんて必要ない」「ただ散らかったモノを片付ければいいだけ」なんて思ってはいませんか? やる気を出したり、くじけないようにやり抜くためには目的が必要なんです。整理をやりきるために、整理に必要な目的について考えて、頭の中を整理してみましょう。

こんにちは! ライフオーガナイザー1級で看護師の竹本ひろこです。

「仕事や勉強の目的ならわかるけど、ただ整理に目的とか目標っておおげさじゃないの?」
「整理に対して、目的なんてわからない! 見つからない!」
なんて思ってはいませんか?

結論から言いますと、整理には目的が必要です。

この記事では、整理に目的が必要な理由と、目的を見つけ出す手順をご紹介します。整理を始める前のひっかかりを取り除きましょう。

なぜ整理をすることに、目的が必要なのか

Lazy dummy

整理そのものが目的ではありません

なぜ整理をするのでしょうか。
「整理したいから」
「整理整頓したほうが気分がいいから」

これは、整理が目的になっている状態です。

「趣味は整理です」「ものを捨てるのが快感なんです」という人なら、それでいいでしょう。しかし、そうではない人が「整理された部屋を手に入れること」を目的にしてしまうと、なかなか先に進めません。整理を始めてもやる気が続かないのです。

人が何かを始めるときには、けっこうエネルギーを使います。そのため、目的が曖昧だとその行動を先延ばしにしてしまいがちなんです。

また、いったん整理し終わっても、理想を求めることによって整理し続けてしまい、終わりが見えなくなることも。そうして、いつまでも片付かないという気持ちが続き、整理し続ける人になってしまいます。

まずは「なぜ整理したい」と思ったのか、をよく考えることが大切です。

整理する目的をハッキリさせることが大切

整理の目的が曖昧だと、
・途中でくじける
・リバウンドする
・いつまでも理想を追い求めて整理し続ける
なんていうことが起きてしまいます。

しかし、目的をハッキリさせると
・優先順位がつけやすくなり、迷わず整理が進む
・目的を達成するための、具体的な方法がわかる
・言語化することで、家族やほかの人からの協力が得やすくなる
という効果があります。

理想の暮らしを実現させるためには、目的は必須ということですね。では、整理の目的は実際にどうやって見つけて、決めたらいいのでしょうか。

整理の目的を見つける手順

出典: https://ht-organizer.com

思考の整理

まずは自分にとって、または家族にとっての、居心地の良い家とはどういうものかを考えましょう。
理想の状態を探ります。
・ゆっくり休みたい
・好きなものに囲まれたい
・掃除がしやすい
・趣味を楽しみたい
・子どもの世話が楽にできるようにしたい
などなど、ほかにもいろいろありますよね。

目的をひとつ決めたら、そこを深堀りしていきます。
「ゆっくり休むのはいつ? どういう場面? どんな場所で?」
など具体的に考えていきます。

次に問題点を洗いだしたら、解決して理想の状態に近づけるための目標を決めます。

整理の目的と目標の関係

Lazy dummy

目的と目標を考えていると、ごっちゃになってしまうことがよくあります。目標とは、目的を達成するためのもので、目的までの経過です。そして、整理は目的を達成するためのひとつの手段。

例えば、目的が「子育てが楽にできる」だとしたら、こんなふうになると思います。

・目的「子どもの世話が楽にできる」
・目標「ほかの家族にもお世話に必要なものがわかって、すぐに取り出せる」
   「子どもが自分で自分のことができる」
・手段「整理」「整頓」「声かけ」                 

などなど……。ご自身やご家庭に合わせて、考えてみてくださいね。

目的が何も思い浮かばないとき

自分の「いいな」と思うものが浮かばない人もいるでしょう。目の前のことに集中して疲れていたり、自分のことは後回しにしてきたり、という経緯があるのかもしれません。

そんなときはゆっくり休んで、過去の楽しかったことを思い出してみるといいと思います。

反対に「こんなのは嫌だ」という思いが見つかったら、それも洗い出してみましょう。それが起こらない状態を考えるといいのです。

まとめ

整理は目的ではなく、目的を達成するためのひとつの手段です。しっかりと目的をもっていれば、整理ははかどりますよ。

自分なりのこうなりたい、こうしたいという気持ちを言葉に表現して、実現させましょう。あとは行動するだけです!

やることをリストアップして、スケジュールに組み入れましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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