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2019年01月19日 19:30 更新

ドアノブの「バチッ」を防止する裏技は? 手軽な静電気対策

空気が乾燥する季節になると、ドアノブなどを触ったときに「バチッ!」と静電気が生じて、不快な思いをしてしまうという方、多いのではないでしょうか。針で刺されるような痛みが走り、イヤなものですよね。そこで今回は、静電気を逃す裏技について取り上げます。衣服の素材選びやハンドクリームなどを使った静電気対策もご紹介します。

静電気を防止する裏技

Lazy dummy

ドアノブの前に他の物を触る

冬場に家のドアノブや車のドアを触ると、「バチッ」と静電気が発生し、指先に衝撃が走ることがあります。

そんなとき、静電気を前もって放電しておくことで不快な衝撃を減らすことが可能です。ドアノブを触る直前に、ほかの物を触るようにしてみてください。例えば、ゆっくり電気を通す性質のあるコンクリートの壁があれば最適。素手で壁に触れて放電したあとにドアノブを回せば、「バチッ」となることはないはずです。

土や木材などもコンクリートの壁と同じ効果が期待できます。屋外であれば、地面に触れてもいいですし、石垣や砂利、レンガなどに触っても放電することができます。

逆に意味がないのは、金属やプラスチックです。触ると衝撃が走る可能性が高いので注意してください。

鍵や金属をしっかり持って触る

Lazy dummy

金属製の道具を手に持った状態で、ドアノブを触るのも有効。そもそも、人は多くの場合、プラスの電気を帯電しています。そのため、プラスの電気を帯びた人の手がマイナスの電気を持った物に触れると、マイナスの電気が瞬時にこちらへと移動し「バチッ」となるのです。

金属はまさにマイナスの電気を帯電していますから、金属製のドアノブを触ると静電気が発生します。このとき痛く感じてしまうのは、ドアノブに最初に触れた指先からマイナスの電気が入ってくるためです。

金属であれば何を使ってもOKですが、しっかり手に握っておくことが大切。やわらかく持っているだけだと、指先からマイナスの電気が入ってしまい、痛みを感じてしまいます。

ドアノブを手のひらで触る

ドアノブの触り方を工夫することで、不快な衝撃を回避する方法もあります。ドアノブに触れる際、まず指先で触れて、そこから滑らせるようにしてドアノブ全体を握って回すという方が多いのではないでしょうか。そうすると、最初にドアノブに触れる指先から一気にマイナスの電気が体へと流れ込み、痛みを感じてしまうのです。

そこで、最初にドアノブに触れる手の面積を広くする工夫をしてみましょう。静電気が分散されるので、痛みを感じにくくなります。

静電気対策

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衣服の素材に気を付ける

衣服の素材に注意することで、静電気の被害を軽減することも可能です。衣服は、プラスの電気を帯びやすい素材や、マイナスの電気を帯びやすい素材があります。静電気は、プラスとマイナスそれぞれの電気が帯びた素材が摩擦すると起こりやすくなるため、同じ電気を帯びやすい素材でコーデすれば大丈夫というわけです。

リネンやコットン、レザー、シルク、ウールといった天然素材は、プラスの電気を帯びやすい素材の代表格です。これらにくわえて、レーヨンやナイロンなど一部の化繊素材も、どちらかというとプラスの電気を帯びやすいといわれています。

逆にマイナスの電気を帯びやすいのが、アセテートやポリエステルといった化繊素材です。アクリルや塩化ビニールはさらにマイナスの電気を帯びやすい素材です。

それぞれの素材を確認して、冬のコーディネートを決めてみてください。

ハンドクリームを塗る

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静電気は、空気だけでなく肌が乾燥していても起こりやすくなります。そのため、肌の保湿をしっかりしておけば、不快な衝撃を回避することが可能です。とくに乾燥肌の方は注意が必要。

ハンドクリームなどをこまめに使って、常に手肌が潤っている状態をキープするように心がけてください。それだけでも静電気対策として効果的ですよ。

ちなみに、冬場になるとスカートが脚にまとわり付いて困ることもありますが、これも静電気が原因です。ハンドクリームを塗った手でそのまま脚をストッキングの上からなでるだけで、まとわり付くのを解消することができるので試してみてください。

まとめ

ドアノブを触った拍子に「バチッ」となる不快な静電気。テンションが下がってしまいますよね。事前に放電させたり、衣服の組みあわせを工夫したりして、上手に回避してくださいね。

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