共働き家事 共働き家事
2018年10月26日 19:30 更新

掃除する理由を作ろう! 来客をきっかけにお片づけを始める方法

私にも経験があります。お客様を自宅に招くために、大掃除か?というくらい掃除をし、モノを収納の中に詰め込んだこと。人に見られて恥ずかしくないおうちでいたい……お客様にもくつろいで欲しい……そしてその当日を済ませた後はぐったり。でも大丈夫! そこからをお片づけのスタートにすることもできるのです!

こんにちは、ライフオーガナイザー®の片元友紀です。

お客様が自宅に来ることになった! と決まった後に、バタバタとお片づけをした経験はありませんか?

出しっぱなしになっていたモノを収納の中に押し込んだり、むしろ一部屋は物置のように使って開かずの部屋化したり。

そして、なんとか来客をやり過ごしても、当日が終わればぐったり。モノを押し込んだ収納を開けるのが怖い! なんて、来客対応を終えてもまだまだお片づけは続きそうです。

さらに、家族に「あれどこに行ったの?」と聞かれてそんな自分に罪悪感を感じることも……。ちなみに私は、これらは全て経験済みです(苦笑)。

でも大丈夫!

お客様が来るために詰め込んだ状態を、お片づけをしっかり進めるスタートと捉えば、逆にお家が片づくチャンスとなるんです♪

今のお家の状態、気持ちいいですか?

Lazy dummy

モノを詰め込んだとはいえ、あなたはお家をお客様を招けるレベル(ご自身の中で)に仕上げることができました。

たとえ収納の中がはちきれそうでも、一部屋が開かずの間であっても、今のスッキリしている状態はあなたにとってどう感じる空間ですか? 「気持ちいい!」「快適!」と感じることはできますか?

・モノがなくてスッキリしていて、掃除しやすくて最高!
・子ども達にとっても、危なくなさそうで安全かも
・あそこにある〇〇の存在感がすっごく気になるので片づけたい!
・これだと家族にどこにモノがあるか聞かれそうで不安

などなど、いろんな感情が入り混じるかもしれません。

もし今の状態がいいな! と思った方は、その感情をしっかり味わい、可能であればお写真を撮って記録しておくのもいいかもしれません。『ライフオーガナイズ』でお片づけをお伝えするときには必ずゴールを決めることをお伝えしていますが、なかなか体感できる方はいません。でも、今の状態がいいなと思った方は、収納の中さえ解決すれば手に入れられるわけですからラッキーですね!

逆にいろんな不安要素やちょっと違うなーと思った方は、何が違うのかどうなりたいのか、今の空間を目の前にして考えてみましょう。上記のように箇条書きで考えてみるのもいいですね。そのストレスを解決できる空間こそが、あなたのゴールとなるものですから。

荷物が集まっているってチャンス!

Lazy dummy

押し込んだ、ということは【収納の中にモノを全て入れた状態】になったわけですね。たとえ、その方法や見やすさが自分の理想とちょっと違ったとしても、これはチャンスです。お片づけが必要なモノが集まっている状態ですから。

そこからモノを仕分けていきましょう。

動線や家族の使いやすさを考えて、
1)その場所に置いておくのがいいのか?
2)別の場所に置いておくのがいいのか?
3)もう必要ないものはなのか?

を考えることができます。

また、昔から何の疑いもなく収納の中に入っていたモノだけれど、上記の選択肢に照らし合わせてみると、この場所ではない方がいいな、と判断できる場合もたくさんあります。

・子どもに使って欲しい知育道具なのに、収納の奥に押し込まれている
・毎日つけたい家計簿なのに、書類に混ざっている
・家族の共有している薬箱や爪切りなのに、みんなの手のとどかない位置にある

などなど、ここで初めて位置関係を疑うものも出てきます。

リビング横の収納や、玄関近くのパントリーなどはその代表例。使う頻度が高いモノが入っていることが多い場所です。

しっかり分けて、使いやすい場所・使いやすい高さに配置を戻していきましょう。

よく使うモノを見分けるには3日間観察しよう

Lazy dummy

よく使うモノ、と言っても、お家の中のモノはご自身だけで使っているわけではないはずです。お子様やパートナーが、単独で使うことがあるかもしれませんね。

お客様用にモノを押し込んだ状態から通常の生活をしている時、ご自身とご家族の行動と感情を観察してみてください。

「みんなが暮らしやすいお家になっているから、今は実験期間です!」と、最初にご家族に宣言しておくのも手だと思います(笑)。

「もー、ここに置いてたらわかんないよー」
「あれ、ここに置いていたら意外と取りやすいかも?」
「この高さは無理だわー」
「前にモノがあって取りにくいよ……」
「これは出しっぱなしでもよくない?」
「これを取りに行くためにここに来るのはめんどくさすぎる……」

いろんなご自身の感情と行動のつまづき、ご家族の意見や時にはブーイング、そして新たな発見があるかもしれません。3日間のうちに使うモノ、というのはかなりの高頻度です。

例えば、ハサミはよく使うモノだと思います。ご家族みんながラクに使えるように「本数を増やす?」「古いのを手放して、おしゃれなハサミを出しっぱなしにする?」「取り出しやすい場所に配置を移す?」など、いろんな選択肢を取ることができます。

3日間でよく使うモノに対しては、ご家族と話し合いながらお家の中の特等席を用意してあげてくださいね。逆にあまり使わなかったモノに対しては、ちょっと場所を移動するか、手放す時期が来たのかもしれません。

詰め込んだモノに手をつけるときの注意点

Lazy dummy

お片づけが苦手な方は、どうしても大きなスペースから始めようとします。その方が変化も激しくて達成感が大きく、お片づけを頑張った気持ちが強いからです。

でも、大きなスペースから始めてしまうと、途中で息切れする恐れがあります。登山初心者の方は、初めからエレベストに登れませんよね? それとお片づけも同じ。上級者になるには練習が必要です。

できるだけ小さなスペースから始めてみてください。全てはそこから。家族共有の文房具や、トイレの収納スペースなど、すぐ終わるところから始めるのがオススメです。

まとめ

来客時に慌てて詰め込んだときに、私って日頃掃除できていないダメなやつ……なんていう罪悪感はとっとと捨てて、お片づけのリスタートだと思って取り組んでいただきたいです。

ご家族のクセや考え方の共有もできて、もっともっと暮らしやすく笑顔あふれる空間作りの一歩を始められますよ。もしお一人でするには難しかったら、全国にはライフオーガナイザー®を含めてお片づけのプロがいますのでご相談してみてくださいね!

この記事が参考になれば嬉しいです♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-