あなたが思う「#丁寧な暮らし」のルールとは?
インスタグラムで「#丁寧な暮らし」と検索すると、インテリアや食事、食器などの素敵な写真がズラリと並びます。今回は、そんな丁寧な暮らし方をしているインスタグラマーさんたちが、実際にどんなルールで暮らしているかを調べてみました。あなたも、忙しい日々にちょっとブレーキをかけて、自分なりの丁寧な暮らし方を探してみませんか?
食のルール #丁寧な暮らし
鍋でご飯を炊く
毎日、ストウブのお鍋でご飯を炊いているという、misat_sさん。以前は、「炊飯器の方が楽そう」「毎回鍋で炊くのは面倒臭そう」と炊飯器を使っていましたが、ブランド米が手に入ったのをきっかけに鍋で炊いてみたところ、その味の違いにびっくり。旦那さんは3杯も食べたそう! 今ではすっかり鍋派に変わり、毎日ツヤツヤの炊きたてのご飯を楽しんでいるそうです。
家庭菜園で採れた野菜やハーブを楽しむ
yaeko.maedaさんは、庭のベランダで育てていたバジルを収穫して、ジェノバソースを手作り。家庭菜園の野菜やハーブは、市販のものに比べて育てる時間や手間がかかりますが、その分おいしさもひとしおです。愛情と感謝を持って、調理してあげたいですね。
残り物で料理をする
スーパーに行くたびに、ついつい余計なものまで買ってしまって、冷蔵庫に残っていた食材は奥の方に……。見て見ぬ振りをして、いつの間にか賞味期限が切れてしまったという経験、あなたにもありませんか? kiriree74さんは、食材の断捨離として、今冷蔵庫にあるものだけでお弁当作りに挑戦。題して、「やればできるじゃん弁当」と名付けて、暮らしを楽しんでいらっしゃいました。期限以内にきちんと使いきる、という当たり前のこと。今一度、見直してみませんか?
料理用のダシをとる
料理に使う、ダシ。「昆布と煮干しをきちんと煮出して、おいしいみそ汁を作りたい」と考えていても、面倒臭くて、ついつい顆粒のもので済ませてしまいがちですよね。料理が苦手、平日は仕事があって忙しいというsaori.612さんは、無印良品の麦茶ポットに昆布、煮干し、水を入れて一晩置いておくそう。こうすることで、次の日には簡単に水ダシが作れて、みそ汁のほか、茶碗蒸しや煮物などに活用できます。無理のない範囲で、おいしい料理を楽しめるグッドアイデアですね。
簡単な手作りおやつを作る
「休日には、子どもに手作りのおやつを食べさせてあげたい」と思っているママも多いことでしょう。でも、「毎日の仕事でヘトヘト、手作りおやつなんて無理そう……」と感じているなら、ホットケーキミックスを使ったチャチャっと作れるおやつはいかが? tsukicookさんが作ったオレオマフィンは、ホットケーキミックスを使って、作業時間はたったの5分。フィリングには、バナナやプルーン、チョコレート、クリームチーズやナッツなど、おうちにあるものでOKです。マフィンカップがなければ、マグカップにサラダ油を塗ったもので大丈夫だそう。子どもと一緒に作ることで、作る楽しさを共有でき、食育にも繋がりますね。
整理整頓のルール #丁寧な暮らし
バスタオルの枚数を決める
okatazuke_startさんは、「バスタオルを使うときは左から、洗濯後は右に」とルールを決めています。この方法ならどのバスタオルも均等に使えて、「お気に入りのものだけ使いすぎてゴワゴワ」ということがなくなりそうです。同時に、「バスタオルは10枚。もしも新しいものを追加する場合は、どれかを手放す」というルールも決めているそう。枚数をあらかじめ決めておくことで、ムダに買い足してしまうことも解消できそうです。
シンプルな食器を揃える
キッチンの限られた収納スペースを圧迫している原因としてよく挙げられるのが、食器。でも本当は、少しフチが欠けているのに惰性で使っていたり、同じシリーズで揃えていないからスタッキングできずにかさばったり、この1年間で一度も使っていない食器があったりしませんか? panjuhome___さんは、どんな料理にも使えるシンプルな食器をイッタラで揃え、基本的にこれだけで過ごしているそう。毎日使うものだからこそ、ちょっといい物を厳選して持ち過ぎない。これだけで省スペースの収納に繋がり、モノを大切に扱う心も養えます。
自分に合った収納方法にカスタマイズする
インスタグラムで爆発的な人気を誇った、シャンプーボトルの「吊るす収納」。バスルームに備え付けのバーにフックをかけ、シャンプーやトリートメントを吊るして使う使い方ですが、ボトルの形状や使い勝手で人それぞれ向き不向きがあったようです。rico_home25さんも、この「吊るす収納」に一度は挑戦したものの、ボトル内に水が入ってしまう、ボトルが落ちてしまう、というイライラから、潔く吊るす収納をやめたそう。「流行りだから」と言って無理をして使い続けるよりも、自分のライフスタイルに合った収納方法にカスタマイズしていくことこそ、丁寧な暮らしと言えるのではないでしょうか。
アクセサリーはスタメンだけ
プチプラでかわいいアクセサリーが増えている昨今ですが、よく使うアクセサリーはどうしても限られてしまうもの。m.h.room.no2さんは、自分の好みにきちんと向き合うことで、コレクションや観賞用にしていたアクセサリーを手放し、使用頻度が高いアクセサリーだけ残しました。おかげで、2年前までは2個使用していたこのアクセサリーケースも、今やひとつに。収納スペースだけでなく、「今日はどのアクセサリーにしよう」と悩んだり選んだりする手間も省けたそうです。
増え続ける紙モノは規定量までにする
子どもがいると、どうしても増えてしまいがちなのが紙モノ。2人の男の子のママだというmegumi_homeさんは、「ニトリのファイルボックスに入る量だけ」と、あらかじめマイルールを設定。特に、どんどん増え続けるマンガや雑誌などは、最初から収納量が決められていると、自分にとって本当に必要なものが見極められます。あなたのお家の数年前の雑誌、そろそろ捨て時ではありませんか?
月1回、中掃除をする
住まいのルール #丁寧な暮らし
気に入った花瓶に花を生ける
「丁寧な暮らし」と言えば、「部屋に花や草木を飾ること」をイメージする人も多いはず。花を生けるのに、おしゃれで有名なフラワーベースも素敵だけど、0omusubi2さんはどこか北欧風を思わせるグレーの空き瓶を使いました。娘さんと摘んできたというねこじゃらしが、何だかおしゃれで誇らしげに見えます。自分が素敵だと感じた物を大切に使い、時には新しい命を吹き込んであげる。そんなモノに対する敬意や愛情が、丁寧な暮らしの第一歩と言えるのではないでしょうか。
昔ながらの知恵を借りる
万能オイルとして有名なハッカ油。ハッカにはスースーとした清涼感があることから、昔から消臭剤代わりに使用されてきました。ayumi_kaigaさんは、そんな効能を活かして、洗面所とトイレに設置したキャンドゥの珪藻土の歯ブラシホルダーに、毎朝ハッカ油スプレーをプッシュ。清涼感のある香りがふんわり漂い、水回りの気になる臭いを消してくれるそうです。市販の消臭剤に頼らない、昔ながらの生活の知恵ですね。
モノは使い切ってから捨てる
気なくなった洋服は、フリマアプリで売ったり、誰かに譲ったりすることができますが、着古したTシャツは、なかなかそうはいかないもの。でも、「もう十分に着たから」とゴミに出すのは、ちょっと待った! 1k.laboratoryさんは、そんなTシャツをウエス(ボロ布で作った使い捨ての雑巾)にして、家中をピカピカに磨き上げているそう。襟がヨレて全体的にくたびれても、最後まで有効活用できるエコで素敵なアイデアです。
まとめ
まとめと同時に、最後にもうひとつ、インスタグラマーさんの投稿をご紹介します。
どのインスタグラマーさんも、丁寧な暮らし方のルールに共通点があるように感じらました。それは、「無理をしない」ということ。丁寧な暮らしにチャレンジしたのはいいものの、自分や家族が心地よいと感じないライフスタイルなら、それは本末転倒。また、疲れていたり、イライラしていたりすると、丁寧な暮らしはもちろん、日々の生活に影響が出てしまいます。
sae_umiさんは、毎月1回そんな日が来ることを受け入れていて、きちんと対処。レモンバーム、ペパーミントなどのハーブで自家製ハーブティーを作ってリラックスすることで、気持ちを落ち着けているそう。自分がどんなことで癒され、リフレッシュできるか。それを知り、自分を大切にしてこそ、丁寧な暮らしができるのではないでしょうか。
心も家もゆとりのあるものにして、丁寧な暮らしを楽しみたいものですね。