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2018年09月30日 18:30 更新

これで解決! 開き戸タイプのシンク下収納をマスターしよう

キッチンシンク下の収納って難しいですよね。引き出しタイプのキッチン収納も増えてきていますが、賃貸ではまだ開き戸タイプの収納が多いです。今回はそんな開き戸タイプのシンク下収納のコツをご紹介します!

Lazy dummy

こんにちは! 整理収納アドバイザーの三吉まゆみです。

みなさん、キッチンのシンク下のスペースってうまく使えていますか? 引き出しタイプや、オープンタイプなどありますが、なかでも賃貸物件に多い開き戸タイプのシンク下収納は、頭を悩ませる人が多いです。

筆者も過去3回、賃貸物件に引っ越してきましたが、これまで毎回開き戸タイプの収納で頭を悩ませてきました。

どんな収納グッズを使えばよいか? どのように奥行きや高さを活用すればよいか? いろいろと試してみた中で、オススメの方法を今回はご紹介したいと思います!

コツをつかめばそんなに難しくありません。ぜひご自宅のキッチンと見比べて試してみてくださいね!

開き戸タイプのシンク下の特徴とは

1.屈まないと出し入れしにくい

キッチンのシンク下が引き出しタイプの場合、引き出して見下ろすだけで全体が見えるため、どこに何が入っているかわかります。対して、開き戸タイプの場合は、上から見下ろしても中に収納しているものは見えません。そのため、モノを出し入れするときは屈むことになります。

屈んだとき、手前は見やすいですが、奥の方はモノをどかさないと見えなかったり、うまく収納グッズを使えていないと、いろいろなものがごちゃごちゃになってしまい、どこに何があるのかわからない……なんてことも。

2.奥行きの使い方が難しい

キッチンの奥行きは大体60~65cmです。結構奥行きがあるため、使い方が難しいですよね。キッチンのシンク下が引き出しタイプなら、奥に入っているものも引き出せば取り出しやすいですが、開き戸タイプの場合は見にくいが故に、奥に死蔵品がたまりやすいです。奥にあるものを取り出したりしまったりするときに、毎回手前のモノをどかすのって面倒ですよね。

3.高さの生かし方がわからない

キッチンのワークトップの高さは80、85、90、95cmと規格がありますが、中でも多いのが85cm。シンクの深さや幕板を差し引いても、シンク下収納の高さは50cm前後あります。そうすると高さを活かすために、ラックや突っ張り棒などの収納グッズが必要になってきます。

シンク下収納の活用法

Lazy dummy

ここでは、筆者の自宅のシンク下収納を例に、オススメの活用法を紹介していきます!

引き出しを入れる

扉を開けて、引き出しを開けて……となると、モノを出し入れするまでのアクション数自体は増えてしまいますが、奥行きを活用する手段として引き出しはオススメしたいアイテムのひとつです。

筆者はこの引き出しに、調味料のストックや、レトルト、乾麺や乾物などしまっています。

引き出し収納のメリットは、中に入っているものが引き出すことによって俯瞰して見えるという点。そのため、在庫管理がしやすいです。

引き出しを設置する際のコツは、一段ずつばら売りしているものを選ぶこと! 筆者の自宅で愛用している引き出しは無印良品のポリプロピレンケースで、深型、浅型、薄型の3種類から選ぶことができるほか、一段を半分ずつに分けて収納できるハーフサイズもあります(写真の上の段のもの)。ハーフサイズは仕切りも付いているので、中を種類別に分けて収納できます。

収納したいものに合わせて自由に組み合わせができるので、無駄なく空間を活用できます。天面にモノを置くこともできるので、引き出しはぜひ活用してほしいアイテムです。

ファイルボックスを使う

いまや収納グッズの定番ともいえるファイルボックス。もちろんシンク下収納でも使えます。ファイルボックスのメリットは、立てても寝かせても使えるという点!

立てて使用する場合は、細々した掃除スプレーや液体調味料などをまとめてしまっておくのに便利。引き出せば奥に入っているものも出し入れしやすいです。
フライパンや鍋も立てて収納することができます。

ただしこの場合、上の空間が余ってしまうので、突っ張り棒を使った収納も組み合わせるなど工夫が必要かもしれませんね。

フライパンや鍋の取っ手部分を上に向けて出しておくと、取り出しやすいですよ! ふたも裏返せば同じファイルボックスに入れられます。一緒に使うものは、まとめておくと使いやすいです。

寝かせて使用する場合は、3つくらいまでなら重ねることができるので、高さ方向を有効に活用できます。

筆者は2つ重ねて使用し、鍋とフライパンを収納しています。あまり重いモノをしまうとたわんでしまうので、収納するものは軽いものがおすすめ。

タッパーやボウルなどを収納するのもいいですね。

寝かせて使う場合は奥の空間が余ってしまうので、奥には使用頻度の少ないものを収納しておくと良いでしょう。

ラックを使う

多くの人がやっていることかと思いますが、高さを生かす方法として使えるのがラックです。

ここでお伝えしたいのが、簡易的な小さなコの字ラックではなく、しっかりとしたラックを設置するという点! 100円ショップなどで売っているコの字ラックを重ねて使う方もいらっしゃいますが、作りが小さく、横幅、奥行きともあまり有効に使うことができません。

ここは、頑丈なラックを思い切って設置してしまいましょう。配管を避けて設置できるものもあるので、空間を有効に使えます。

突っ張り棒を使う

高さのあるシンク下収納は、上部の空間も活用したいところ。突っ張り棒を設置すれば、余っている空間も有効に使えます。

一本設置する場合は、掃除用スプレーなどを引っ掛けて収納することができます。

つい増えてしまいがちな掃除用スプレーも、こうして空中に収納すればすっきりしますね。
奥と手前に2本設置した場合は、その上にモノを置くことができます。突っ張り棒の上に板を乗せて棚板にしてもいいですね。

この写真ではラップやアルミホイル、キッチンペーパーのストックなどを置いています。

場所をとってしまうストックも、このように空中に収納すると場所をとりません。

扉裏を使う

開き戸タイプのシンク下収納で、一番使いやすい場所って扉裏なんです。上から見下ろすことができて、すぐに手が届く場所。ここを活用しない手はありません!

筆者は、ダイソーで売っている何度でも貼ってはがせるシールフックを貼り付けて、排水溝ネットをカゴに入れ、収納しています。

排水溝ネット以外にも、メラミンスポンジや、ビニール手袋を箱ごと引っかけておくのもオススメ。

もう一つは、扉裏収納用のラックを使うのもオススメです。これを使えば、調味料やラップ、鍋蓋などよく使うものを収納しておけるので、便利!

まとめ

難しいと思われがちな開き戸タイプのキッチンシンク下収納ですが、工夫次第でかなりたくさんの収納スペースを作ることができるんです。ぜひご自宅のシンク下収納を見直して、空間を有効活用してくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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