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2018年10月03日 11:00 更新

子ども(未就学児)の登園準備が楽になる! 朝のバタバタ解消法

忙しいママが明日の保育園の準備をしている横で、テレビを観ている子ども……。自分でやってほしいけど、まだ小さいし、それに私がやってしまったほうが早い! と思っているママさん。そんなことはありません! 未就学児でも、登園準備や片づけもできるんです。ポイントは、仕組みづくり。今回は、我が家の朝の準備方法をお伝えします。

こんにちは。ライフオーガナイザーのうめだあさみです。

我が家には、3人の娘がおります。長女が保育園児の時には、帰宅後、夕食前と朝食後の目がまわるような忙しい時間帯に、片づけと、登園準備を全てを私が行っていました。

次女が長女とは違う園に通い始めると、長女と次女の持ち物が違うため、次女に必要なエプロンが、長女のリュックに入っていたりと、ミスもしょっちゅう。

慌てて準備するので仕方ないとは思った時もありましたが、「猫の手も借りたい」という気持ちが勝り、数年かけて、未就学児でも自分で登園準備と片づけができる仕組みを作り上げました。

おかげで現在、4歳の末娘の保育園準備は、入園当初からノータッチです。未就学児でも、仕組みさえできあがっていれば、ひとりで登園準備も、お片づけもできる!

今回は、そんな我が家の仕組みについて、お伝えいたします。 

目指すは、保育園のロッカー

Lazy dummy

保育園の教室を覗くと、園児それぞれにロッカーが与えられていますよね。どのロッカーでも同様に、園で使用する道具が入れられています。

観察していると、子どもたちが元に戻している! その理由は、子どもたちが届く高さと、方法にありました。

年齢が上がるほどに、より細かく分類してある点を見ると、さすが保育のプロ! と感心します。「子どもだからできない」ではなく、子どもでもできる仕組みのヒントは、日々通っている保育園にありました。

子どもの目線に合わせて

一カ所集中で気をそらせない

小さな子どもたちは、何にでも興味津々。心惹かれるものを目にすると、目の前の事よりも、そちらに関心が移ってしまいます。たとえそれが、畳の目であろうと(笑)。

そのため、保育園セットは一カ所集中収納。あっちこっちに物を取りに行った先でやる気をそがれないように、集中して作業してもらいます。

ハンガーにこだわらない

大人の目線で考えると、上着はハンガーに掛けます。

しかしながら、手先が器用ではない子どもには、
①バーからハンガーを取る
②ハンガーに衣類をかける
③衣類が落ちないようにバーに戻す
という手順は、手間がかかり、床に置きっぱなしになりがちです。

ハンガーの使用は「もう少し手先が器用になってから」と切り替え、タグをフックにかけるだけの収納にしたところ、手間もなく、床に置きっぱなしになることもなくなりました。

また、冬に活躍する上着類は、かごに放り投げ収納。かごからはみ出していることはありますが、床に置きっぱなしはありません。

いくつもある洗濯物はひとまとめに

毎日使用するフェイスタオル、ハンドタオル、着替えた衣類、ハンカチ。一日保育園で過ごすだけで、何枚もの洗い物が出てきます。洗濯物は、専用のかごを準備し、ひとまとめにします。

準備が終わったら、洗濯物が入ったかごを持ち、洗濯機の置いてある洗面所に行くことで、手洗いと、洗濯物の用事を一回で済ませることができます。

毎日使用するタオルは取り出しやすい場所に

フェイスタオル、ハンドタオルは毎日持参します。

子どもが出しやすい高さに置いてあれば、自分で取り出すことも可能になります。引き出しを利用する場合は、子どもの弱い力でも引き出せる軽いものに◎。持ち物を自分で入れてくれるだけでも、ママの手間は減ります。

また、自分で取り出せるということは、自分で戻すことも可能だということ。お洗濯したタオルも、お子様自身に戻してもらうこともお願いできますよ。

水筒、お弁当箱はまとめてキッチンに

汚れものでも、洗濯機で洗わないものが、お弁当・水筒・カトラリーセットです。これらは洗うと同時に、翌日には中身を詰めて持たせなくてはなりません。

洗濯物と同様にかごを用意し、一式まとめてキッチンに持ってきてもらいます。キッチンで洗った後、かごに戻し、保管します。

翌朝、中身を詰めて、まとめてかごに入れ、子どもに渡し、自分でリュックに入れてもらいます。中身が入ると重たい水筒、お弁当も、ひとまとめになっていれば、子どもの力でも持ち運べます。また、かごの中身が残っていれば、忘れ物が一目瞭然。忘れ物防止対策に効果あり。

週末の荷物置き場も忘れずに

Photo by Denisse Leon on Unsplash

平日は、保育園で保管してもらっている布団と、大きなお着換えバッグ。これらも、自宅での保管場所が必要になります。

荷物が置かれるのは、一週間のうちたった2日ですが、その場所がないと家の中が煩雑になってしまいます。しかし、これらは大きいものなので、持ち運びや管理を子ども自身で行わない場合は、子どもの手が届かない高い場所にしまっておいても問題ないでしょう。

まとめ

まだまだかわいい盛りの小さなお子様。「まだまだ何もできない」「何でもやってあげないと」と思っていても、仕組みさえ整えてあげると、意外とママの力になってもらえるものです。

これから、小学校・中学校と成長してから「うまくいかない!」「自分の身の回りのことができない!」と焦るまえに、未就学の今から仕組みを整え、お子様自身の準備とお片づけができる力を育んでいきませんか。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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