ワイシャツの黄ばみ・黒ずみがスッキリ! 漂白剤の使い方&予防策
肌に直接触れる部分が多いワイシャツは、毎日きちんと洗濯していても、次第に黄ばみや黒ずみが目立つようになってきます。今回は、そんな頑固な汚れを効果的に落とす方法を特集。漂白剤を使わない方法、漂白剤を使う方法をそれぞれくわしく解説しながら、黄ばみ・黒ずみの予防法についてもご紹介します。
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漂白剤を使わずワイシャツの黄ばみを落とす方法
食器用洗剤とぬるま湯で
黄ばみ・黒ずみの程度によっては、漂白剤を使わずに落とすことができる場合があります。まずは、食器用洗剤と40度以上のぬるま湯を用意し、以下の手順で汚れ落としをお試しください。
1. 食器用洗剤のなじみをよくするために、汚れをぬるま湯で湿らせます。
2. 汚れに食器用洗剤を塗布します。色落ちを避けるため、薄く塗ってください。
3. 手で生地同士をやさしくこすりあわせるようにもみ洗いします。歯ブラシを使ってこするのも◎。
4. ぬるま湯で洗剤を洗い流したあと、通常通り洗濯機にかければOK。
比較的新しい黄ばみや黒ずみであれば、この方法で落とすことができます。
漂白剤を使ってワイシャツ手強い黄ばみ・黒ずみを落とす方法
つけ置きが効果的
頑固な黄ばみ・黒ずみには漂白剤が効果的です。用意するのは、洗面器など容器と酸素系漂白剤(液体タイプ)。漂白剤を使った汚れ落としの手順は以下の通りです。
1. 容器に40度ぐらいのお湯と適切な量の漂白剤を入れてよくかき混ぜます。
2. ワイシャツを、およそ20~30分つけおきします。それでも黄ばみが目視で確認できるようなら、もうしばらく放置してください(最長で丸1日程度まで)。
お湯を使うことで、酸素系漂白剤の洗浄力が高まります。皮脂汚れにも、お湯は効果的です。
漂白剤を使う際の注意点
ワイシャツによって、使用できる漂白剤の種類は異なります。漂白剤を使用する前に必ず確認しておきたいのが、ワイシャツの洗濯表示です。左脇の内側に付いていることが多いですね。
漂白剤の使用については、以下の3タイプに分けられます。
・塩素系・酵素系どちらの漂白剤も使用することができない
・酵素系の漂白剤は使用できるが、塩素系漂白剤は使用できない
・塩素系・酵素系どちらの漂白剤も使用することができない
酵素系の漂白剤は、主にカラーや柄のついたシャツの時に。塩素系の漂白剤は、白くする効果があるので、色物の着衣は向いていません。
使用してはいけない漂白剤を使うと、変色したり生地が傷んだりする恐れがあるので十分注意してください。
さらに手強い汚れには「煮洗い」をプラス
漂白剤のつけおき洗いでも取れない汚れなら、煮洗いを試してみましょう。ワイシャツを高温のお湯で煮ることで、黄ばみを落ちやすくすることができます。皮脂が40度から60度で溶け出すのが理由です。用意するものと手順は以下の通りです。
・大きな鍋
・粉末タイプの酸素系漂白剤
・洗濯用洗剤
・水
1. 鍋に水と酸素系漂白剤、洗濯用洗剤を入れます。水1Lに対して酸素系漂白剤小さじ1、洗濯用洗剤小さじ2の割合です。
2. 弱火にかけて、30分ほどワイシャツを煮ます。
3. そのまま丸1日放置してください。
4. 洗濯機にかけます。
ただし、この方法が使えるのは白いシャツのみ。色の付いたシャツには使用できません。また、シルクが含まれているシャツもNG。
ワイシャツの黄ばみ・黒ずみを予防するには
ベビーパウダーを塗る
黄ばみや黒ずみは予防することで、できにくくすることができます。なかでもおすすめなのがベビーパウダーを使う方法です。ベビーパウダーを洗濯後のワイシャツの襟もとに塗布しておくと、皮脂を吸収して汚れを付きにくくする効果が期待できます。さらに、汚れを落ちやすくする働きもあります。ドラッグストアや通販で簡単に購入でき、価格もリーズナブルです。
襟汚れ防止テープを貼る
襟に汚れが付着するのを防ぐ、専用のテープを使うという手もあります。襟まわりの汚れに関する悩みを、ピンポイントで解決してくれるアイデア商品です。セロハンテープなどのようにワイシャツに貼り付けるだけで、襟汚れがつくのを防止してくれます。極薄なので、付けていても外からは見えることがありません。無色なので、着用中に万が一はみ出ることがあっても目立たないのもポイントです。ワイシャツはもちろん、やはり襟汚れが気になるコートなどにも使用できます。
いつもの洗濯方法を見直す
シャツに黄ばみや黒ずみが付きやすいと感じるなら、洗濯方法を見直してみるのもいいかもしれません。例えば、シャツを脱いでからしばらく放置してしまっていませんか? 皮脂汚れは、放置すると酸化して落ちにくくなる傾向があります。週末にまとめ洗いしているなら、洗濯の頻度を高くするなどの対応が必要です。
液体洗剤を使っている場合は、粉洗剤にかえるて見るのもひとつ。液体洗剤は中性であることが多いのですが、皮脂汚れにはアルカリ性の粉洗剤が有効です。
そのほか、時短コースで洗濯することが多い場合は、通常コースにかえるのもおすすめです。一度にたくさん洗濯しているようなら、洗濯物の量を減らすことで、洗浄力がアップすることもありますよ。
まとめ
ワイシャツの黄ばみや黒ずみは、いつもの洗濯に一手間加えることでキレイに落とせる場合があります。キレイなワイシャツを着ていると、相手に好印象を与えるもの。日ごろからケアを万全にして、清潔に保ちたいですね。
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