早く乾いて欲しい! 部屋干しの洗濯物を速乾させる3つの裏技
外に干したいけど、どうしても部屋干ししないといけないときってありますよね。そんなときに気になる、洗濯物を早く乾かす方法を特集。脱水、干し方、そしてどのご家庭にもある道具を使った3つの裏技をご紹介します。お天気が悪い日が続くときなど、試してみてくださいね。
洗濯物を早く乾かす裏技-脱水編
バスタオルと一緒に脱水
まず試していただきたいのが、脱水する際にバスタオルを一緒に入れる方法です。すすぎが終わった時点で、一度洗濯機のフタを開け、乾いたバスタオルを投入します。すると、バスタオルが洗濯物の水分を吸い取り、早く乾くというわけです。
当然、バスタオルが吸うことができる水分には限界がありますので、洗濯物の量が少なければ少ないほど効果的。早く乾かしたいものだけを選んで、脱水するとよいでしょう。
脱水前のすすぎをお湯で
すすぎに水ではなくお湯を使う、という方法もあります。洗濯物の洗い上がりの温度が高ければ高いほど、水分は蒸発しやすくなります。そのため、最後のすすぎに入る前に洗濯槽にお湯を入れることで、脱水の際の水分の蒸発を進めることができます。
衣類によっては、高温で洗濯すると変色するなど繊維が変質してしまうものもあります。とくにニット類は注意が必要です。洗濯表示をよく確認してから行うようにしてください。
お湯に対応していない洗濯機もあります。故障の原因となってしまうこともあるので、洗濯機のスペックも必ずチェックしてください。
洗濯物を早く乾かす裏技-干し方編
「アーチ」干し
洗濯物の干し方を工夫することで、乾きを早くすることができます。
例えば、洗濯ハンガー(角ハンガー)にアーチを描くように干すという方法がよく知られています。洗濯ハンガーに洗濯物を干す際、外側から内側へと向かうにつれてアーチを描くように長いもの→短いものという順に。このとき、乾きにくいものや厚手のものを外側に、乾きやすいものや薄手のものを内側に干すと、より効果的です。
「裏返し」干し
裏返しに干すというのもおすすめです。例えば、ポケット布や襟の身返し、裾の折り返しなど、布が分厚いところに直接風を当てることで、乾きを早めることができます。
よくポケットのあたりがまだ濡れているのに、洗濯物の表面を触っただけで乾いたと勘違いしてしまったことはありませんか? 裏返しに干すことで、生地が重なったところも確実に乾かすことができます。とくにジーンズなど厚手のものだと効果を実感できますよ。
「斜め」干し
斜めに干すのも効果的です。大きな洗濯物を干すとき、半分にして直角に折って干すことがあると思います。すると、生地と生地とが重なる面積が多くなるため、乾くのに時間がかかってしまうことに。
これを斜めに折って干すことで、洗濯物が重なる部分を減らすことができます。風が直接が当たりやすくなり、乾きを早くすることができるというわけです。
洗濯物を早く乾かす裏技-道具編
新聞紙を敷く
洗濯物の下に新聞紙を敷くことで、洗濯物の乾きを早めることができます。洗濯ハンガーなどに洗濯物を吊るしたあと、その真下の床に新聞紙を敷くと、新聞紙が洗濯物の湿気を吸ってくれるのだそう。
このとき、新聞紙をただ広げるのではなく、一度クシャクシャと丸めてから広げるのがおすすめ。シワが付くことで湿気を吸う表面積が増え、より早く乾かす効果が期待できます。
扇風機の風を当てる
扇風機の風を洗濯物に当てることで、洗濯物のまわりに漂っている湿度の高い空気を散らすことができます。それによって、洗濯物が乾くスピードを短縮することが可能です。
風を当てるだけなので、乾燥機のように繊維にダメージを与える心配がありません。
ドライヤーの風を当てる
ドライヤーとゴミ袋など大きめのビニール袋を使って、洗濯物を乾燥させる方法もおすすめです。まず、大きめのゴミ袋の底の両角を切り落とします。そのゴミ袋のなかに、洗濯物をイン。そして、ドライヤーの風が逃げないように、ゴミ袋の口で覆います。あとは、風を出しながら、ゴミ袋の中にある洗濯物を手で弾ませて乾かしてください。
この方法は速乾性が高く、例えばシャツ3枚ほどであれば10分もあれば乾くといわれています。熱を外に逃がさず、温風をゴミ袋のなかで効果的に循環させられるのがポイント。手動の乾燥機といった感じですね。
まとめ
じっくり時間をかけて部屋干しすると、洗濯物に嫌なニオイが付くことがあります。部屋中に充満してしまうとなかなか不愉快なものです。ぜひご紹介した方法を試して、手早く乾かしてしまいましょう。