石けん掃除は意外と難しい!? 私が中性洗剤にたどり着いた理由
お風呂用、トイレ用、キッチン用、窓ガラス用……洗剤は用途別にいろいろなものが市販されていますが、できればたくさんの洗剤を管理するのは避けたいですよね。でも、石けんや重曹などを使いまわすエコクリーニングも意外と活用が難しい……。そこで今回は、中性洗剤を使った掃除方法をご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザーの吉井謡子です。
皆さんは家の掃除に、どんな洗剤を使っていますか? 私は主に中性洗剤を使いまわしています。合成洗剤でも、しっかり環境に配慮して作られたものを選べば安心です。
今回は、私が使っている中性洗剤と、その魅力についてご紹介したいと思います。
意外と難しいエコクリーニング
石けんを使いまわしてみて気づいたこと
少ない洗剤類を使いまわして掃除をする、というと、真っ先に石けんや重曹、酸素系漂白剤、クエン酸などを使った「エコクリーニング」を思い浮かべませんか? 私も管理する洗剤類をなるべく少なくしたくて、また少しでも環境に配慮した暮らしができたらと、エコクリーニングに挑戦してみたひとり。
けれど、洗濯に石けんを使うと石けんカスが衣類に白っぽく残ったり、食器洗いでは食器やシンクが白くくもったり、ポンプ式のボトルに液体石けんを入れたら口の部分が詰まってしまったり……いろいろと気になる点が出てきました。石けんは、上手に使うには知識が必要で、それなりに手間と時間をかけなければいけないと感じたのです。
また、石けんは意外と使用量が多く、すすぎにも水がたくさん必要になるので、一概に環境にやさしいとも言い切れないそう……。
酸やアルカリを使いまわしてみて気づいたこと
実は、素材によっては酸もアルカリも苦手なものがあるのです。家具などの取扱説明書を見ると、水で薄めた中性洗剤で手入れをするよう書かれていることが……。安心、安全といわれる酸やアルカリのエコクリーニングも、意外と注意が必要なんですね。
行き着いたのは、中性洗剤
こうしてエコと思われるものをいろいろと試してきたけれど、今は主に、洗濯と家中の掃除用には環境に配慮した合成洗剤「THE 洗濯洗剤(The Laundry Detergent)」、食器洗いは「エコベール(ecover)」に落ち着いています。
どちらも環境に負荷をかけないよう、十分考えられた洗剤です。
私が特に気に入っているのは、THE 洗濯洗剤です。good design companyの水野学さんと、中川政七商店の中川淳さん中心に立ち上げられたブランド「THE」の商品で、製造元はがんこ本舗。ボトルもスタイリッシュで、飾っておきたくなってしまうほど。
人と環境に配慮して作られていて、河川や海に排出された後、1日で約94%、1週間で100%というスピードで生分解(微生物の働きにより分解され自然に還る)されるそう。1回の洗濯での使用量は水30Lに対し、わずか5mL(小さじ1杯)と驚くほど少なく、すすぎも1回でよいことも環境にやさしいポイント。手洗いの洗濯なら、数滴で済んでしまいます。
ラベンダーの精油入りで、人工的な香りが苦手な私でも好きな香り。使用中や洗い上がりにも心地よく香り、洗濯の時間がとても楽しくなります。中性で使い勝手もよく、これ1本でウールやシルク、ダウン素材まで洗うことができます。
また、水で薄めて家じゅうの掃除に使えるとのことだったので、早速家じゅうの掃除にも試してみたのです。
中性洗剤「THE 洗濯洗剤」を使って掃除をしてみた!
実際に、THE 洗濯洗剤をスプレーボトルに4倍の水で薄めて入れて、バスルームにスプレーして磨いていくと、汚れをぐんぐん落としてくれました。時間がかかるバスルームの掃除は苦手でしたが、この洗剤を使ったら楽しくなったのです。その理由はラベンダーの香りの心地よさ! まるでアロマセラピーを楽しんでいるかのようにラベンダーの香りで癒されます。掃除が終わったあとのバスルームもさっぱりとして、とても気持ちがいいんです。
まとめ
掃除は安心して使えるとわかっているものに限って酸やアルカリに頼るようにして、基本的にはエコな中性洗剤を使うようにするのがオススメ。中性洗剤ならそれほど使い方を気にせず、使うことができます。
そして、頑固な汚れなどは、注意しながら補助的に酸やアルカリも取り入れる、そんなやり方でいいのではないでしょうか?
1つのものを多用途に使い回せば、余計なストックを管理するわずらわしさからも解放されますよね? そこから、よりすっきりとした暮らし方も目指せるでしょう。
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