住まい 住まい
2019年01月22日 18:00 更新

自分でできる結露対策は? 便利グッズを使ってカビを防止しよう

断熱性の低い一般的な窓だと、どうしても冬になると結露してしまいます。結露は放っておくとカビが生えてしまい、掃除が面倒に……。そこで今回は、自分でできる結露対策を特集。便利グッズを使った防止策や、結露ができてしまったときの対処法などについてご紹介します。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

結露を防止する方法は?

Lazy dummy

換気や除湿を徹底する

結露を防止する手軽な方法としては、こまめに換気や除湿を行なうことです。

というのも、結露の原因となるのは、室内にこもった暖かく湿った空気。結露は、空気中の湿気が水分に変わることで起こります。外気にさらされて冷たくなった窓際で室内の空気が冷やされると、湿気は水分を含めなくなり、窓ガラスに水分となって付着してしまうのです。

結露を防ぐには、湿気を少なくする必要があります。その方法のひとつとして、換気が効果的! 室内の暖かく湿った空気が室外に出されて結露しにくくなります。

除湿機などを使って除湿するのも効果的です。室内の空気が含んでいる水分をあらかじめ取り除くことができるため、空気が窓際で冷やされたとしても水分が窓ガラスに付着しません。

結露対策窓にリフォームする

Lazy dummy

窓際は、室外の冷たい温度と室内の暖かい温度のギャップが生まれやすい場所です。つまり、急激に冷やされることによって結露を発生しやすくなるところ。そのため、窓の対策をすることによって、結露を防ぐことができます。

そこでおすすめなのが、二重構造になった窓です。二重構造の窓には、2つの種類があります。ひとつは、ガラスが二重構造になったペアガラス窓。ガラスを二重にすることでガラスとガラスのあいだに空気層を作り、熱を伝えにくくしてしているのが特徴です。断熱性に優れ、外が寒くても窓の室内側が冷やされないため、結露ができにくくなります。

二つ目が二重窓です。いまの窓に対して、内側にもう一つ窓を設置することによって結露を防ぎます。ペアガラス窓と同じように、ガラスとガラスとのあいだに空気層を作ることで、外気の影響を受けにくくすることができます。より大きな空気層ができるため、ペアガラス窓よりも結露しにくい傾向があります。

サッシに使用する素材によっても結露のしやすさが変わってきます。例えば、アルミサッシよりも、熱伝導率の低い樹脂製のサッシを使用したほうが結露は発生しにくくなります。

結露を防止できるアイテム

【マドピタシート 結露防止シート 結露防止 フィルム 断熱シート】 マドピタシート すりガラス対応 レース(B601-S2)
¥ 2,380 (2019/01/22時点)
(2018/9/13時点)

とはいえ、二重構造の窓にリフォームするのにはそれなりのコストが必要です。そこで、便利グッズを使って自分でできる簡単な結露防止策をいくつかご紹介しましょう。

まずは、断熱シートを使う方法です。断熱効果のあるフィルム状のシートを窓に貼ることで、外気の影響を受けて窓が冷たくなるのを防ぎます。ダンボールやプチプチを窓枠に貼るという方法もありますが、あまり見栄えがよくありませんね。断熱シートなら、模様や柄が入ったものも多く、好みのデザインを選ぶことができます。もちろん、透明な断熱シートを使って透明な窓に仕上げることも可能です。

貼り方は、霧吹きなどで全体に水をかけて窓に吸着させるタイプと、粘着剤で窓に貼り付けるタイプがあります。

Lazy dummy

食器用洗剤を使った、結露防止スプレーを作るのもおすすめ。一般的な食器用洗剤には水をはじく性質のある界面活性剤が含まれています。食器用洗剤を使って結露を拭き取ると、窓に界面活性剤の薄い膜を張ることになり、結露しにくくすることができるというわけ。

100~200mlの水に、食器用洗剤を大さじ1杯くわえてよくかき混ぜます。布に染み込ませてよく絞ってから、窓を拭き取ってください。仕上げに、細かい泡を乾いた布で拭き取れば完了です。1週間ほど効果が持続します。できれば週に1度のペースで行なうとよいでしょう。

結露ができてしまったときのカビ対策

Photo by Holger Link on Unsplash

こまめに拭き取りを

できてしまった結露は、こまめに拭き取るのがよいでしょう。結露した窓ガラスに新聞紙を貼り、水分を吸わせてください。仕上げに濡れた新聞紙を使ってサッと窓を拭いてあげると、含まれるインクの油分でコーティングされて窓掃除もできます。

結露した水分を吸収してくれるアイテム

ニトムズ 吸水テープ広幅シルバー
¥ 450 (2019/01/22時点)
(2018/9/13時点)

給水テープを使うのもおすすめです。あらかじめ窓の下端に貼っておくと、結露による水分を吸収してくれるというもの。吸水性の高い特殊な素材を使用していて、自然に乾燥し長期間効果が持続します。

冬場はレースカーテンなどを閉めたままにすることが多いため、結露していることに気づかないことも少なくありません。結露をそのまま放置してしまうと、水滴が床材や壁紙に付着してカビが発生する原因に。給水テープは、できてしまった結露をしっかり給水してカビを発生しにくくさせる役割になります。

まとめ

断熱性の高い窓にリフォームするのもいいですが、換気や除湿を徹底することで結露の発生をかなり抑えることができます。ご紹介した便利グッズや、新聞紙・洗剤を使った対策もおすすめです。取り組みやすいものからお試しください。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認くださいませ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-