賃貸住宅の退去時にエアコンのクリーニング料金はかかるもの？

退去時には敷金が返ってきますが、修繕やハウスクリーニングが必要な場合は、敷金から代金が引かれてしまいます。そもそもエアコンクリーニングは、敷金に含まれているのでしょうか？

賃貸住宅では、入居時と同様に原状回復する義務があります。しかし、通常の範囲内での汚れや、摩耗があった場合は、大家負担です。普通に生活するうえでの汚れや摩耗は、入居者が費用を負担する必要はなく、大家が新しい入居者のためにお金を出して改善すべだといえます。ただし、エアコンのフィルターを掃除する義務はあるので注意しましょう。

通常の生活のうえでの汚れ摩耗とは、適切にメンテナンスを続けている状態のことです。タバコを吸う家族がいる場合は、ヤニでエアコン本体が汚れていないか注意してください。適切に拭き掃除をしていればヤニも落ちるのですが、長年手入れ不足で落ちにくくなったヤニは、退去時に別途料金が発生する可能性があります。

退去時には賃貸契約書を見直しましょう。特約事項に、エアコンクリーニング代が入居者の負担だと記載されていれば、それに従う必要があります。入居時に賃貸契約書を確認しているはずで、それに判を押しているということは、内容を了承したということになるのです。もしエアコンクリーニング代について記載がなければ、退去時に負担する必要はありません。

退去時にエアコンクリーニングで揉めないためにも、ある程度の掃除はしておきたいものです。しかし、エアコンは構造が複雑ですから、業者に依頼したほうが良い場合もあります。

自分でエアコンの清掃ができる部分といえば、フィルターや外観です。これらは定期的に掃除をしておく必要があります。ただし、エアコンは毎日使っていると、内部も汚れてきますから、業者でなければ掃除ができない部分もあるのです。

自分でエアコンの内部を掃除する方法が紹介されていることもありますが、エアコン内部はデリケートな部分も多く、自分で濡らして汚れを除去するのはおすすめできません。エアコンは各社から多数の機器が売り出されており、清掃に慣れているプロも間違って濡らしてはならない部分に水を付けてしまい、破損させてしまうトラブルがみられているからです。賃貸住宅で勝手に掃除をして破損させたとすれば、修理代は負担しなければならないでしょう。

エアコンの掃除には細かな部品を取り外す必要があります。作業に慣れていない人だと、誤って壊してしまうかもしれません。入居者はフィルターの掃除程度にとどめて、繊細な部分は業者に依頼するのが安心です。

業者によってはお掃除機能付きエアコンで、掃除が断られてしまうことがあります。通常のエアコンと比べて複雑な工程が必要で、専門知識がないと破損させてしまう恐れがあるためです。特殊機能が付いたエアコンでは、技術認定スタッフがいる業者を選ぶ必要があります。

退去時に自分でエアコン掃除を依頼する予定なら、次の業者がおすすめです。料金が明確に提示されており、掃除実績もあり口コミも掲載されています。

ハウスクリーニングやエアコンクリーニングに特化した業者で、実績数20,000件、口コミ900件、リピート率80％を誇ります。最安値で9,980円からで、室外機の掃除にも対応可能です。業務用のような大型機器にも対応している特徴があります。

●おそうじ本舗ホームページ「エアコンクリーニング」
https://www.osoujihonpo.com/house-cleaning/aircon/

全国にあるダスキンでは、エアコンの嫌なニオイのもとまでしっかり除去してくれます。料金は12,900円からで、自動掃除機能の特殊タイプにも対応が可能です。養生にも力を入れ、周りを汚さない対策をしてくれます。汚れた水もしっかり持ち帰り、お掃除のプロとして対応してくれる業者です。

●ダスキンホームページ「お部屋・リビング・和室のお掃除サービス」
https://www.duskin.jp/servicemaster/spot/

通常のエアコン掃除から、特殊機能付きエアコンにも対応する業者です。技術認定スタッフが掃除に来てくれますから、安心して任せることができるでしょう。オールチタンACコートを利用すると、抗菌や有害物質の除去効果が得られて便利です。

●おそうじ革命ホームページ「エアコン掃除」
https://cleanrevolution.jp/aircon/

賃貸住宅を退去する場合は、無駄なクリーニング費用を請求されないよう、自分でも掃除をしっかりやっておくことをおすすめします。エアコンがあまりにも汚れているようなら、自分で業者に依頼することも検討してみましょう。高額なハウスクリーニング費用を請求されないための対処にもなります。