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2018年09月15日 11:00 更新

【家庭菜園】いちごは秋植えがおすすめ! おいしいいちごの育て方

春のイメージが強いいちごですが、実は植え時は秋! 苗は秋~春にかけて出回ります。どんな風にお世話をしたらおいしいいちごが実るのか、終わった後はどうすればいいのか? いちごの育て方のポイントをご紹介していきます。

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こんにちは、キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

自宅で実のなる植物を育てたいと思ったら、まずは何に挑戦しますか? 野菜や果物など、季節ごとにたくさんの苗が店頭に並びますが、実のなる植物の中でも人気が高いのが「いちご」です!

その理由としては、いちごがもともと人気の高い果物であること、多くのお店で扱っていて入手しやすいこと、価格が安いこと、などが挙げられます。ガーデニングや家庭菜園をしている方は、一度はいちごを育てたことのある経験者もいるのではないでしょうか。

いちごについて

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いちごはバラ科の多年草。「え、バラの仲間なの?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、りんごやさくらんぼ、梨や桃もバラ科の植物で、おいしい果実のものが多いんです。いちごの花も可憐で可愛らしく、一重の薔薇によく似ています。葉の形も可愛いので観賞用にも向いている植物といえるでしょう。

大粒のモノから小粒のモノまで、数多くの品種が日々改良されています。最近では、甘く大粒で病気にも強いものが次々に登場! 栃木や福岡が有名な産地ですが、北海道から鹿児島まで日本全国で栽培されており、どんな地域でも育てることが可能な品種が出てきました。

収穫時期を調整するにはハウス栽培が必要ですが、いちごは自宅ガーデニングのひとつとしても育てやすいです。あまり場所を選ばずに育てることできるため、トライしやすい植物になっています。

いちごの植え付け

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いちごは夏~秋にも収穫できる四季なりいちご(夏いちご)もありますが、出回っているほとんどが冬から春にかけて収穫する一季なりです。種から育てることも可能ですが、ものすごく時間がかかるので、初めて栽培するときは、苗を購入して植え付けるのが一般的。

いちごの苗は春に多く見かけるものの、実は秋から店頭に並び始めています。冬の間成長はあまりしませんが、寒さにあてることでよりしっかりした苗になるので、植えるなら秋がおすすめです。

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植えるときは、肥料は控えめに! 肥料が多いと負けてしまって弱くなってしまいます。できれば植え付ける一週間前に土に混ぜてあげましょう。野菜や実物用に配合されている市販の土を使う場合は、肥料も入っているのでそのままお使いください。

いちごは深く植えると成長が遅れてしまうので浅植え気味に。新芽が出る部分(クラウン)が見える程度に植え、植えた後は一度しっかりと水をあげてください。次からは土が乾いたらしっかり水やりをします。

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プランターや鉢植えでも育てやすいです。ただし、地植えよりも土が乾きやすいので、水やりを忘れないようにしてください。特に素焼きの鉢植えは通気性抜群で根腐れしにくいのですが、乾燥もしやすいので、土が乾いたら鉢の下から水が出るくらいたっぷりと水やりをします。

いちごの冬越し

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寒い冬は、成長はあまりしません。でも、この寒さが実を付けるためにとっても重要です。寒い休眠期を超えないと、春に大きく育つことができないからです。株も小さい状態なので、存在感が薄くなってしまいますが、いちごは乾燥が苦手なので、この時期も忘れずに水やりをしてあげてください。

枯れた葉は、病気のもとになるので取り除いてあげてくださいね。

いちごの成長期

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春になって温かくなると一気に成長します。葉が次々と伸び、花芽は出て開花します。気温も上がり、水も良く吸うようになります。土も乾くので、しっかりと水やりしましょう。

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泥跳ねや害虫を避けるために、マルチング(黒いビニールで覆う)をすると病気の予防にもなります。実も傷まないので、できればしてあげてください。株が大きくなってくるとマルチングをやりにくくなってしまうので、その前に覆ってあげると作業がしやすいです。マルチングすることで、雑草が生えてくるのも防ぐので、除草の手間も省けます。

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藁などを敷き詰めるのも、同じ役割を果たしてくれます。

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鳥の被害にあう場合は、少し大掛かりになってしまいますが、ネットなどで対策を。おいしい実は、虫も鳥もよく知っています。

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いちごの苗は、ランナーという子株ができる弦をたくさん伸ばしてきます。

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ランナーはどんどん出てくるのですが、子株を育てるために栄養がそっちにいってしまいます。そのままにしておくと花や実に栄養が回ってこなくなってしまうため、おいしい実をたくさん収穫するために、ランナーは早めに切り取ってください。また、枯れた葉もこまめに取り除いてあげると病気になりにくく、株が丈夫に育ちます。

いちごの収穫

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花の開花から、1カ月の間に実が大きくなって色づいてきます。

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実が赤くなったら、収穫のタイミングです。甘酸っぱくておいしいいちごは、アリやナメクジ、鳥などに狙われ、ライバルがたくさん。収穫のタイミングを逃さないでくださいね! アリはゴムの臭いを嫌うので、輪ゴムをばらまいておくのも効果があるようです。

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収穫時はつぶさないようにやさしく。無理に引っ張ると、他の花や青い実まで一緒に取れてしまうので、気を付けてくださいね。

次の年のいちごを準備

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実の収穫は5~6月ごろ。収穫まではランナーはカットしてしまいますが、その後は来年用の子株を育てるため、ランナーを伸ばしたままにしてください。子株に根が出たら、切り離して別の場所に植えます。

親株は、そのままでも冬越ししてまた来年も育ちますが、株は弱って実付きも悪くなるので、子株が十分育ったら親株は処分したほうが、効率よく来年も育てることができます。

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切り離した子株は、すぐに地植えにしてもいいですし、鉢に植えても大丈夫です。植える場所の準備が整うまで、ポット苗にして保管しておくといいかもしれませんね。

その後の育て方は、最初の植え付けに戻ります。

いちごは放っておいても育ちます。それこそランナーがあちこちに伸びて足の踏み場もない状態になりますが、葉が茂るばかりで実付きが悪くなってしまいます。きちんと管理して育ててあげると、毎年収穫できるようになりますよ♪

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ちなみに、いちごはランナーが伸びる場所と反対側から花が出るため、収穫しやすいように手前側に花が出る面を向けて植え付けるといいですよ♪

まとめ

いちごはそのまま食べても、スイーツにしてもおいしくて大活躍します。ちょっと小粒だったり、大きさが揃ってなくても気にしない! いちご農家のようないちごは無理かもしれませんが、家庭でも収穫しやすく初心者向け。ビタミンCが豊富な春の味覚を、ぜひご自宅で味わってくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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