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2018年10月03日 21:00 更新

冬のトイレ掃除は念入りに! 流行するウイルス感染症を予防しよう

乾燥しがちな冬は、インフルエンザをはじめとする恐ろしいウイルス感染症が起こりやすい季節です。うがいや手洗いを徹底する以外にも、トイレの念入りな掃除が感染症の予防に効果的だといわれています。そこで今回は、冬のトイレ掃除を特集。不潔なトイレの危険性や正しいトイレ掃除の方法、掃除道具の扱い方などについてご紹介します。

トイレは病原菌やウイルスの温床?

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掃除不十分なトイレの危険性

冬場に広がりやすい感染症の一つにノロウイルスが挙げられます。ノロウイルスは感染者の吐しゃ物に多く含まれるため、もし外出先のトイレで誤って吐しゃ物に触れてしまった場合、感染してしまう可能性があります。一般的な洗剤では除菌できず、しかも空気感染するため、掃除が行き届いていないトイレを使用する場合は十分な注意が必要といえるでしょう。

実はトイレで気をつけたいのが床にたまったホコリ。驚くべきことに、1gあたり多い場合で、数百万もの細菌が紛れていることも。トイレの床のホコリが原因で病原菌に感染しやすくなることがあるというわけなんです。トイレ掃除する際は、便器周りを集中的に行いがちですが、床のホコリを取り除くことがとても重要だといえそうです。

正しいトイレ掃除のやり方

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ホコリの掃除方法

病原菌の温床ともいえるトイレのホコリ。感染症を防ぐためには、正しく掃除する必要があります。使い捨てのビニール袋を手にはめ、落としたホコリを残らずからめとることができるよう、かならず壁→床の順に掃除を進めてください。

壁や床のホコリ取りに便利なのが、スクイージーです。先端部分に5mm間隔で切り目を入れて壁や床をなでると、ホコリを取ることができますよ。床掃除の手順としては、奥から手前へ、次に壁との接点、便器の周囲という具合に進めてください。汚物入れがある場合は、ホコリが付着しやすいので念入りに。これを毎日行うのが理想です。

便器の掃除方法

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便器を掃除するポイントとして知っておきたいのは、トイレを流すときは、かならず便座のフタを閉じた状態で行うということ。実は、トイレの床や壁にウイルスなどの病原菌が付着する理由の一つとして、フタを閉めずに汚物を流すために飛散してしまっていることが考えられます。ただし、フタを閉じて流すと、フタの裏に汚物が付着する場合があります。便器のなかと同様、重点的に掃除するのがおすすめです。

便器内のウイルスを死滅させるには、塩素系の漂白剤が適しています。漂白剤をかけてから、少なくとも1分程度放置して薬剤を浸透させると殺菌効果が高まります。

また、便座のフタの裏側などに塗布した漂白剤を拭き取る際は、布を往復させるのはNG。ウイルスなどが広がらないよう、かならず一方向に動かすようにしてください。

掃除する順番

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便器をはじめとするトイレの掃除は、ホコリ取り、汚れ取り、除菌の順序で行うことが大切です。便器の汚れを取る際は、かならず上から下方向へと拭きます。下から上に向かって拭くと、ウイルスなどが紛れたホコリが舞い上がってしまう可能性が。また、同じ理由で、タンク周り、便座のフタ、便座、便器のなかという具合に、高いところから順に掃除を進めていくように心がけてください。

便器の汚れを落としたら、手にはめていたビニール袋は汚れているはず。せっかくキレイにしたところに汚れが付着してしまわないよう、いったん捨ててください。

その後、仕上げに除菌シートを使って、トイレットペーパーホルダー、操作パネル、ドアノブ、スクイージー、便器などをキレイに消毒しましょう。

トイレの掃除道具の洗い方

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トイレ掃除のための道具が汚れていたら、せっかく掃除しても汚れを撒き散らしてしまうことになってしまいます。そのため、トイレの掃除道具はいつも清潔に保っておく必要があります。なかでも最も汚れやすいといえるのが、トイレブラシです。次のように洗うことで、菌が繁殖するのを防ぐことができます。

1.ゴミ袋を二重にかぶせたバケツを用意します。
2.ゴミ袋にぬるま湯と漂白剤、トイレブラシを入れて30分放置します。
3.トイレブラシを取り出してよく水気を取り、日光で乾燥させます。

漂白剤は、汚れの度合いに合わせて濃度を調整してください。なお、汚れた水はそのままトイレに流してOKです。

まとめ

トイレは病原菌の宝庫。乾燥しやすい冬場はウイルスが繁殖しやすいためとくに注意が必要です。便器だけでなく床にも注意しながら、ご紹介した掃除方法を参考にして清潔な空間作りにお役立てください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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