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2018年11月17日 21:00 更新

布団に生えたカビはどうすればいい? 除去方法と予防策

何気なく布団をめくってみたらカビが生えていた……といった方に、対処法を伝授します。今回はカビの除去方法と予防策をご紹介。布団にもう二度とカビを生えさせないために、しっかりと予防し、きれいな状態で寝られるようにしましょう。

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カビが生えてしまった布団はどうする?

Photo by Lauren Kay on Unsplash

敷布団やマットレスなどは湿気が溜まりやすいため、定期的に干さないとカビが生えてしまいます。カビは放置してしまうと、トラブルが起きる可能性があるため、早めの対処が必要です。では、どのように対処すればいいのでしょうか?

自分でカビを除去する

早い段階でカビの発生を発見できた場合は、自分でカビを除去できる可能性があります。まずは布団カバーを洗濯しましょう。黒いぽつぽつができてしまった場合、カビによってできた色素は消すことができませんが、カビ菌の滅菌効果は期待できます。

酸素系漂白剤を40℃くらいのお湯に溶かして、1時間ほどつけ置き洗いをします。1時間経ったら歯ブラシでカビの生えた部分を擦ります。その後は、いつも通り洗濯機で洗えばOKです。

床に布団を敷いて寝ているなら、床にカビがついてしまう場合もあるでしょう。床のカビは、水を含ませて軽く絞った雑巾でカビが生えている部分を拭きます。次に掃除機をかけて、エタノールを溶かした水を吹きかけます。エタノールと水は、8:2くらいの割合で混ぜると良いでしょう。スプレーボトルなどを活用して吹きかけたら、2~3分程度おいて、乾いた雑巾で拭き取りを。

クリーニングに出す

自分でカビ取りをする場合は、カビの増殖を防ぐことはできても、既に発生したカビの黒い色素を消すことは難しいです。カビの黒いぽつぽつを消したいのであれば、専門業者にクリーニングに出すことをおすすめします。

クリーニングに出せば、カビ処理を施した後丸洗いし、しっかり乾燥してもらえるので、見た目はもちろん、カビ菌をしっかり除去してくれます。

捨てる

あまりにカビの範囲が広かったり、しばらく使っていたりして、買い替え時期に差し掛かっている場合は思い切って捨ててしまうという選択もあるでしょう。布団を捨てるときは、粗大ゴミの回収サービスを利用することができます。

粗大ゴミの出し方は自治体により異なりますが、コンビニなどで専用のシールを購入して、申し込みし、指定の日時に取りに来てもらうというケースが多いようです。

また、リサイクル業者を利用することもできます。リサイクル業者を利用するメリットは、思い立ったときすぐに捨てられること。粗大ゴミとして出す場合は、自治体が指定した日時まで待たなければなりません。そのため、引っ越しなどで急いでいる場合は、リサイクル業者に依頼するのがおすすめです。

布団のカビについて

Photo by MUILLU on Unsplash

そもそも、布団のカビはなぜ発生し、なぜ除去しなければならないのでしょうか。ここでは、カビが発生する原因と、その危険性について考えていきましょう。

カビの危険性は?

カビは放置しておくと、アレルギーや感染症を引き起こす恐れがあります。アレルギーはカビの胞子や代謝物が原因で発生するといわれているのです。カビの胞子や代謝物はとても小さいため、花粉よりも飛び散りやすいです。アレルギー症状としては、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、喘息のほか、結膜炎や鼻炎などが挙げられます。

感染症としては、真菌症が挙げられます。カビが皮膚や爪、口を経由して体内に侵入し、内臓の機能障害などを引き起こします。抵抗力が弱まっているお年寄りは、危険性が高いため特に注意が必要です。

どうして布団にカビが生えるの?

布団にカビが発生する原因は、湿気です。カビは湿度が高い場所を好みます。特に子どもは汗をかきやすいため、こまめに布団を干して布団にカビが発生しないよう注意しましょう。

また、人の垢や皮脂、ホコリや汗に含まれる塩分などはカビのエサになります。このほか、温度も重要で、10~30℃がカビにとっては快適な環境とされています。体温で温められた布団は、まさにカビが住みやすい環境というわけ。

布団のカビを予防しよう

Photo by Ty Carlson on Unsplash

布団はカビが発生しやすい環境なので、こまめに干すなどして、しっかり対策をとる必要があります。カビの好まない環境を、あらかじめ整えておくことで、カビの発生を予防する効果が期待できますよ。

布団のカビ防止策は?

基本的に、布団を床に敷いて寝ている場合は、毎日起きたら畳んで押し入れなどにしまうようにしましょう。敷いたままにしておくと、たまった湿気が逃げれず、その場にとどまってしまうのです。

また、定期的に天日干しをすることも大切です。しっかり乾燥させることでカビの繁殖を防ぐ効果が期待できますよ。

布団のカビ防止に役立つアイテム

カビの発生を未然に防ぎたいなら、とにかく通気性を良くして湿気が溜まらないような環境を作ることが大切です。ここでは除湿に役立つアイテムをご紹介します。

除湿シート ベルオアシス

除湿シート ベルオアシス シングル グリーン K0420GRCS-TFJ
¥ 3,500(税込) (2018/11/17時点)
(2018年9月10日時点)

マットと敷布団の間は湿気が溜まりやすい、まさにカビの格好の住処。この間に敷くだけで余分な湿気を吸い取ってくれるのが、除湿シートです。こちらの除湿シートは、コットンの約7倍という驚異の吸湿性があります。一定の吸湿量を超えるとタグの色が変わって知らせてくれるほか、天日干しだけで機能が回復するため、お手入れも手軽にすることができます。

タンスのゲン すのこマット

タンスのゲン すのこマット シングル 天然桐 折りたたみ ベッド 二つ折りタイプ リブ加工 風-kaze- AM 000078
¥ 5,480(税込) (2018/11/17時点)
(2018年9月10日時点)

天然の桐でできたすのこのベッドは、軽くて持ち運びが楽にできます。2つ折りにできるので、起きたら布団ごと2つに折り畳めば通気性も抜群。布団を押し入れにいちいちしまう必要がないので、忙しい朝でも面倒くさがらずに布団を畳むことができそうです。

まとめ

布団はカビが発生しやすい場所ではありますが、少し気をつけるだけで発生を予防することができるでしょう。「どうせカビは発生してしまうし……」と思うかもしれませんが、カビは見た目が悪いだけではなく、アレルギー反応など身体に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

まずは、ご自宅の布団をチェックして、カビが発生している場合は、布団カバーのつけ置き洗いからしてみてくださいね。

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