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2018年09月15日 19:00 更新

これで散らからない! 家族の行動のクセを把握した収納法

一言に「収納」といっても、収納方法はさまざま! 自分にとって使いやすい収納が、家族にも使いやすいとは限りません。そこで我が家では、家族の「行動のクセ」を把握して、それに合った収納を各所で取り入れています。みんなが心地よく使えるため、常にきれいな状態がキープできるんです。今回はその方法をご紹介します。

家族みんなが続けられる。きれいを維持する収納のポイント

Lazy dummy

こんにちは、ライフオーガナイザー®クローゼットオーガナイザー®近藤こうこです。

「せっかくきれいに収納したのに、すぐ乱れてしまう」
「家族がきちんともとに戻してくれない」

収納雑誌を真似して見た目を美しく整えても、きれいな状態が維持できなければ、その収納も単なるストレスになってしまいます。せっかく整えるなら、ストレスを感じない、収納を維持できる、家事効率を上げるような収納を目指したいですよね。

そこで私が注目したのが、家族の「行動のクセ」でした。

“家族にとって何が使いやすいか”を考えて収納したら、乱れることもなくなりストレスフリーに! 子ども目線、主人の目線、いろいろな目線で考えた結果、行きついた収納は家族にも好評です♪

家族のクセを考えた収納:リビング編

バッグは「バッグ用の椅子」へ

出典: https://b-organize.jimdo.com

帰宅後のバッグ置き場、みなさんはどうされていますか?

クローゼットにバッグを収納している場所があるにもかかわらず、以前の私は帰宅後つい、ダイニングテーブルの椅子に置いてしまうクセがありました。

そこでなぜ椅子に置いてしまうのかを考えてみると、「高さ的に物がおきやすい」「どんなバッグでも置きやすい」など、椅子にはつい置いてしまう理由があるということに気づき、思い切ってバッグ用の椅子を購入することに!

リビングに置いていても生活感の出ない、インテリア性の高い椅子を購入してバッグ置き場にしたところ、とても使いやすくダイニングテーブルの椅子に、つい置いてしまうことがなくなりました。

アクセサリーは見せる収納で使いやすく

出典: https://b-organize.jimdo.com

ベッドルームやドレッサー、クローゼットなどに収納している人が多いアクセサリーですが、私はあえてリビング収納に! アクセサリーをリビングで取り外すことが多いことに気づいてからは、リビングにジュエリーケースを置いています。

アクセサリーを外してすぐに戻せるので、テーブルに置きっぱなし・出しっ放しにしてしまうこともなくなりましたし、見せて可愛いジュエリーボックスは素敵なインテリアにもなっています。

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家族みんながよく使うものを一か所に!

出典: https://b-organize.jimdo.com

家族みんなが使うような生活雑貨は、よく使う使用頻度の高いものだけを厳選し、ひとつの棚にまとめています。そのとき参考にしたのも、やはり家族の「行動のクセ」でした。

・爪を切る
・おもちゃの電池を交換する
・絆創膏をはる
・学校の書類をファイリングする

家族が“どんなとき、何をするか”をヒントにすれば、おのずと何を収納すべきかがわかります。リビングで使うものは、ここを開ければ必ずある! そんな風にわかりやすくしたことで「あれどこ?」「これどこ?」といちいち聞かれることもなくなりました。

家族のクセを考えた収納:子供部屋編

カバンや上着はすべて引っ掛け収納に

出典: https://b-organize.jimdo.com

男児ふたりの我が家。性格的に几帳面でもないので、どんなにきちんとしまっても、ぐちゃぐちゃになることがほとんどでした。

いろいろな収納法を試した結果、一番彼らに合っていたのが「引っ掛ける収納」。

「棚にしまう」というハードルをなくし、ただ引っ掛けるだけの収納にしたら、カバンや帽子が散らかることがなくなりました。それ以来、洋服以外はほとんど引っ掛け収納。どこにあるのかも明確なので、子どもにはいろいろな意味で分かりやすいのかもしれないですね。

出典: https://b-organize.jimdo.com

引っかけ収納は、お掃除アイテムも。引っかけておいておくことにより、掃除道具を出す・しまうという作業がなくなったので、気になったらサッと掃除ができるようになりました。

教科書やプリントはボックス収納でざっくり管理

子どもが頻繁に出し入れする教材やプリント類。我が家では、あえてボックス収納にしています。

教科書はたてて並べる、プリントはファイリングする、というのがよくある収納法だと思いますが、子どもにはアクションが多すぎてとても面倒な作業です。実際、ただ本棚にしまうことですら面倒そうにしている息子たち。子どもには、やはりボックスにざっくり収納がよいという結論から、このような収納になりました。

ざっくり収納できる手軽さ、どこに何をしまえばよいのかがわかりやすいなど、とても使いやすい様子! 教科書が見当たらなくなったり、部屋が散らかったりすることもなくなりました。

家族のクセを考えた収納:クローゼット編

主人の服はすべて吊るす収納に

出典: https://b-organize.jimdo.com

私のクローゼットと同じ収納法にしているのに、なぜか乱れることが多かった主人のクローゼット。

ある時、ハンガー下の引き出しケースの物が、いつも出しっ放しになっていることに気づきました。よくよく聞いてみると身長180cmの主人にとって、下の方にある引き出しケースは使いづらく、戻すのが面倒であったっことが判明。

そこで主人目線に合わせ、オンシーズンのものは全て吊るす収納、オフシーズンのもののみを引き出しケースに入れる、という収納に変えました。全てを吊るすには、クローゼットだけのスペースでは足りなかったので、あらたにハンガーラックも購入。ビジネス関係のものは全てハンガーラックにまとめ、クローゼット内はプライベートのお洋服のみに。

とても使いやすくなったようで、以前のようにクローゼットが散らかることもなくなりました。

靴下は引っ掛けるだけでストレスフリーに

出典: https://b-organize.jimdo.com

主人に関してもうひとつ悩みだったのが、靴下の収納。以前は、引き出しに収納していたのですが、いつも引き出しは半開きでくつ下が飛び出ている状態。

これにも、
・朝、時間がない中で靴下を選ぶこともあり、面倒でつい開けっ放しになってしまう
・似たような靴下がいろいろあるから探すのに手惑い、ぐちゃぐちゃになってしまう
などの理由がありました。

そこで靴下もプライベートとビジネスで分け、ビジネスの靴下は、オンシーズンで使用頻度の高いものだけを引っ掛けて見せる収納に。見た目は美しいものではありませんが、こうしたことで毎朝選びやすくなったようで、主人も満足しています。

まとめ

整理収納は、見た目をよくするためでも、だれかに見せるためでもなく、生活を心地よくするためのもの。そして正解は、自分自身が見つけるものです。

「バッグはクローゼットに収納しなければならない」「DVDはテレビの近くに収納しなければならない」などの思い込みは一度なくし、自分、そして家族の行動をヒントにベストな収納場所、収納法をみつけてみましょう。

家族それぞれの「行動のクセ」に注目して、使う人が使いやすい、きれいを維持できる収納を目指してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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