ママを悩ませるおもちゃ収納! 子どもと一緒に片づけるコツ
どんどん増える子どものおもちゃ収納に頭を悩ませていませんか? 好きなもの、片づけの得意不得意は、子ども一人ひとり違います。そこで、子ども目線で一緒におもちゃを片づけるコツをご紹介。おもちゃを収納する4ステップをマスターして、楽しく片づけをしていきましょう。
こんにちは。クローゼットを中心に整理収納サポートをしているライフオーガナイザー®/クローゼットオーガナイザー®の原田ひろみです。
おもちゃが増えるたび、どこに収納するべきか悩みますよね。さらに兄弟が多いほど、収納を考えることが大変に!
おもちゃを出し入れしやすく片づけるには、やはり定期的な見直しが必要です。そこで今回は、整理収納の手順に沿って、おもちゃの整理方法をご紹介します。
おもちゃは4つのステップで収納する
おもちゃ収納は4つのステップが大事です。
「①ゴールを決める」→「②おもちゃを出す」→「③分ける」→「④収める」の順で進めていきます。
「いざ、ものを整理しようと思っても、何から始めたらいいかわからない」……そんなお悩みをよく聞きます。大人でも悩むのだから、子どもだって整理収納は難しいものです。
小学生低学年の子どもに片づける理由を聞くと「おかあさんに片づけなさいと言われたからやっている」など、“片づける” 意味をよく理解していないことが、実は多いのです。
おもちゃ整理をするときは、子どもが主役。ママがサポーターとなり、一緒に楽しく片づけることを意識しましょう。
おもちゃ収納 ステップ①~ゴールを決める~
いきなり整理を始めるのではなく
「こんなふうになったらいいな」
「困っていること」
など子どもに質問しながら、まずはゴールを決めましょう。
例えば6歳の子どもに質問したとき、「部屋がピカピカになったらいい」「くるまでいっぱい遊びたい!」「おもちゃが増えていっぱい」という答えが返ってきました。そこで片づけのゴールは
「大好きなくるまでいっぱい遊べる部屋にする」
と、ワクワクすることをゴールに設定!
そうすることで、子どものモチベーションがグッと上がります。
「どんな風になったら嬉しい?」など、子どもにインタビューしながら親子で一緒にゴールを決めると、片づける目的が共有できます。子どもの年齢にもよりますが、子どもの思いに耳を傾けることも整理をするときに大切です。
おもちゃ収納 ステップ②~おもちゃを出す~
まずは、おもちゃを出します。片づけるときは「すべて出す」が基本ですが、お子さんと一緒にするとき、年齢によっては長時間続けるのは難しい場合があります。まずは、引き出し一つだけなど集中してできる量からやってみましょう。
おもちゃ収納 ステップ③~おもちゃを分ける~
出したおもちゃを分けていきます。いろいろなおもちゃが混ざっているときは、まず最初は仲間分けから。
例えば「絵本、くるま、お絵かき、人形」など。次に、仲間分けしたものを「いつも遊ぶ」「時々遊ぶ」「あまり遊ばない」「もう遊ばない」と、それぞれ3~4つに分類していきます。判断に迷うものが多いときは、「迷うもの」を追加してもいいですね!
すべて分けてからおもちゃを収めていきます。
おもちゃ収納 ステップ④~おもちゃを収める~
分けたおもちゃの中から「いつも遊ぶ」おもちゃを順に、収納スペースに収めていきます。よく遊ぶおもちゃは【取り出しやすく戻しやすい】を意識しましょう。
ここでのポイントは3つ!
①いつもどこで遊んでいるのか?
②どの高さであれば出し入れがしやすいのか?
③出しやすくて戻しやすいか?
上記をポイントに、子ども目線で収納場所=「おもちゃの住所」を決めて行きます。
例えば、ご自宅の中でお子さんはいつもどこで遊んでいますか? よく遊ぶ場所におもちゃがあると、子どもも遊びやすいですよね。
また、子どもの身長に合わせて収める高さも大切です。届かない場所に収めてしまうと遊びたくても取り出せず「お母さん出して~」と、毎回手伝うことに……。
戻すときも同様、難しい収め方だと面倒になり、片づけなくなってしまうこともあります。これは大人も同じですね。できるだけ収め方はシンプルに、「入れるだけ」「ひと目でわかる」などを意識してみてください。1ボックス1アイテム、または一緒に遊ぶものを一つにまとめるなど、子どもと一緒に収める場所を決めていくのもおすすめです。
次に「ときどき遊ぶ」、「あまり遊ばない」の順に収納場所を決めます。
遊ぶ頻度が低いものを収めるときの例として、普段はリビングで遊ぶけど、子供部屋にもおもちゃを置いてある場合は、それぞれの場所に収納するのがおすすめ。
「いつもあそぶもの」 → リビング
「ときどき遊ぶもの」 → 子ども部屋へ
「あまり遊ばないもの」→ 同じ収納スペースに戻さず、まとめてボックスにいれて奥にしまっておき、定期的に子どもへ確認する
などのようにして、遊ぶ頻度によって収める場所を分けるのもおすすめです。
【おもちゃ別】子どもが片づけやすい収納法
実際に、わが家で取り入れているおもちゃ収納の方法についてご紹介します。
トミカ
男の子がよくあそぶ「トミカ」。専用収納ボックスなども販売されていますが、子どもの出しやすい、戻しやすいを意識しました。
子どもが小さなときは簡単に片づけができることを優先し、引き出しに掘り込むだけのざっくり収納に。
大好きなトミカは「一台ずつ並べてしまいたい」という子どもの要望で、3段の書類ケースに並べる収納へ。引き出しの中には仕切りを入れました。こちらは書類ケースの上に、屋上パーキングをつくり、この場所で遊べて片づけもそのままできる“遊びをプラスした”収納にしました。
組み立て式の大きなおもちゃ
組み立て式の大きなおもちゃ(トミカタウン)は、分解して大きなボックス収納へ。
もともとレゴが入っていたボックスは、プラレール収納にアレンジ。「レゴが入っていたからレゴを収めないといけない!」という思い込みを取っ払い、ピッタリ収まるものを活用することも!
おもちゃ収納に活用できるアイテム
それでは、実際におもちゃ収納に活用しているアイテムをご紹介しますね。
IKEAのSKUBBボックス
IEKAのSKUBBボックスは軽く、使わないときはたたむことができるので、大きなおもちゃや量が多いおもちゃに活用できます。わが家では「レゴ」を、こちらのボックスにまとめて収納しています。
ニトリのインボックス ハーフ
カードゲームなどには、ニトリのインボックスハーフを。高さが浅いので、中身がひと目で見渡せます。
ニトリのカラーボックス
おもちゃを収納する場所がないときは、カラーボックスを使うと収納スペースを作り出すことができます。縦、横どちらにでも使えるので、使用用途が広がります。
IKEAのSLÄKTING スレクティング
サイズ展開が複数あり、収めるスペースに合わせて選ぶことができます。軽いので子どもにも負担なく持ち運びができ、使わないときは折りたためるので便利です。
まとめ
つい親目線でおもちゃ収納を考えてしまいがちですが、実際に遊ぶのは子どもたちです。でも、一人ではおもちゃ整理をするのはまだ難しいので、まずはお母さんがサポーターとなり一緒に片づけてあげてください。
片づけることを目的にするよりは「どんな風に遊べるようになったら嬉しいか?」、片づいた先の状態や、子どもがワクワクすることをゴールにすると、楽しくできるはずです。
成長に合わせて子どもに任せる量を増やしていくなど、親子で一緒に楽しくすることを忘れずに、ぜひやってみてくださいね。
おもちゃの整理は定期的な見直しも必要なので、時間がかかるし大変だと思ってしまいますよね。でも、一緒におもちゃ整理を続けることで、子どもにも【ものを選ぶ力】【片づけ力】が身についてきますよ!