家族のコミュニケーションツールに! 収納ラベルの活用法
物を収納する時のラベリング効果は、中身を分かりやすくする、見た目をおしゃれにするなど、いろいろあります。ラベリングすることによって、使い勝手がよくなったり、家族のコミュニケーションツールになったりするんです。そんなラベル収納の方法についてご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
皆さんは物を収納する時に、ラベリングしますか?
ピッタリな片づけ方は人それぞれ。ラベリングをした方が分かりやすい方もいれば、ラベリングは苦手……という方も。家族によって違うこともあるはずです。
我が家で実践している、ラベリングする・しないの使い分けや、分かりやすくするための工夫、家族のコミュニケーションツールとしての活用方法などをまとめてみました。
暮らしを快適にするヒントになれば幸いです。
ラベリングする場所、しない場所の使い分け
ラベリングした方が分かりやすい場所・物
家族共有の場所や物については、誰もが分かるようにラベルを貼るようにしています。
例えば、書類収納や同じような引出しがいくつかある場所など、細かく分類しているものは、戻す時に迷ったり、取り出す際も探したりすることのないようにラベリング。
また、大型家具の予備部品など、残しておきたいけれど時間が経つと何の部品なのか忘れそう……という場合も、ラベリングしておくことで後々迷いません。
ラベリングしていない場所・物
私自身は物の収納場所を感覚的に覚えているので、自分だけの物にはラベリングをほとんどしていません。その代わり、収納ボックスはクリアなものか半透明のタイプを選び、ラベリングしなくても中身が分かるようにしています。また、引出し収納などで、開けると全ての物が見渡せる場所についてもラベリングは必要ないと感じます。
このように家族の特性に合わせて、ラベリングをする場所・しない場所を使い分けています。
分かりやすさにこだわったラベリングの工夫
ラベリングの一番の目的は、中に何が入っているのかを分かりやすくすることです。「分かりやすい収納」にするために、ラベルの形や貼る位置にもこだわっています。
子どもには絵を使ったラベリング
幼稚園児の登園準備スペースには、絵を使ったラベリングを。まず絵に興味を持ってくれ、どこに何があるのかも分かりやすいようです。自分で準備したり、洗濯物を片づけるお手伝いをしてくれたりと、やる気もアップ!
どう見えるかによって、ラベルの位置を決める
このように収納棚の中に引出しケースを入れている場合、引出しの上部にラベリングすると、物を取り出そうと前に立った時、棚板があるためラベルが見えません。引出しの下の部分に貼ることで、かがまなくてもラベルが見やすくなります。
ラベリングをすることで、誰が戻しても同じ方向に!
こちらは麦茶パックを収納しているケース。購入時は繋がっている麦茶パックを切り離して、こちらのケースに詰め替えています。家族がその作業を手伝ってくれることもあり、ありがたいのですが、戻したケースが逆向きになっていることもしばしば……。
ケースが逆向きになっていると開けにくく、毎回直すのがプチストレス。ところが、ラベルを貼ってみると、不思議なことに誰が麦茶パックを詰め替えても、「むぎちゃ」の文字が正面を向くようにケースを戻してくれるようになりました。
ラベリング一つで「収納ケースの向きはこっちだよー」というメッセージにもなるんですね!
「メッセージラベリング」は家族のコミュニケーションツールに!
少し一工夫して、文章タイプのラベリングはいかがでしょうか。何が入っているのか見れば分かる、というものでも、ちょっとしたメッセージをラベリング代わりにしてみると、家族のコミュニケーションツールとしても活用できますね。
パパが晩酌の時に飲むビールもこういったふうにラベリングをしておくと、「冷蔵庫を開けた時にほっこり」してくれるかもしれません♪
まとめ
ラベリングは必ずしなければならないものでもありませんが、最初は手間でもラベリングをしておくことで自分だけではなく、家族にも分かりやすい仕組みを作れます。おしゃれなラベルにこだわれば、空間を素敵にすることもできますね。
暮らす人の使い勝手や好みに合わせて、活用してみてくださいね!