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2018年11月07日 21:00 更新

L型キッチンにリフォームするメリットは? 費用・工期・注意点

L型のキッチンへリフォームを考えている人に、業者に依頼する前にチェックしておきたいポイントをまとめました。L型にすることへのメリット・デメリット、工事する上での注意点など、リフォームを考える上で知っておきたいことを紹介。自分にとって快適な暮らしを手に入れることができるのか、考えながらチェックしてみてください。

L型キッチンのレイアウトについて

Photo by iAlicante Mediterranean Homes on Unsplash

L型キッチンの間取り

賃貸マンションだと、ほとんどのキッチンが「I型キッチン」と呼ばれるタイプではないでしょうか? I型キッチンだと、どうしてもキッチンシンクとガスコンロで左右の場所を取られ、真ん中の作業スペースが狭くなってしまいがちです。

L型キッチンは、その名前の通り、形状がアルファベットのL字状になっており、左右どちらにも作業スペースを広く取れるのが魅力。作業スペースが広くなることで、できることがグンと増え、料理のバリエーションも広がりそうですよね。

そんなL型キッチンですが、レイアウトは3パターンに分かれます。まず一つ目は「対面式」。L型キッチンのどちらかの左右が壁に付き、リビングに向かって設置されたタイプです。別名「ペニンシュラタイプ」とも呼ばれています。もうひとつは「壁付けレイアウト」といって、キッチンの全てが壁に接地されたもの。そして、一番床面積を大きくとるのが、L型キッチンを壁付けし、対面にアイランドタイプのカウンターやシンクを配置した「壁付け+アイランド」のレイアウトです。

L型キッチンのメリット

Lazy dummy

L型キッチンの最大のメリットは、なんといってもその広さ! 作業スペースが広いので、お子さんと一緒に二人並んで、キッチンに立つことだってできちゃいます。上の子はお野菜を切る、下の子はお野菜を洗う、といった感じで作業分担してもいいですね。作業スペースが狭いと、キッチンカウンターにとりあえずと調理途中のボウルをよけておいたり、キッチンシンクがごちゃごちゃになりがちですが、L型キッチンならその心配もありません。快適なキッチンは、調理がスピーディにできることにもつながります。

また、レイアウトをいろいろと選べるのもL型キッチンのメリットのひとつ。「料理はみんなの顔を見ながらしたい」「一人の時間にして集中したいので、壁側を向いて調理したい」など、要望によって間取りや広さが許す限りレイアウトを調整できるので、使う人に寄り添ったキッチン環境を整えることができます。

L型キッチンのデメリット

Photo by Mikael Cho on Unsplash

反対にデメリットですが、やはりその占有面積です。L型キッチンはI型キッチンと比べて幅も奥行きも場所を取るので、かなりの広さを確保しなければならず、それによってはリビング・ダイニングなど、他の部屋が狭くなる可能性があります。

また、意外と見落としがちなのが、L型キッチンの角のコーナー部分。ものを置くには中途半端な場所でもあるため、「どう活用していいかわからない……」とスペースを余らせてしまう人も少なくないんだとか。L型キッチンにリフォームする場合は、どこに何を置くのかを頭の中でイメージして、レイアウトを作っていくのがベターです。

L型キッチンのリフォーム工事について

Lazy dummy

L型キッチンのリフォーム費用の目安

さて、気になるL型キッチンへのリフォーム費用の相場の目安ですが、シンプルなもので約65万〜90万程度と言われているものの、実際は150万前後で行う方が多いよう。インターネットで検索すればリフォーム事例とかかった費用感が調べられますから、ご自宅と比較して一番近いものを見つけて検討してみましょう!

L型キッチンのリフォーム工事期間は?

シンプルなものであれば数日で終わることもありますが、3カ月以上かかる場合も。リフォームしたいレイアウトや、完成のイメージによって変動するので、見積もり時に個別に確認するようにしましょう。水道管の位置や搬入経路など必要事項を確認後、具体的な工期が提示されます。

L型キッチンにリフォームする際のポイント

Photo by Al Kawasa on Unsplash

夢広がるキッチンのリフォーム、頭の中では理想のL型キッチンをイメージできた! と思っても、実際使ってみると使用感がいまいちだったり、使い勝手が悪いことも……。せっかく高いお金を出して行うキッチンのリフォーム、後悔が残らないように、よくある失敗ポイントを事前にチェックしておきましょう。

リフォームの注意点

使わない収納はむやみに増やさない

保存食の収納などに便利そうと、つい手を出してしまいがちな「床下収納」。しかし、実際使ってみると、いちいちかがんで取り出さなきゃいけないので、思ったより使わない……なんて話もよく聞きます。収納スペースはつい増やしたくなりますが、お金もかかることなので、「本当に使うか?」と自分に問いかけ、必要なもののみに絞ったほうが無難です。

キッチンの日当たりには要注意

窓から差し込む太陽の光を感じながら、料理を楽しみたい……。そう思ってキッチンに窓をつける方も少なくないようですが、実はこれにもデメリットが! 食品は、冷暗所での保管がよしとされるものが多いため、差し込む直射日光の影響で温度が上昇し、思っていたより早く食材の劣化が進んでしまう、なんてことも。窓を取り付ける場合は、日よけを作るなど環境にも配慮するようにしましょう。

キッチンの高さは事前に確認

意外と多いのが、実物を見ずにオーダーしてしまい、キッチンの作業台が自分の身長や腰の高さに合わず、使いにくいという意見。高すぎても低すぎても、体を痛める原因になりますから、キッチンの高さは、必ず事前に確認するようにしましょう。

アイランドキッチンはズボラさんに不向き!?

実際私の周りで起こったことなのですが、広く見えるからとアイランドキッチンにしたものの、リビングから丸見えなため、こまめに片付けなきゃいけなくて面倒くさくなった……という声が。片付け習慣が染み付いている場合は問題ないのですが、ズボラ気味な人にはアイランドキッチンはあまり向かないかもしれません。

まとめ

キッチンは主婦の城! 毎日立つところですから、使いやすく、居心地のいい場所にしたいですよね。比較検討を繰り返し、納得のいくリフォームプランを作ってみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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