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2018年09月13日 19:00 更新

育児中の買い物ストレスを、グーンと減らしちゃう方法

育児中のお悩みのあるあるだと思うのですが、子ども連れのお買い物って、なんであんなに大変なんでしょうね。買い物カゴを持つママの横を、走り去っていく子どもたち……最後には駄々をこねられ、泣かれる始末。そんな時期を少し乗り越えた私から、子連れ買い物のストレスをグーンと減らしちゃうテクニックをお伝えします。

こんにちは、広島のライフオーガナイザー®片元友紀です。

現在、私は小学生の男子二人の母親です。2歳差で二人いるので、この兄弟が騒ぎ出すとスーパーは大惨事となります(お恥ずかしながら、そんな経験もたくさんしてきました)。

長男を出産し、6年半の間は専業主婦だったので、赤ちゃんを抱っこしながらの買い物や、ヨチヨチの幼児を引き連れながらの買い物も経験してきましたが、子ども連れのお買い物として大変なのは、やっぱり子どもたち二人が幼稚園くらいの時でした。

そして今は、ちょっとした反抗期のある小学生へ。

過去も現在も『実験中』ですが、子ども連れのお買い物で悩み、読んでくださっているママが少し心が軽くなるような方法を、今回はお伝えできればと思います。

意外と効果抜群な【ママのお願い】

Lazy dummy

子どもたちは、ママの気持ちを正しくわかってる?

「お菓子をねだられるも、毎回は買いたくないし……」「駄々をこねられて泣かれるのも、嫌だなぁ……」とお悩みのママも多いはず。私もそうでしたもん。

なるべく夫がお休みの日、家で子どもたちを見てくれている時に一人でスーパーに行きたいとはいえ、毎回叶うはずもなく。オムライスを作りたいときに限って、卵がなかったりして(苦笑)。

やっぱり子どもを買い物に連れて行くことになると、お菓子をねだられ、アイスをねだられ、しまいには泣かれ……。私は卵が買いたいだけなのに! と思いつつも、こちらが根負けして「もー、一個だけよ!」と言ったら、それが習慣化されてしまったなんてことも。そんな自分にも、嫌気がさしてしまうこともありますよね。

それが何回か続いた時に、ハッ! と気がついたんです。

「もしかして、お菓子をねだったり、駄々をこねたりするのって、私(ママ)が困るって思ってないんじゃないの?」「大好きなモノたちが溢れている場所(スーパー)に勝手に連れて行かれて、そこを通り過ぎるって、難しいんじゃないの?」ということに。

つまり子どもたちに、
1)私(ママ)の意思
2)スーパーでどうしてほしいか
をきちんと伝えていないから、わからないんじゃないかな? と、仮説を立ててみたんです。

【お願い】は、具体的かつ〇〇形で!

Lazy dummy

そこで、当時5歳と3歳の息子たちに、スーパーに入る前の車の中で【お願い】をしてみました。ここはかなり慎重に、具体的に言ってみました。

「ママは、あなたたちにおいしいご飯を食べさせてあげたいと思っています。けれど、今冷蔵庫の中には食べるものがないので、スーパーでお買い物をしなければなりません。

スーパーにはいろんなものがあるね。楽しいものもいっぱいあります。あなたたちが好きなものがたくさんあるのもわかっているんだけど、今日はママの隣を歩いてくれる? 一緒にカートをゆっくり押してくれる?

そして、帰ったら楽しみにしていた〇〇のジュースを一緒に飲もうね!」
と伝えてみました。

ポイントは
1)私(ママ)の現在の状況と気持ちを伝える
2)子どもたちのしたいことも理解していることを伝える
3)今回してほしい具体的な行動
4)終わった後のお楽しみ
を順を追って伝えること。

そして何より気をつかったのが『否定形を使わない』こと。

・走らないで!
・騒がないで!
・買わないよ!
・持ってきたらダメだよ!

どれも言い慣れているし、自分も幼少期に親から何度も言われ慣れてきた言葉たち。これらの言葉を考えた時に、頭には走っている姿に×がついた自分を思い浮かべませんか? まるで映画館での鑑賞前の注意事項のように。

これって、一度は走っている姿を頭に思い起こしてしまうため、×の存在を認識できないんですって。だから、「こぼさないで持ってね」って言ったのにすぐこぼしちゃったりするのって、この効果が発動しているみたいです(この場合は、しっかり持って歩いてね、が正解になるのかな?)。

だからこそ、否定形を使わずに、とにかく子どもの頭の中でイメージしやすい肯定形に直していきます。今回の場合は、『私(ママ)の横でカートを押しながらゆっくり歩いている』姿ですよね。

初めは少し難しいですが、だんだん慣れていきますよ!

【お願い】の結果とその後

Lazy dummy

結果はというと【お願い】した通り、横にくっついて一緒にカートを押してくれている! いつもみたいに一直線にお菓子売り場に行って、ヒーロー戦隊もののグミをねだらない! なんか、いつもよりちょっと緊張している顔?

すごい! 恐るべし子どもの理解力。

すごい! お願いの力! とちょっと感動してしまいました。

私が【お願い】したことで、子どもたちにとって『スーパーはいろんなお菓子が売ってあって、わがままを言える場所』から『なにかわかんないけれど、ママの目標をかなえてあげなきゃいけない、頑張る場所』となったみたいです。

子どもたちにとっては、達成すべきミッションに(笑)。

この日、無事に帰ってお楽しみのジュースを飲んでいる二人の子どもたちの顔は、なんとなく達成感があるように親バカな私には見えました。

だけど、毎回毎回は小さな子ども相手には使えません(苦笑)。たまーに行った夫とのお買い物で、おねだりを成功させることもありますよね(ちょっと腹も立ったりしますよね、こっちは頑張ってるのにー! って)。……まぁ、それはそれでアリとしましょう。

私も毎回はアイスを我慢できませんし、“たまには” の許容範囲です。

だからこそ、3回連続でお買い物ミッション(ここで言う、子どもたちのモノを何も買わないお買い物)を達成できたら、好きなアイスを買ってあげる、などのご褒美設定は大切です。それが子どもたちに、ここぞという時で我慢してもらえる次へのエネルギーになるから。

まとめ

今悩んでこれを読まれている方はきっとご自身を責めているはずです。「こんなに怒鳴って、何も言うこと聞いてくれなくて、私ってダメな母親なんだわ……」と。

ママって、それだけですごいこと。いつも頑張ってらっしゃると思います。

だからこそ、考え方を少しだけ変えてみて。いつも憂鬱だったお子様との買い物が、少しでもご家族の楽しいミッションとなって気持ちが晴れるように、【お願い】を参考にしてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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