【キッチンガーデン】ハーブのポタジェ風コーナーを作ろう!
暑い夏だと、どうしても億劫になってしまうガーデニング仕事。そんな時期は、キッチンにグリーンのコーナーを作ってしまうのが◎。今回は、キッチンの空いたスペースで育てられるオススメのグリーンについてご紹介します。
こんにちは。フラワーデザイナーでフォトスタイリストのはぎわらりえこです。
連日の猛暑。今年の夏は、本当に暑すぎます! 我が家の家庭菜園も、あまりの暑さにキュウリの苗が枯れてしまいました……。
今回はそんな酷暑の中でも育てられる、グリーンの活用方法をご紹介します。
ポタジェとは?
本来ポタジェ(potager)とは、家庭菜園を意味するフランス語です。果樹、野菜、ハーブ、草花などを混ぜて植える、実用と観賞の両方の目的を兼ね備えた庭のことなんだそう。
そんな、ポタジェ風のコーナーをおうちのなかで、中でもキッチンの空いているスペースに作ってみませんか?
今回用意したのは、この4つのハーブ
上から
・ワイルドストロベリー
・パープルセージ
・ローズマリー
・バジル
の4種類
ハーブの種類と特徴について
①ワイルドストロベリーは、バラ科の多年草
小粒なイチゴの実は、甘くておいしいジャムになります。日陰でも育ちますが、水はけのいい土を好みます。
②パープルセージは、シソ科の多年草
赤紫の美しい葉が特徴のハーブで、夏から秋にかけて紫色の花が楽しめます。育てているうちに、花が咲いてくるかもしれません。
肉料理に使うと臭い消しの効果があるハーブです。陽当りを好む性質をもっています。乾燥気味の土で育ててあげるのが適しています。風通しの良いところを好みます。
③ローズマリーは、シソ科の多年草
肉の臭み取りと香りづけ、ビネガーオイルなどの料理にいろいろ使えるほか、ガーデンの鑑賞用、さらにお風呂、ポプリなど、幅広く利用できます。
ローズマリーの香りは、記憶力を高める香りとも呼ばれています。育てる環境は、日当たりを好みます。水は乾いたらたっぷりとあげると良いですね。
痩せた土地でも育ちますが、理想は2カ月に1回くらいの追肥をすればOKで、肥料もほとんどいりません。
④スイートバジルは、シソ科の一年草
イタリア料理では、パスタやトマト料理に良く利用されているスイートバジル。この中では、一番身近なハーブではないでしょうか?
ポット苗は、花屋さんや園芸店(ホームセンターの園芸コーナー)で手に入ります。
そのままポンと置いただけのポタジェ風コーナーは、料理に「ちょっとだけ使いたい」なんて時にとても便利です。水やりだってキッチンにあるので簡単!
夏が終わったあとの楽しみ方
暑さが和らいで来たら、ローズマリーとパープルセージ、ワイルドストロベリーは鉢植えにして、今度はベランダや玄関先、庭でガーデニングとして楽しみましょう。
特にローズマリーは、ハーブの特徴でもあげましたが、手間いらずです。しかも寒さにも強いのでほったらかしで大丈夫!
枝が伸びてきたら剪定がてらカットして吊るし、スワッグにするのも良いですね。
ローズマリーのとても良い香りが部屋に広がります。記憶力を高める香りのようなので、お子さんの勉強部屋のインテリアなどにいかがでしょうか?
まとめ
いろいろと活用できるハーブの苗で、お得にグリーンのある暮らしを楽しんでみて下さいね。
文・写真 はぎわらりえこ