セリアの水性塗料は本当に使える？　DIYアイデアと注意点

セリアの水性塗料は、水性ニスと水性塗料とに分けられます。

水性ニスは、うっすら木目を生かすのが特徴。使いやすいことから人気が高く、好みの風合いになるまで重ね塗りするのが普通です。カラーは、つや出しニス／メープル／ウォルナット／ライトオークがラインナップされています。

水性塗料も人気商品で、かつて学校で使っていた絵の具のような感覚で使えるため、DIYビギナーにぴったりです。水性という名前が付いていますが、いったん乾燥してしまえば耐水性に優れているのが特徴。屋外など水濡れしやすい場所でも安心して使えるのも人気の理由です。アンティークっぽい質感で人気のアースホワイトのほか、スモーキーブルー、スモーキーピンク、ナチュラルベージュなど、くすんだ風合いのものがとくに充実しています。

セリアでは、塗料だけでなく各種ペイントグッズも販売。

例えば、刷毛などは実に種類が豊富です。ニスやペンキに使えるものだけでも、刷毛の先が20mm、30mm、50mm、70mmのものがそれぞれラインナップされています。ちゃんと斜めに角度が付いているなど、塗りやすく工夫されているのが特徴です。

塗る場所によって刷毛のサイズをかえると、作業効率は大幅に向上します。できれば2種類くらい購入して、必要に応じて使い分けるのがおすすめです。刷毛のほか、パレットや刷毛を洗うための水入れもありますよ。

トンカチやノコギリなどを使った本格的なDIYには抵抗があるという方でも、水性塗料を塗るだけの作業なら手軽に始められるはず。定番はやはり木材のペイントです。まずはフォトフレームやコレクションケースなど、小型のものからはじめてみてください。水性塗料でペイントするだけで、グンとおしゃれに見違えるものです。慣れてきたら、スツールなど徐々に大きなものに挑戦するとよいでしょう。

木材以外では、例えば、鉢やツナ缶のリメイクがおすすめ。手順はとっても簡単。全体に水性塗料を塗って、セリアの「転写シール」を貼るだけでOKです。事前にシールを貼りたい場所を拭いて、ホコリなどを取り除いておくと、シールをキレイに貼ることができます。

そのほか、水性塗料は扇風機の羽など、プラスチックにも塗ることが可能です。

水性塗料の塗り方は自由ですが、ムラなくキレイに仕上げるには、ちょっとしたコツが必要です。以下のような手順で試してみてください。

1. 塗る対象となるものの表面に付着した汚れやホコリを取り除きます。
2. 水性塗料がよく混ざるよう、しっかり振ります。このとき、容器のフタがちゃんと閉まっているかどうか確認してから行ってください。
3. パレットや小皿に水性塗料を出します。不要なプラ容器を使ってもOKです。
4. 水性塗料によっては粘度が高いものもあります。塗りにくいと感じたら水で薄めましょう。
5. 刷毛で水性塗料を塗っていきます。このとき、塗る色ごとにパーツを分けておくと、作業効率がアップしますよ。
6. 重ね塗りしたい場合は、2時間（冬場は6時間）ほどおいて、水性塗料が乾いてから行ってください。
7. 完全に乾いたら完成です。

水性塗料を使用する際、作業するスペースには、ゴミ袋など大きなビニール袋を広げておくのがおすすめ。新聞紙は水性塗料がくっついてしまうので避けるのがベターです。

水性塗料は、表面がツルツルしたものよりも、ある程度のざらつきがあるもののほうが馴染みやすいのが特徴です。プラスチックや缶・鉢などに塗る場合は、サンドペーパー（#280など）で表面を粗くしてから塗るとよいでしょう。

水性塗料を塗ったあとにニスを塗る場合は、塗る対象によって水性ニスと水性ウレタンニスを使い分ける必要があります。水性ニスは、乾燥した後もある程度やわらかいのが特徴。逆に、水性ウレタンニスは、乾燥すると固い皮膜ができます。テーブルのように耐久性が必要なものの場合、水性ニスを塗ってしまうと跡がついてしまう恐れがあるので、水性ウレタンニスがおすすめです。

また、水性塗料にはニオイがあまりありません。そのため、つい忘れてしまいがちなのですが、十分に換気しながら作業を行ってください。

セリアの水性塗料なら、いろんなものに使えて手軽にリメイクを楽しむことができます。かわいいカラーが揃っているので、好みの色合いにペイントしやすいですよ♪　さらに、しっかり乾燥させれば、色落ちの心配もありません。

まずは、100均で手に入る材料を使って気軽にDIYを始めてみませんか？